「しつこく」新×3もろもろ日記

今になって夫が「進撃の巨人」に興味を持ち始めました^^

「わが母の記」見てきました。

2012年05月22日 | 映画・舞台
いくつか見ようかと迷ってた作品がありまして。
そのひとつを見てきました。はじめに「CBC開局60周年記念作品」
ってバ~ンって文字が出て。え?そうだったのね。
地元なのに知りませんでした^^;

冒頭から繰り広げられる山深い風景。見事なわさび田。

久々に再会した兄妹が軽口を叩きあいつつ作業する。

作家の洪作(役所広司)と妹たち(キムラ緑子・南果歩)だ。
この会話の小気味よさは小津映画に通じるなぁ。





実母の八重(樹木希林)は長女の志賀子(キムラ)
夫婦と静岡で暮らし、洪作は東京の自宅で小説執筆にいそしむ日々。
母とは距離を置いていたのだが・・・



次第に洪作の心境にも変化が見られる。
「自分を捨てた」と恨んでいた母親だったのに。

そして自身のトラウマから束縛しがちだった
三人の娘への接し方も変わってくるのだ。

志賀子がポツリ言う

「兄さん、変わったわね。優しくなった」

志賀子は同居しているだけにまた同性だけに
どうしても母にイラつくこともある。

「壊れつつある」母とわかりながらも娘としては
そんなこと言われちゃおだやかじゃない・・




あまりに昔であるがゆえ語られることもなかった真実。
親子のすれ違いは以前見た傑作「空中庭園」を思い出した。


しかし希林さんの可愛いながら暴走する(?)
おばばさまはさすがだ!

それを受ける子供・孫たちもまたいいのだが。

食堂のシーンで大久保佳代子が出ててあまりになじんでたので
はじめ彼女とは気づきませんでした^^;

重くなりがちな内容をさらっと見ることができたのは
監督の腕と希林さんの演技あってのことかな。

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2 コメント

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今日やっと観てきました。 (るど)
2012-05-23 16:11:33
のらさんのこのレビューを見てたので、あやうく見逃しそうだった大久保さんに途中で気づきました(笑)

いろんなレビューでそれほど「泣かせよう、泣かせようとしていない」「意外と笑える」とあったけど、その通りでしたね。前半はクスっと笑えるシーンも多々あり。

雨宿りのシーンはよかったなぁ。
若い頃の母を演じていたのはややこさん?エンドクレジット見逃しました(^_^;)

9:10からと早い上映時間でしたが観客も多かったです。年齢層高めだけど(^_^)

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私も・・・ (のら)
2012-05-23 16:49:54
ほんとはヤフーレビュアー試写会に当たってもっと早くこの映画を見る予定がずいぶん延びてしまいました^^;(用事で行けなくなったので)

ね、佳代ちゃんハマってたでしょ?あの時代にいかにもいそうな顔立ち(失礼・・)かなぁなどと思ってしまいました。

私ももっとシリアスタッチかと思っていたんですが、そんなことはなく。好きな向田邦子ドラマにも通じるところがあるよなぁって。

最初の雨宿りシーンは小津映画「浮草」の1シーンを模しているそうで。私も何年か前にGyaOで見た作品ですがうっすらしか記憶がないのです^^;

私もクレジット見逃しましたが^^;也哉子さんだと思います。映画「東京タワー...」の時も希林さんの若い頃を演じてたんですよね。当たり前だけどやはり似てますね!

私はお昼の回に見に行きましたが、やはり観客の年齢は高めだったかな?

あ、公式RTもどうもありがとうございますm(_ _)m
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