ひとの心の…

昨日の馬券、単勝当たったから、見せびらかそうと思ったんだけど、そんなことより身につまされるニュースを見て。

青森朝日放送のクルーが乗ったヘリが大間沖で行方不明になっている話で、呆然というか、びっくりというか、漁船の乗組員が自発的に捜査活動をしているという話を聞いて、なんだろうこの人たちは…と思った。
捜査をしなくてはいけないということはないはずだし、捜査協力を要請されてもいないのだろうが、
「人の命のことはお互い様だよね」
と普通に話していた漁師の方にとにかく驚いた。ここの人たちはみんなこんな人たちなんだろうか？
確かに、あの界隈の海を知り尽くした猟師さんたちが捜索するのが最も効率がいいだろうし、安全といえば安全なんだろうけど、原油価格も高騰しているし、自らの漁のこともあるだろうしと思うと、
「早く見つかって欲しいよね～」おっしゃっている、彼らの優しさにビックリしたまま、画面見てました。

雪山で遭難するじゃないですか。あの捜査ってかなり費用がかさむもので、通常は遭難した人に容赦なく請求しているはず。
当然雪山は危険と隣りあわせなので、付近の人々が捜索に協力することはあまりないと思われますが、回りの反応は、「無茶しやがって…」的なものが多いと思っていたので、今回のことにはちょっと目から鱗というか、心が洗われるというか、ちょっと反省いたしました。

今宵は七夕でございまして、白居易の長恨歌の中に
「七月七日長生殿　夜半人無私語時
在天願作比翼鳥　有地願爲連理枝
天長地久有時盡　此恨綿綿無絶期」
ってのがあったので思い出しました、ホントに早く見つかって欲しいものです。