ふと思ったディープインパクトとステイゴールドの違いがなんたるかを漠然と。
とりあえず、ステイゴールドは好きだな。といっても、現役時代のステイゴールドの大ファンというわけではなく、好きになったのは引退レースのちょっと前から。
私を生れて初めて香港に行かせる気にさせたのはステイであり、
「ヤツの引退レースを見届けなくてはいかん、見ないと一生後悔する!」
というある種の使命感すら持って香港へ行っちゃったような。行かなかったら本当に後悔していた。
ディープは確かに好きだけど、スーパースターをみるようなミーハーな一ファンとしての好きなんだな。
ステイゴールドはスーパースターって感じじゃないと思うんだけど。
そんなわけで、ディープは海外で1回走って失格になった。ステイゴールドは2回走って2回とも勝っている。よもやそんなことの違いかな?
ディープは既に本体がほぼパーフェクトな馬。クラシックの時期からきちんと活躍でき、その後もスーパースター街道まっしぐら。絶対に勝つだろうという王道を行くのが役目だった。
一方のステイは、なんとなく菊花賞に間に合って、その後も重賞2着を繰り返し、いつか勝てるのかもしれないというじれったさを与えるのが役目だった。
共通項は小さいということと、引退がそれぞれ4歳暮れ、7歳暮れで、これからの成長を見てみたいと思わせながらのものだった。
ディープ自体が完成されている馬だとしたら、お相手になるのはなるべく同じようにパーフェクトな方でないと、ナニをどうしたところで結局父よりマイナスになり、あの父を越える馬の出現はほぼ無に均しくなってしまう。
ステイゴールドは悪の限りを尽くしている(3戦目でコーナー曲がらずクマちゃん落馬とか…)し、欠点も色々ありありなので、そこを補って完成を目指せるようなお相手なら、プラスに働くこともある。まあ、マイナスになっちゃったかなーってのがほとんどなんだろうが。
その両馬の持つ、
「もしかしたら」
というバッファーの違いなんじゃないかな。
お相手も、ナカヤマフェスタのお祖父さんはタイトスポットで、ドリジャニ&オルフェ兄弟のお祖父さんはメジロマックイーン。なんという土着な血統!!
てなことを書いていてちょっと感傷的になったのは、
「だってサンデーってマックのこと大好きだったじゃないか!」
ってことで。
サンデーの馬房の前に来ると、なんか唸っている訳ですよ、これまでに聞いたこともないような馬の声で。変なブラックホールが中にあるような感じ、イヤ、ブラックホールがどんなんかは知るわけねーですが、妖気が漂っているんです。
それなんだけど、隣の馬房にいるメジロマックイーンをやたら気にしていて、マックが外に出ようかな…っとやっぱり出ないよ~みたいなフェイントをかけるとそれに引っかかって、
「おっとぉっ!!!」
ってまた引込んじゃうんだな、サンデーが。
その2頭の駆け引きが面白くて。カンペキ天然だろうと思われるマックをサンデーはあくまでも、
「マックと一緒!好き好きマック!!」
のスタンスを崩さずにいたと思われる。
その大好きなマックと同じ「祖父さん」の地位に君臨できるんだから、サンデーはさぞ嬉しかろうと思うんだよね。マックは別になんも考えていなさそうなんだけど。
いい子供が生れるであろうと期待させてくれるディープインパクトと、なんかやってくれそうな子供が生れてくるかもしれないというワクワク感を持たせるステイゴールド。
どこへ行ってもすぐ眠れるタイプなんじゃないかなステイは。
あ、2頭の大きな違いに気づいた。
多分ホモ鹿毛で、子供に栗毛が生れないディープに対し、キッラキラの金髪君まで生れてくるステイゴールド。お父さんのサンデーからも、たま~に金髪君が生れていたから、その度量の広さはステイの方が上だろう。と勝手にステイゴールドファンとして考えている。
ウム、ホモ鹿毛とはいえ、サドラーズウェルズとかダンチヒはものすごかったよな。
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