白琥・白龍

捜猫記~八ヶ岳 海ノ口自然郷で猫を捜した1ヶ月~からはじまるブログ、
猫と絵と、そのほかと。

林檎と 今年という年と

2012年12月29日 | 月待船
林檎の明るい紅と、甘やかな香りのなかで
わたしの 2012年は 
わたしと、わたしのまわりの人々にとって
「再生」 の年だったのかもしれない と思いました。


信州・上田のはるさんちから
年末の恒例?  おりんごを送ってくださいました。
箱をあけると、林檎のいい匂い。
もう冬枯れているだろうけれど はるさんちの畑の景色が目に浮かぶ。


再生。
REBORNしたものは、まだ小さい芽だけれど
希望がいっぱいに詰まっているように思う。

そしてそれは
「再生した芽」なので、
新しい命というより


生きなおす 希望 なのです。


出逢いがあって

自分探しの努力がふたたび始まった。

娘はどこかひとつだけ、なにかから抜け出たようだ。
娘との関係が新しくなりつつあり

病気をがみつかった妹や友人たちは
それぞれみんな、病を克服して、立ち上がり歩きはじめ

亡くなった年上の友人は 
病気で歩けない身体になるまえにふたたび、
10年まえの彼女のようにほんとうに自由きままにもどって翔び去ったのだとわたしには思えるし

おかあさまをおくる準備をする若い友人もいる
わたしには、神さまへのおかあさまの再生への希望のように思えるのです。



わたしを囲んでくれるひとたちは
みんななにかを探して歩き始めたような気がする

いままでの人生があったからこそ、の
強い光を内包した新しい希望の芽を抱いて。


そんなふうにまわりの人たちにまで感じたのは 
まさに、
わたしがいまそういう時期だからなのかもしれないけれど。

さて

来る年にはその希望をかならずつないで行くのです。
あきらめないことだ。


芽は自然に伸びていくのだから
明るいほうへと。









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サンタさんが来なくなった娘への、手紙

2012年12月23日 | 月待船
ことしも、心の浮き立つクリスマスシーズンが近くなってました。

あなたはもう中学生だから、
サンタさんはことしはもう、来ません。
文字通り子供騙しと知りながら、プレゼントがもらえるからと黙っていたのは、昨年だけ?
おととしも、だったかな?

サンタさんの代理を10年以上やってきて、
サンタさんてやっぱりすごいんだ、とわたしは思うようになりました。

小さな子供だったあなたが
クリスマスの朝めざめて、枕元にある包みや箱を見つけ、
開ける前から「サンタさんが来てくれた!」という嬉しさでいっぱいになって
寝巻きのままそれをしっかりと抱えて走って出てくるときの、
あの光り輝く笑顔は
いつも最高に幸せな、クリスマスの朝の
わたしへの贈り物だった。

いまでも、はっきりとあの光に満ちたあなたの笑顔を、思い出すことができます。

「指輪物語」のトールキンが
完全なサンタさんの世界を作り上げて息子に送り続けた
絵手紙を集めた絵本を知っていますか?

NORAD(北米航空宇宙防衛司令部、このまえ北朝鮮のミサイルを確認した、ちゃんとした軍事機構です。)が毎年イヴの夜に
時差を追って世界中から中継するサンタ追跡サイトを
一緒によく見ましたね。

なぜ大のおとなたちが、大切な自分の時間を削って、真剣になってそこまでするのだと思いますか?

それは、そのおとなたちがこどものとき、サンタさんが大好きだったからです。

誰でも、はっきりとサンタさんをイメージすることができます。
そして、誰もが深い親しみをもって彼の存在を守り続けています。

だから、やはりあなたにとっても、私にとっても、人々にとっても、

彼は「居る」のです。

あなたも大人にむかって踏み出したのですから、
どうぞずっと、サンタさんが来てくれた夜の嬉しさを忘れずに心にもったままでいてください。


そして、天災や戦禍によって家を失い、
いままでと違う場所で生活しなくてはならない子供たちのことを
今年、サンタさんがちゃんとみつけられるだろうか?って
心配できる大人になっていってほしいと思っています。


これは、昨年あるところに出した娘への手紙です。
だいじなところが全部削られてしまったので
ここに加筆してまた書いておきたいと思います。

http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1100291492/subno/1(口コミのところを見てくださいね)

http://www.noradsanta.org/ja/ことしも、もうすぐ追跡が始まります!!!!

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クリスマスのクッキー

2012年12月22日 | 月待船
今週は、飲みすぎたり
凄く、悲しいお葬式があったり(結局また飲んだ)
なにも片付かない週だったけれど

それでも時間を作って
水曜日の夜に娘と一緒にクッキーを焼き、

翌日、
娘がひとりでまた作った。

毎年作るクリスマスのクッキーで
大きな四角い形を6枚枚焼き、組み合わせてヘキセンハウス(お菓子の家)にしたときもあった。

反抗期の一番酷い(とわたしが感じた)ところは
抜けたみたいだ。

お菓子を焼くときの匂いはあたたかい。

焼き立てのクッキーをつまみながら「おいしいね」と言い合う


台所は 
幸せな場所。




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猫のカフェ(オレ)ボウル

2012年12月15日 | 月待船
先週、横濱赤煉瓦倉庫のアートフェスタに
だいすきな陶芸ユニットのご夫婦「鰺ぽた屋」さんが出られたので
行ってきました。


http://blog.goo.ne.jp/byaccohakuryu/e/786d6a6c310f4c8e64ead1cd4206a2cb

赤煉瓦、はじめてでしたが、ドイツのクリスマスになっていました☆(^.^)☆


優しきボーイフレンズ(^_-)とおしゃべりして、お店のブースみて、

夜の港の景色をみて
中華街で飲んで食べて、
バーで飲んで

という幸福なるヨコハマナイト

鰺ぽた屋さんのブースでは、
しっくりと手になじむカフェボウルと出逢いました。
この4、5年こういう飲み方がお気に入り。ただしこれは器が手に馴染まないと楽しめないのです。
ぴったり。



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笹子トンネル崩落

2012年12月03日 | 月待船
第一報は、娘のフェンシングの練習試合の会場、世田谷大蔵の体育館のラウンジで見た。



八ヶ岳に行くには中央高速で行く。
笹子は長い長いトンネルで、甲府盆地に入る前に通る。

娘を連れて、春に、初夏に、夏に、秋、晩秋、そして冬にも通ったトンネルである。
一番多いときには、月に2回は、通っていたかもしれない。

ひとごとではなかった。



ところが、わたしは勘違いをしていた。中央道で2番目に長いトンネル…という報道(一番は恵那山トンネルだそうだ)で
小仏トンネルと思い違いをしていたのである。

今日午後、職場のパートさんが、「そのへんは実家のあるところで…」という話になり
気がついた。

このトンネルの上り(事故があったほう)は、
運転していて、よく、気持ちがわるくなった。
天井が迫ってきくるかんじがいやで、
吐きそうになるか、
目が暗くなるのである。

でも長いトンネルなので、やりすごさなくてはならない。
それで、ひとり同乗している幼い娘に頼んで、なにかお話をしてもらったり、
歌を歌ってもらったりして
なんとか気を保って
運転して通り過ぎていた。

だから、彼女は「よく、ママに、お歌をうたってあげたトンネル」と記憶しているのである。

上り車線に限るので、
「きっと帰りたくなくて気持ちわるくなるのだろう」と思っていた。
いや、ほんとうにただそれだけだったかもしれない。



でもいやだ。
ニュースを見ていて、いやだ。



今日は風邪がついに身中に入り、
ぼおっとしていて 
暗くなった頃から、どうもよくない。
だいたい、よくない妄想というか、いろんな哀しい想いとか取り越し苦労とかが
夕闇と冷たい細かいビーズのような雨と
一緒に入り込んでくる。


だからいつもより思い切って張り込んだいいワインを買ったのに
風邪で、チーズフォンデュも、カイザーのパンも、いつもよりいいワインも
ちっとも 
味がわからないのであった。









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あの日の、切符。

2012年12月02日 | 捜猫記
ひさしぶりのトートバッグのポケットから
紙が出てきました。




切符?

ああ!白琥を連れて、小淵沢から恵比寿まで帰ってきた日の、猫の切符だ!!!


http://blog.goo.ne.jp/byaccohakuryu/e/bebaa86d0725f25513c5bee3730f48c3

いっしょにまたたびの粉もはいってた(^_^;)


きみは、この切符で帰ってきたのだなあ。となんだか、じみじみしちゃいました。


長い旅の終わりの切符。そして、きみはここにいる。

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