「しつこく」新×3もろもろ日記

今になって夫が「進撃の巨人」に興味を持ち始めました^^

教育テレビで「越路吹雪物語」を見ました。

2008年06月28日 | 映画・舞台
普段テレビで舞台劇は見ないのですが、越路吹雪を池畑慎之介(ピーター)
岩谷時子を高畑淳子が演じるというので気になって見てみました。

二人の出会いは、越路が宝塚音楽学校の学生で、岩谷が宝塚の編集部に配属されたときだそう。
意外にも宝塚の舞台で越路がはじめて歌った歌は広沢虎造!(浪曲やん)
その後、特例で宝塚に在団したまま、東京に行って帝劇の
ミュージカルに出たとか、類まれな才能のある人だったんだろうと思いました。

天真爛漫なコーちゃん(越路)とおっとりした話し方で優等生
タイプのお時さん(岩谷)は正反対の性格に見えたが、意気投合。
この芝居を見た後にちょっと検索してみたら岩谷さんは越路さんのことが
好きだからマネージャーになったという理由でマネージメント料を一銭も
もらってなかったんだそうだ。これもなかなかないことだと思う。

中性的ながら妖艶な魅力にあふれた池畑は、彼を置いていないだろうという
ぐらい役に入り込んでいた。後半ヒットナンバーを何曲か歌う場面が
あったのだけど、相当研究したんだろうな~と。
高畑は、最近「バラエティ」でのはっちゃけトーク(笑)の印象もありつつ、
やはり女優としても素晴らしいなぁと。
越路を思い、縁の下の力持ちに徹した姿は美しかったです。

舞台衣装担当だった真木小太郎(草刈正雄)と越路が仕事が縁で恋仲になり
この真木小太郎がマイク真木の父親というので、驚きました。

「愛の賛歌」の訳詩は急遽この歌をステージで歌うことになり
(越路がある歌手の代役に抜擢された)三日しかない猶予の中で
岩谷が書き上げたのだそうで。「あなたの燃える手で~」という
一度聞いたら忘れられない歌詞は、そんな切羽詰った状態で
生み出されたんだ!と感慨深かった。

去年、私は「エディット・ピアフ」の映画を見に行ったけれど
越路はピアフのファンでパリにシャンソンの勉強で短期留学して
彼女の歌を生で聞き、「歌手をやめようかと思った」というのだから
ピアフの歌声はどれだけ胸に迫るものだったんだろう。

最初は途中で見飽きてしまうかも?と思っていましたが
あっという間の2時間20分でした。声色まで変えて越路に
いどんだピーターにすっかり見入ってしまいました。


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2 コメント

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ろくっでなし~♪ (ree)
2008-06-29 19:32:54
前の会社の上司たちがよく歌っていました。

亡くなられてもうそろそろ30年になりませんでしたっけ。時の流れは速いですなあ

この劇は見ませんでしたが、ピーターにとっては、この役はやりたかった役だったのではと思いました。
もし女性ならば、このような生き方をしてみたかったと思わせる女性だったのではないでしょうか。

高畑さんははやり舞台出身だけに、舞台に帰るとイキイキしてらっしゃるのでしょうね~
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あ~どもども! (のら)
2008-06-29 20:52:43
この記事、おそらくコメント入らないと
思っておりました(笑)あんがとうございます~

そうそう、♪ろくでなし~ろくでなし~♪
あなたの好きな人と踊ってらしていいわ~~
あっ!これは「ラストダンスは私に」でしたなぁ、失敬失敬

最近は「ろくでなし」はワハハ本舗の梅ちゃんのテーマソングの印象も強いんですが、本家本元はこの人ですよね

この芝居のはじめに没年が出てたと思いますが、1980年だそうですよ。まっちゃんのおっしゃる通り30年近いんですな~亡くなって。

うん、ピーターは越路さんを大好きだったのだろうし、この役を熱望していたんじゃないかと思いますね。ラストのステージシーンは憑依してるんじゃないかと思うぐらいの熱演ぶりでしたよ。役者魂ですね

高畑さんもとてもよかったですよ~。プライベートでもピーターと高畑さんは仲良しだそうですが、こういうお芝居をすると余計情も移るだろうと思いましたよ
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