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釜山乙淑島の渡り鳥

2011-10-25 | 観光スポット
こんにちは、きのこです。

最近花火大会の準備でいろいろ忙しかったのですが、たまった写真を少しずつアップしていくことしました。
そこで、10月8日に行って来た、猛禽モリという沙島の写真からアップします。

ここは、乙淑島の尖端から船に乗って行かないといけないところですが、この日はある環境団体のボランティアに参加して、沙島の葦の原に引っかかったゴミの掃除に行きました。
広い河口に広がるデルタ地帯にいくつもできた沙島。そこには無数の渡り鳥がシベリアから渡ってきます。

白鳥や鶴、コウノトリまで訪れるというから、バードウォッチングに最適な場所。近くにはエコセンターというこうした渡り鳥を間近に見れる建物があり、自然を学ぶ学習場になっています。

このエコセンターから、更に河口に向かっていくと小さな船着場があり、そこから乗船。
ほんの10分ほどで、猛禽モリという沙島に到着。

ここは全体が浅瀬になっているので、小さなボートに乗り換えました。
そしていよいよ猛禽モリへ。

到着すると一面の葦の原。この日はきれいに晴れ渡って、まさにお掃除日和。さっそく子供たちと葦の原へ突入。一応安全のために救命胴衣を身に着けていましたが、暑くて脱いじゃいました。

葦の原にはペットボトル、電球、ライター、発砲スチロール、瓶、木片、靴、プラスチックのほうきやビニールなどいろんなものが流されてきていました。

その一つ一つを拾いながら、こんな河口まで流れてきて、私が拾うことで、海のゴミにならずに済んだんだなんて一人感動に浸っていました。

足元にはカニがいっぱいいました。大きくても5センチほど1センチくらいのかにもうようよいました。あまり天敵に会うことがないのか、逃げても穴に隠れるだけ、じっとこっちの様子をうかがってる様子が何ともおかしくて。一緒に行った子供たちが楽しそうに、ゴミも拾いながら、かにと戯れてました。

お昼は環境団体で準備してくれたお弁当を、自然の空気をいっぱい吸いながらいただきました。おいしかった。


お昼の後はもうひと仕事。たった1,2時間でものすごい量のゴミを拾うことができました。


“猛禽モリ”はメングンモリと発音します。環境団体の会長さんの解説では、川上から雨で流されてきた蛇などが、必死でしがみついたのがこの葦の原。水の上にようやく顔だけ出して、葦の茎にしがみついていると、決まってやってくるのは、鷹や鷲などの猛禽類。空中撮影をすると、そんな光景が見えるんだそうです。
そこで“メングンモリ”猛禽類がよく集まる沙島という訳なんですね。


この日は掃除を終えて、船で30分ぐらいドライブ?遊覧させてくれました。
飛行機で金海空港に着陸するときに見える、美しい洛東江の沙島。すごくきれいでした。

このころも既にかもが群れを成して南に向かって飛んでいく姿が見えましたが、11月半ば頃からが、渡り鳥は見ごろだそうです。



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