「しつこく」新×3もろもろ日記

今になって夫が「進撃の巨人」に興味を持ち始めました^^

金子みすゞを知ってますか?

2008年09月03日 | その他モロモロ
山口県長門市(当時は大津郡仙崎村)
出身の童謡詩人、金子みすゞ
明治末期に生まれ、「赤い鳥」など童話童謡雑誌が
隆盛期だった頃「若き童謡詩人の中の巨星」
と西條八十に賞賛されたこともあったそうで。

しかし、気の染まぬ結婚をし、女児を出産したものの離婚。
親権問題でもめて、娘のふうちゃんを元夫が
連れ去らないで欲しいという一心で自らの命を
絶ったのだそうです。享年26歳。

何年か前に、松たか子が演じてスペシャルドラマ
もあったと思いますが、私はこの人の詩が好きです。
といっても知っている作品はわずかですが。
優しさにあふれた心和む言葉が彼女の詩の魅力じゃないかな。

今はみすゞの詩は教科書に掲載されているそうですね。

もっとも好きなのは、ご存知の方もおられるものだと思いますが

「わたしと小鳥とすずと」

わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。


「みんなちがって、みんないい」
1人1人、動物も人間もそれぞれ違う個性があるから
魅力的で素晴らしいのだ、という。
こんなに柔らかく説得力を持って
表現できた彼女を尊敬しています。


金子みすゞの記念館、いつか行ってみたいなぁ~

http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/misuzu.html

ブログランキング・にほんブログ村へ



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これは… (なま)
2008-09-03 20:52:57
NHKの教育TVの「にほんごであそぼ」で、
よく見ていました。
(子供向け番組も結構見てる、変な大人)
多分、それを見ていなければ作者のことは
知らなかったと思います。
こんなに若く亡くなられた方だったとは。
ご苦労もあったでしょうに、優しいお顔を
されていらっしゃいますね。
彼女の他の作品も読んでみたいですね!
返信する
おっそうですか~! (のら)
2008-09-03 23:16:29
「にほんご・・」はたまに見るんですが
彼女の詩も紹介されていたんですね~。
わかりやすい言葉ですので、お子さんにも
ぴったりですしね!
いや「にほんご・・」面白いですし
子供向けの番組は大人が見ても面白いこと
ありますよね~~。セサミストリートとか
大人になっても見てましたし♪

そうなんです、26歳で。ほかの手段は
なかったのかな~と思いますが、心優しい
彼女は自分の命をもってして
娘を守りたかったんだろうかと考えます。
そうなんです、お顔が優しい、福々しいんですね。公式サイトにも「読書が好きで誰にでも
優しい女性だったそうだ」と書かれています。

私もまだまだ知らない詩がたくさんあります。
記事内にリンクしてあるサイトを見てもらうと
「コラム」コーナーがありまして。
こちらで彼女の詩が紹介してあります。
良かったら読んでみてくださいね。
返信する
今の時代で生きておられたら (ree)
2008-09-04 12:50:04
その能力を十分に発揮され、きっと充実した創作活動や、日々の生活を送られていたことでしょう…

封建的な時代に生きてきた女性は強いと思いますし、尊敬もいたします。

ただ、能力のある女性にとっては、さぞ生きづい時代だったであろうと思うと、不憫に感じずにはいられません。

その後のふうちゃんが幸せな年月を送っておられることを祈るばかりです。

返信する
またまたありがとうございます~ (のら)
2008-09-04 18:07:49
そうなんですよね、当時は女性は結婚して家庭に入るもの。それが当然とされていたわけなんで。旦那さんが詩の世界に理解がなく詩作を禁じられた彼女の悲しみはいかばかりかと。
生きがいを奪われたようなものですからね。
本当に惜しいなぁと思います・・

記事中には書きませんでしたが、彼女には
血のつながらない弟さんがいらして。恋心
まで行っていたかどうかは定かじゃありませんが、みすずさんの詩についてもこの弟さんが一番の理解者であったようです。
(ドラマではV6の三宅君だったかな~)

みすずがこの世を去る前に、自分の創作をまとめた本を三冊、西條八十氏に送ったそうですが、手書きで写本したものを弟さんにも送られていて、現在私たちが彼女の詩を読めるのも弟さんが大事に保管されていたからなんですって。

みすずの才能に気づいてこの世に広めようとしたのは同じく童謡詩人の矢崎さんって方なんですが、この人は弟さんにも信頼されていて
「あなたは姉と同じ感性を持っているので安心です」といわれたとか。
ラジオ深夜便で矢崎さんが熱くみすずさんを
語っているので、私も記事にしてしまいましたよ(笑)

私の好きな「赤毛のアン」の作者モンゴメリも
祖父母に育てられたため、大人になってからは
2人の面倒を見ながら働きつつ傍らで創作してたんで、実に大変だったと思うんですよね。
結婚後は宣教師の妻としての活動もあり子育てもあり。そんな中であんな素晴らしい文学を生み出したので、reeさんのおっしゃるとおり尊敬しますね!!

おっと書き忘れるところでしたが・・ふうちゃんは一度何かでお顔を拝見した記憶があります。お元気に暮らされていましたよ!

私事ですが、祖母も大正の女。亭主関白の祖父をほとんど独力で老老介護して、やりぬきました。。
本当に頭が下がる思いです。
返信する
知ってますよ~! (rudo)
2008-09-06 17:19:13
長男が小学校の時、広報委員でPTA新聞を作ってました。
その時、みすゞのこの詩を取り上げました。
(障害のある人とも共に生きよう・暮らそう、みたいな特集記事だったんです)

最初のうちは「自ら命を絶ってしまうなんて。。。」と思って、それほど好きじゃなかったんです。
でも、松さんが演じたドラマを見たりして
あの時代、娘ふうちゃんを守るためには
そうするしか手段がなかったのかな、と思ったり。

みすゞの詩には優しいまなざしがありますね。
でも単に一方向からだけの見方ではなく別の(反対側からの)視点から見た「大漁」のような詩もステキだなと思います。

チョット検索してみたんですが、映画化された「みすゞ」では夫役は寺島進さん、弟役は加瀬亮くんが演じてるんですねぇ。
レンタルDVDであるかな?
返信する
そうなんですか! (のら)
2008-09-06 18:20:30
今は全社の教科書(小学校の)に彼女の詩が
載っているそうですね。私も小さいころに
出会いたかったなぁと思います。

PTAの新聞で取り上げられたんですね~。
私が通ってた学校ってPTAの新聞ってあったかな??覚えがない~。母がそういう活動には
消極的だっただけかもしれませんが。

自殺っていう最期は衝撃的だったんですが、
これだけやさしく人や生き物を見つめられる人が死を選んだということは、もうそれしか
選択肢がなかったんだろうなぁ・・・って
私も思ってます。

「大漁」っていう詩は、私はまだ読んだこと
ないんじゃないかな?あとで探してみます。
NHKのラジオでいってたんですが、当時の仙崎は
漁港として栄えていて、捕鯨も盛んだったようですが、鯨をきちんと弔って法名もつけていたんですってね。「命を大切にする」っていう
気持ちが村全体にあったんだろうなぁ・・

あっ!映画にもなってるんですね。知らなかったです。寺島さんと加瀬君が出てるとなれば気になるなぁ~(笑)見てみたいですね。
寺島さんと旦那さんのイメージ、重なりますね。適役かも。

情報もどうも色々とありがとうございます~!
返信する
素敵な詩! (紫の上)
2008-09-07 21:22:56
こんにちは。

先日は内野聖陽さんのテレビ出演のお知らせ、
有り難うございました。
見ましたよっ!黒柳さんとの対談。
内野さん、ちょっと緊張しているように見えましたが、やっぱり素敵でした。
あのような経緯で俳優になったとは知らなかったし、歌も歌うとは。多才ですよねぇ~!

あ、話がそれてしまって、私ものらさんが書かれている詩好きです!
良いですよねっ!みんなちがって、みんないい・・・と。

私は田中美里さん主演の映画「みすゞ」を見たんですよっ!
私はこの映画を見るまで、みすゞさんのこと知らなかったですが、見てすっかり好きになりました。
ロケ地も良かったし、田中美里さんが彼女になりきっていたし、寺島進さんも良かったですよ!!
鑑賞後、思わず彼女の詩集を買ってしまいました。
返信する
どうもこんばんは! (のら)
2008-09-07 21:37:44
ご覧になりましたか「徹子の部屋」。徹子さんご自身が内野さんファンということで、内野さんの出演作にも詳しかったですよね~~。

内野さんって私と同い年ぐらいだったと思いますが、大人の色気があって素敵だと思っています♪ミュージカルにもたくさん出られてるんですよね~~。今月映画館で舞台の映像を見られるゲキ×シネって企画で「メタルマクベス」
をやるんですよ。内野さんが歌ってると思うので多分見に行きますよ。詳しくは・・

http://www.metalmacbeth.jp/

みすずさんの詩、いいですよね~~。
映画は見たこと無いんですけど、田中美里さんがヒロインってぴったりだなと思いました。
山口県は何度か行った事あるんですが(祖母が出身地なので)仙崎は行った事無いんで、いつの日か行きたいなぁ~と思ってます。
詩集買われてるんですね♪じゃあいろんな詩をご存知ですよね~~。

私は今「金子みすず」で検索して彼女をめぐる人々に関しても大変詳しいサイトを発見して
読み入ってた所なんですよ~。
良かったらどうぞ↓

http://www.jtw.zaq.ne.jp/kamifu-sen/hito-misuzu.html

返信する