ころがせ複勝!

日々のぼんくらな生活の中でのあれやこれや…

本を読む (奔る合戦屋 上下by 北沢秋)

2012-10-26 22:05:11 | 読書

日本語の本は、斯様に日々時間と財産を侵食するが知識欲は満たされる by オレ。
まあ、夜ちょっと1杯飲んで帰って来たかと思えばという出費だが、毎日600円の文庫本を購入するというのは贅沢だよなと思った。

4月に購入した奔る合戦屋 上下by北沢秋
そうか、最初にこの設定があって"哄う合戦屋"につながるんだ。正しい石堂一徹の作り方という話。
"哄う"は、深志から塩田平と我のノートに書いてあるのでそこら辺ですが、深志に移動する前、石堂家は中信濃に住んでいたらしいが、仕えている村上氏に大しては外様。村上氏といえば北信濃の豪族で、水内郡も傘下にしていたといえば、多分、我の自宅付近もモロに村上氏統治下だ。そこにちょっかいを出してくるのは、おなじみ隣国のマムシ武田信虎。
この武田嫌いなのはDNAに組み込まれているんだろうか?イヤでも不思議なのは、一族は未だに旧安曇郡にいるので、別に村上氏配下だった訳ではなく、真田家関係なのだが、なぜ against TAKEDA?
チョットリユウガワカリマセーン。

どうでもいいことです。武勇の誉れ高い石堂一徹、金融担当大臣(?)であるその兄、よくできた両親、よくできた家来(三郎太)の人々がいて、一徹はよくできた女、朝日を妻にする。そして、才能のある猿(あー、名前忘れた…)、よくできた(?)水呑み百姓の娘はなを女中として手元におく。

…あまりにもいい人が多すぎて、薄ら寒くなった。こんなことは現代社会においてすらまずない、しかもこれは戦国時代。
まあ、前作の"哄う…"から読んでいるのなら、年号が遡っているし、前作で描写されている"堅い"一徹とのギャップがあまりにもありすぎるので、みえみえの設定なんだなと理解できる。あ、そうか、そのギャップを理解できるように薄ら寒さを感じるほどの設定にしていたのか。

信虎、相変わらず"御主も悪"であった。

そして昨日見つけた"翔る…"で完結するんだろう。で、改めて"哄う…"を読みたい!!と思ったのだが、見つからない!!それから、上下に分ける必要があったのか、この本?600円×2だぜ?1200円?高くないか?


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