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東亜大学校博物館

2011-05-17 | 博物館
こんにちは!きのこです。
釜山には釜山博物館をはじめ、福泉博物館、東三洞貝塚博物館、近代歴史博物館があります。
皆さんにご紹介しようと行って参りましたあ。


釜山市内の博物館はほとんどが釜山や慶尚南道などの近隣地域の遺物を展示しているのに比べ、ここはこの地域に限らず、考古室、陶磁室、瓦室、仏教美術室、書画室、民俗室とテーマ別に分かれていて、国宝に指定された開国原従功臣録券などの宝物11点、釜山市指定の文化財など3万点以上の遺物が展示、所蔵されています。

本来この建物は、朝鮮動乱当時に、臨時首都政府の庁舎として使われたもので、現在は内部をリモデリングし、3階に上がると、その記録室として、建物の設計図や瓦、屋根裏の梁の様子が見えるように構成されている。

入場料は無料で、金曜日は日本語のできる解説者が勤務し、案内してくれるそうだ。
じっくりと内容を聞きたいときは入口で、解説が聞ける端末機を1000ウォンで貸してくれる。日本語の解説はもちろん、中国語や英語もある。日本語の解説は聞き取りやすかった。

私が関心を持ったのは、現在5万ウォンのお札の絵柄に使われているのは朝鮮時代の学者、政治家であった栗谷先生のお母さんである申師任堂の作であると伝わる屏風にあるもの。これは描いた物ではなくひと針、ひと針縫った刺繍で描かれている。

色はさすがに褪せてしまって鮮やかさはないが、これだけ精工に描くには相当の時間と熱意が必要であっただろうと思う。偉人の背後には偉大な母がいたことが実感できる。

ちなみに周りのひと(韓国人)にこの絵、どこかで見たことない?と聞くと。どこかで見たけど~~~~~
。と知らない人が多かった。

-5万ウォン札はあまり持ち歩かないのか、カードで済ませるのか、私のように5万ウォンなんて大金で持ち歩けないのか

ま、余り気にしてないというのが正解でしょう。

興味のある方は探してみてください。

ちなみに、さすが大学の博物館だけあって、専門の解説者がすごく親切に説明してくれるのが印象的でした。

観覧案内
開館日  月~土
開館時間 9:30~17:00(16:30までに入場)
休館日  毎週日曜、祝日、開校記念日(11月1日)
観覧料  無料
行き方  都市鉄道1号線 土城駅下車2番出口より徒歩10分
     東亜大学校富民キャンパス
℡    051-200-8493

*日帝強占期の1925年に慶南道庁として建設され、朝鮮戦争中は臨時首都政府の庁舎として使われました。現在は東亜大学校博物館としてリモデリングされ、臨時首都大統領官邸と共に代表的な近代官庁として知られています。
                          
http://museum.donga.ac.kr/


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