
戴国の麒麟、泰麒が、蓬莱では「神隠し」という言葉で表わされるが、見つけられて十二国側に無事戻って来たという話。
この間読んだ「魔性の子」では、また蓬莱にいるのだから、この麒麟は再び海を渡ってしまうんだな。
「ボクできそこないなんです」
蓬莱では変な子だと祖母から厳しいしつけ(という名のイジメ)を受け蓬山にあっては、麒麟の姿になることもできず、使途(?)も持てずという、自己申告通りの「できそこない」だったようだが、ちっちゃい泰麒の姿を想像するとなんだか可愛い。黒い麒麟は珍しいといっていたな。
周りは女子(だと思う)の仙人ばかりで、ちっちゃいとはいえ、これはハーレム状態ではないかっ!!こんな女ばかりの園で育つと、オネエになっちゃうぞー!!
大きなお世話です。
麒麟は王を選ばなくてはいけないので、泰麒も現在空位となっている戴国の王選び開始するのだが、子供だから選び方が分からないと。仕方がないので、景麒を呼んで、「ま、ここはヒトツお若い方同士で、ホホホ」になるが、景麒ってこんなキャラクターだったんだな。子安が比較的軽佻浮薄なキャラをやってるから、アニメ見てもここまでクールな役ではないような気がしていたのだが、かなり空気読めない麒麟で笑った。
結局、その後何があって、再び蓬莱に流されてしまうのか、講談社から出版されているものについては読んでいないので、次回出るのを楽しみにしたい。
これを読んだ後で「魔性の子」を読むと、非常に分かりやすいのだよ。
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