「実録・連合赤軍~あさま山荘への道程」という映画を見て、
連合赤軍のことに関心を抱き、図書館で何冊か本を借りてみました。
感想を簡単に書いておきたいと思います。(今後も数冊読む予定です)
(特に興味のない方・・スルーしてくださいm(__)m)
「続・十六の墓標」(永田洋子著)
連合赤軍女性リーダーだった人の本です。現在も死刑囚として服役中。
絵を描くことにちょうどこの本を出す頃目覚めたようで(といっても約20年前)
イラストがいくつか掲載されていますが、上手ですよ。
読んでいる限り、普通の女性に思え、なぜこの人がという感がぬぐえません。
(これは連合赤軍メンバーの本を読んでいつも感じることですが)
読みやすい部分とそうでない部分の差が大きく、内容上やむをえない
かもしれませんが、思想の話になるととたんに難しい。
理論武装でしょせん責任逃れをしているようにしか思えない箇所も残念ながらありました。
「彼女たちの連合赤軍」(大塚英志著)
連合赤軍世代の少し下の世代と称する作者が、戦後の日本の流れで
なぜ「連合赤軍事件」が起こったかを解き明かす。
「総括」と称して殺されてしまった女性と永田洋子の違い。
女性でありながら母親に「いい学校を出て自立して欲しい」という期待
をかけられたのが永田洋子の悲しさだという風にも書かれていました。
オウム真理教と連合赤軍との類似点にも言及されており、映画を見たときに
オウム真理教のことが頭をかすめたので、その点も興味深かったです。
しかし結構難しかった~(笑)こんなムズい本を読んだのは大学以来!
「氷の城~吉野雅邦ノート~」(大泉康雄著)
「あさま山荘」に立てこもった一人・吉野の小学校からの友人が書いた本。
学生運動にのめりこむ以前以後の吉野、恋人だった金子みちよとの関係など
よくわかりました。二人が若者特有の自己嫌悪と葛藤しつつ想い合っていたのも。
連合赤軍に関わった者の親友としての立場で書いてあるだけに、
ある程度客観的に見られたんでしょうし、一番読みやすかったですね。
金子みちよは山岳ベースで殺されてしまうわけですが、結局は恋人の吉野を
ほっておけなかった。それで山岳ベースに行ったんだろうと思うんで・・
指導部に批判的だったのも納得ですし、どこか冷めた目で連合赤軍を
見ていたんだというのが(映画でもにおわせるシーンはありましたが)改めてわかりました。
連合赤軍のことに関心を抱き、図書館で何冊か本を借りてみました。
感想を簡単に書いておきたいと思います。(今後も数冊読む予定です)
(特に興味のない方・・スルーしてくださいm(__)m)
「続・十六の墓標」(永田洋子著)
連合赤軍女性リーダーだった人の本です。現在も死刑囚として服役中。
絵を描くことにちょうどこの本を出す頃目覚めたようで(といっても約20年前)
イラストがいくつか掲載されていますが、上手ですよ。
読んでいる限り、普通の女性に思え、なぜこの人がという感がぬぐえません。
(これは連合赤軍メンバーの本を読んでいつも感じることですが)
読みやすい部分とそうでない部分の差が大きく、内容上やむをえない
かもしれませんが、思想の話になるととたんに難しい。
理論武装でしょせん責任逃れをしているようにしか思えない箇所も残念ながらありました。
「彼女たちの連合赤軍」(大塚英志著)
連合赤軍世代の少し下の世代と称する作者が、戦後の日本の流れで
なぜ「連合赤軍事件」が起こったかを解き明かす。
「総括」と称して殺されてしまった女性と永田洋子の違い。
女性でありながら母親に「いい学校を出て自立して欲しい」という期待
をかけられたのが永田洋子の悲しさだという風にも書かれていました。
オウム真理教と連合赤軍との類似点にも言及されており、映画を見たときに
オウム真理教のことが頭をかすめたので、その点も興味深かったです。
しかし結構難しかった~(笑)こんなムズい本を読んだのは大学以来!
「氷の城~吉野雅邦ノート~」(大泉康雄著)
「あさま山荘」に立てこもった一人・吉野の小学校からの友人が書いた本。
学生運動にのめりこむ以前以後の吉野、恋人だった金子みちよとの関係など
よくわかりました。二人が若者特有の自己嫌悪と葛藤しつつ想い合っていたのも。
連合赤軍に関わった者の親友としての立場で書いてあるだけに、
ある程度客観的に見られたんでしょうし、一番読みやすかったですね。
金子みちよは山岳ベースで殺されてしまうわけですが、結局は恋人の吉野を
ほっておけなかった。それで山岳ベースに行ったんだろうと思うんで・・
指導部に批判的だったのも納得ですし、どこか冷めた目で連合赤軍を
見ていたんだというのが(映画でもにおわせるシーンはありましたが)改めてわかりました。