簡単ですが、映画の感想「グッド・シェパード」「クワイエットルームにようこそ」

を書いたので、アップさせてください～。

「グッド・シェパード」

家族を取るか仕事を取るか？
CMでもこのようなキャッチコピーだったと
思いますが、まさしくそのとおりでした。

無表情で冷徹にも見えるマット・デイモン演じる
CIA諜報員エドワード。彼が6歳の頃に遭遇した
出来事がその後の彼の生き方を決定付けたのかもしれません。

第二次世界大戦～米ソの冷戦時代の話で、込み入ったことは
私も勉強不足でわからない部分もありましたが、
諜報員同士、「昨日の友は今日の敵」「誰も信じてはいけない」
極限の精神状態での過酷な仕事についている限り、
自分の家族にも安らぎを与えられるわけはなく・・
それでも国への忠誠を第一に考えねばならない
悲しさをひしひしと感じました。

約３時間という長編でしたが、気にならなかったなぁ～。



「クワイエットルームにようこそ」

精神病院の閉鎖病棟でのお話で、登場人物もなかなかぶっ飛んでる人が
多いのだけど描いていることはすごくまっとうだった。

「面白いこと」を常に追求し続け
「つまらない・真面目なこと」を異常に嫌っていた明日香（内田有紀）
その実、自分自身も凡人であることを十分わかっていて
「面白いこと」ばかり求めていた罪の重さに苦しむ・・・
それは自分を愛していなかったことにもつながるんですよね。

私だってそういうところがあるんじゃないか？
思わず自問自答してしまう話でした。

つい見た目で人を判断してしまうけど、一見まともに
見えるからと言って、決してそうだとは限らない。
そんなことも感じさせられた映画でした。

内田有紀、いいですね！
アイドル時代から見てますが、今、大人の女優として
一皮も二皮もむけた気がします。これからも楽しみ。