放馬（その2）

(前回までのあらすじ)
放馬したフェイトフルウォーは、自分を捕まえようとする誘導馬君を恐怖のどん底へたたき落としておきながら(ウソ)、未だ逃走を続けていた。

さて、坊ちゃんは悠々とゴール板を逆から横切り、逆送を試みたんだな。

ところが、残念なお知らせ。ここで待ち構えていた係員に包囲網に誘導される。

ここで、慣れた馬は、この放馬柵(？なんか違う)飛び越えて、さらにその向こうの世界へ歩を進めてしまうのだが、さすがにまだ世慣れていない2歳馬は、ここをジャンプするという術を持たず、ついに身柄確保！

ここで満場の観客から惜しみない大拍手

ここから1800mのスタート地点まで移動。しかし、この身柄を確保された場所はウイナーズサークルの前。ロケハンを兼ねた放馬だったのか？

さて、こんな場合馬体検査があって、馬が疲れていたらそのままスクラッチになるものの、このフェイトフルウォーはそのまま発走。
全馬、無難にスタートを切ると、残り300m地点で、問題のフェイトフルウォーが敢然と先頭に立つ！

どよめく競馬場、そして大歓声。

そして、そのままゴォォォォォォォォーーール！

あれだけ暴れて1着！

父、ステイゴールドより100kg近く大きい馬体、似てないけど、やることは似ている…。
おめでとうございます。

大歓声に包まれたゴールと表彰式。ある意味「伝説の新馬戦(笑)」
昼前なので、それほど観客は多くないとはいえ、ものすごい大歓声。ステイゴールドの勝った目黒記念並みの(それはオーバー)。
今、ステイゴールドが熱い！