有馬の前に③

ディープが勝ったら号泣するかも…と言っていたけど、正直それどころでは全くなかったです、はい。
まず、スイープトウショウ様がゲートに入らない…。
想定の範囲内とはいえ、初めての競馬場、周りはむっさい牡馬ばかり。
パドック周回中から既に物見を開始していて、あやしげな雰囲気は醸し出していた。

うしろのおっさんは、早いうちから盛んに池添に賭けていて、
「スイープどうしようかな～（スイープトウショウかな～）」

というお寒いギャグをさんざん聞かされていただけに、（かなり指差して笑いたい）ちょっと哀れみの気持ちを持つことができました、クリスマスイブだけに。
女王様がイヤイヤゲートにしまわれると、府中でも拍手が沸きあがる始末だ。

ディープがゴールした瞬間も、
「ああっ、もうコイツのことはどーでもいいっ！ダイワメジャーが3着に残ったのか、ドリームパスポートに交わされたのかっ？！ダメジャさえ残っていれば、オレの馬券はっ！！」

という欲望に呑み込まれておりましたので、感動皆無でした。

周りからは「ポップロック買ってないっ！！」と悲鳴が上がっていました。
イマイチ臨場感に欠ける府中競馬場、感動よりも勘定が勝るのでしょう。