茅葺きトタン屋根のトタンが台風(24号)で飛んでしまったので見に来て欲しいと連絡がありました。
見に行ってみると・・・
見事に飛んでしまいましたね(^^;
これを直すと言っても「はぜ掛け」で組んであるトタンなので簡単に直るモノではありません。
明日は雨の予報であるし、台風25号も近付いています。
シートを被せるのが精一杯でしょう。
でも施主様が言うには「2年後に解体するので2年持てばいいからとにかく直して欲しい」と言うのです。
そういうことなら出来るだけやってみましょう。
まず傷んでいる胴縁の横に新しい胴縁を添わせて補修します。
そして透湿シートを張っておきます。
透湿シートを上側のトタンに敷き込めたので雨水が入っても逃がすことができます。
下側は雨水を逃がすように透湿シートをトタンの外へ出しておきました。
今度はその上に下側から重なるように長尺のトタンをそのままビス留めします。
荒療治ですが下地の胴縁及び垂木に留まるようにビス留めします。
次に上側に重ねる長尺のトタンを屋根トタンに敷き込んでビス留めです。
ビスの頭はシーリングをして防水させておきます。
半日でできました。
2年ほどならこれで大丈夫だと思います。
板金屋に頼んだら恐らくこんな仕事はしないでしょう。
板金屋でないから即対応できることかも知れません。
施主様には喜んでもらえました。
後は台風が来ないように祈るだけですね(^^;