全馬無事に

Hong Kong Vaseを見ていて、あー、2年前から香港競馬に行ってないんだなと思った。2年前は、香港の自由化の一件で、大学生と警察が衝突を繰り返していて、沙田競馬場の近くに大学があり、City Centreも危険なのではないかと言われていたので、渡航をあきらめたのです。そこへもってきて、去年はCovid-19で全く行かれる状況ではなく、今年は行けるかもと思っていたのに、Omicronが出てきて、もう永遠に香港に上陸不可能なんじゃないかと思っている。Vase終了直後は本当にグローリーヴェイズ香港ヴァーズ優勝おめでとうおめでとう！！とものすごくおめでたい脳内になっていて、香港の次のレースと阪神JFが同時刻の15:40発走で、画面2つ見ながら、ウキウキパニック状態だった。なので、｢これはひどい事故！｣と香港のアナウンサーが叫んだ瞬間は、テレビの阪神JFが視線の先にあったので、事故の瞬間は見ておらず、香港のレース映像を見たら、脳が｢これは何の映像？｣と事故に対する理解を拒んでいた。立ち上がった馬が内埒へ向かうのも見えた。直線ゴール前で、軸にした12. レシステンシアがツッコんできたのは分かるけど、ダノンの勝負服もシルクの勝負服もゴールラインを通過しないのを見て凍るような感覚がした。こんな悲惨なことと紙一重のことを毎週見ているんだと思うと、動けなくなった。レシステンシアはおおしかった！と後から思ったけど、事故に遭遇した馬たちはトラウマにならないんだろうか？ジャンパーの馬たちは、自分が落馬した障害は覚えていて、飛越を拒否することがあるというので、そのくらい心が傷ついているのだということだよ。2021年の香港スプリントの映像は二度と見ることはない。亡くなったアメージングスターとナブーアタックには心から祈りたい。怪我をした人馬も早くよくなって欲しい。