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釜山おでん歴史館

2014-03-12 | 釜山のニュース

http://blog.naver.com/madic_kym?Redirect=Log&logNo=110184219936

この写真はサムジンのお店で購入したものです。全部で3万ウォン!

 韓国のウィキペディアには。。。

-粉食店では「オムッ」を俗に「おでん」と言っているが、日本語の「おでん」はかまぼこや大根、こんにゃくなどを汁に入れた料理をさしている。

そのため、区別されることもある。韓国で食べられている「オムッ」と日本の「かまぼこ」は違う点がある。-

つまり、どんぐりや海草などの成分を練り固めたものを韓国では「ムッ」と言うのですが、「センソンムッ」つまり「魚のすり身の練り物」なのです。

それを油で揚げているのです。そう、薩摩揚げっぽいですね。。^^日本のおでんの種のことなのですう。

このおでんとやら。韓国では屋台などでは必ずといっていいほど必須メニューになっています。

たいてい、串にさされて、トッ(トッポッキようのもち)や大根とともに、出汁のきいたピリッとするスープに入って売られているのです。

-間食として、ほとんど立ったまま、片手に紙コップ入りのスープ、片手に串刺しのおでんを持って、小皿で渡されたピリっとしたお醤油をつけて食べてます。寒い日にはこのスープがとてもあったまっていいのです-

ほかには、あの真っ赤かなトッポッキの具として薄っぺらのおでんが入っています。

また、細く切って海苔巻きの中に入っていたり、(今朝海苔巻き作ったんですけど、入れてきました)

チャプチェに味付けして入れたりと、使い方はいろいろです。

でもそのほとんどは手のひらほどの大きさの四角く薄っぺらのものでしたが、最近にはいろんな「オムッ」を見かけられるようになりました。スーパーで売られているものは中にスープの素も入っていて、懐かしい日本のおでんのような味を出しているものもありました。

 こんな「オムッ」ですが、その歴史を見ると、

日本では室町時代の中期にすでにかまぼこが登場している。韓国では18世紀の薬官イピョが書いた料理の本に可麻甫串(かまぼこ)という記載が出てくるが、これは「オムッ」とは作り方が違い、今に言う「オムッ」であるかは定かでない。一方1719年《進宴儀軌》という書籍を見ると「センソンスッピョン」という記載が出てくるがこれを韓国式の「オムッ」と見ることもある。

韓国の「オムッ」は、もともと日本の統治時代に入ってきたもので、釜山の人が建てた最初の「オムッ」工場は富平市場で始められた東光食品(創業者 イサンジョ)。1950年には日本でオムッ製造技術を学んできたパクジェドクが影島蓬莱市場の入り口に「サムジン食品」を設立した。ちょうどそのとき、韓国戦争が勃発し、避難民たちが大勢釜山に流入し、この工場は大きくなり始めた。このころ東光食品とサムジン食品の工場長出身者と共に、ヨンジュ市場にファンゴンおでんを設立した。1950年~1960年代ににはミド、ファンゴン、サムジン、トングァン、テウォン、ヨンジンなどの工場ができ、最盛期を迎えた。大企業としては1985年にサンホF&Gで作られた。このとき 「オムッ」初めて使われるようになった。

1990年代初めになって、「釜山オムッ」が屋台などで食べられるおでんが流行しだした。このとき、「釜山オムッ」は前述の「釜山オムッ」とは違う長細い「オムッ」を言うようになった。

  • 釜山のおでん
    • イカ - タチウオとイカで作られ、しっかりした歯ごたえが特徴
    • マッサル - カニカマ入りおでん
    • マンドゥ - 一見餃子だが、中には湯麺や野菜が入っている
    • コグマ - サツマイモ入り
    • ポソッ - スケトウダラ、タイ、ニンジン、ネギ、干しシイタケ入り
    • チーズ - 貝とチーズ入り
    • スンデ - 唐辛子と湯麺入りで辛い

と、ありました。一部翻訳引用です。つぎは、

http://world.kbs.co.kr/japanese/program/program_aunt_detail.htm?No=379    2011年に記載されていたKBSワールドの記事です。

おでんのおいしい季節になりました。
韓国でおでんというと、ちくわが長くなったような串刺しおでんが多く、つまりおでんの種そのものをおでんといいます。魚のすり身と小麦粉などでつくられ、細長いものの他に円っぽい形のものや板状のものがあり、材料や形のバリエーションは多くありません。板状のものはトッポッキの具やお惣菜としても食べられています。また、汁も飲みますが、この汁はおでんではなくて「おでんの汁」と呼ばれます。韓国の屋台では片手でおでんを食べ、もう片方の手で紙コップに入ったおでんの汁を飲むのが普通です。おでんの汁は無料で、おかわりもできます。
ところで、韓国でもおでんはおでんと呼ばれています。おでんは日本語なので韓国語を使いましょうということで、「オムッ」という名称があり、商品名などにはこれが使われていますが、普通ではおでんと言うことが多いです。韓国のおでんは日本のおでんに由来するもので、おでんという呼び方もその名残ではないかと思われますが、もう少し詳しくみてみましょう。
韓国でおでんが有名なのは釜山です。釜山では、植民地時代が終わったあとに残されたおでんの製造設備をそのまま使っておでんづくりが行われてきました。さらに、おでんの主な材料である魚が豊富なのも「釜山おでん」を有名にしました。他の地域でつくられたおでんは魚より小麦粉が多く入っているのに比べ、魚、しかも冷凍でない生の魚が70%以上入っているのが釜山おでんの特徴で、おいしさの秘訣です。家内工業の形で伝統的な方法でつくられてきた釜山おでんは生産量が多くなかったため、それこそ釜山でしか食べられない名物でした。それが、製造工程の機械化が進んだ80年代半ば頃から、他の地域でもおでんが大量生産されるようになりました。特に大手企業の進出が増えた10年ぐらい前からは、本場の釜山おでんはシェアを減らしているだけでなく、釜山おでんという名称が商品名としてやたら使われるようになりました。商標登録などがされていなかったので仕方ないといえばそれまでですが、スーパーで売られている大手企業の製品が本物の釜山おでんだと思われるのは、釜山出身の私としては心外です。
こうした状況を打開しようと、釜山地域のおでんメーカーが中心となって、「釜山おでんレシピコンテスト」を開いたり、おでんに関連したドキュメンタリーの制作を主導するなどの努力が行われています。釜山おでんに再び栄光あれ。

 

 う~ん、そうだったんですね。日本人が引き上げていった後に残った工場をそのまま使ったのか、わざわざ日本に学びに行って作ったのか。

とにかく、釜山名物おでんなのですね。^^

 

 

 


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