うちの事務所がフツーの総合ビルのオフィス塔にあるので、階下に行くとレストランがあるんだな、これが。
でもそんなところは大体高いし、下手すると知り合いに遭遇するというリスクをはらんでいるため、そこでlunchはせず、置いてあるベンチというより椅子、で本を読んだり、サンドウィッチ食べたり。
で、そこの椅子の1つに毎日必ず座っている60がらみのおっさんがいる。何しているかというと、なにもせず、腕を組んでふんぞり返ってのビンボーユスリ。
ブッキーなので、なるべく近くに行かないよう、ちょっと離れて座って、耳にイヤホン突っ込んで本を読んでいたり、競馬収支をつけていたり。
さて、このオッサンの身の上を考察してみた。
【仮定1】
自宅には会社を辞めたことを言えずに、毎日自宅を決まった時間に出てくる、カワイソーな中年。
【仮定1に対する否定的要素】
にしては、いでたちがカジュアルすぎる。その様な輩は本来スーツを着ているはずである。
毎日ほぼ同じいでたち。ブルーの半そでポロに、紺のゴルフパンツ、ブルーのスニーカー。以上。
は、会社に出社するいでたちには非ず。現場ならいざ知らず。
【仮定2】
実はどこかの会社のヘッド、または人類行動学の大家で、日々人間観察をしている。
【仮定2に対する否定的要素】
あまり思いつかず。しかしながら、だったら何かしらメモをとるんじゃないのか?とか。
【仮定3】
芸術家←アリかも。
ま、そんな訳である日、ビジネスの会話を丁寧な日本語で携帯電話でしている誰かの声が、聞こえてきたんだな。かなり丁寧なしゃべり方をする人だなと目を上げると、件のオッサン。
剋目させていただきましたっ!
「ええ、また今度よろしくお願いしますっ」
とごくフツーの会話をしていたので、びっくり。
携帯持ってるんだとか、かなり落ち着いた話し方をする人だというbasicなことから、話の内容から、就職活動に失敗したのか?という邪推まで。
こ~んなおっさんがいるんだぜ。と話をしたところ、「毎日見かけるんだったら、向こうも認識しているかもしれないから、今度名刺交換でもしてみたらどうか?」と目の醒めるような提案をいただきましたが、名刺持ってるんだろうか?
そんなんで最近姿を見かけるたびに、いつ名刺差し出そうかワクワクそわそわしているわけです。アチラさんは相変わらずビンボーユスリしているんですけど。
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