『 赤鬼 』
作/演出=野田秀樹
東京芸術劇場 シアターイースト
8ヶ月ぶりの演劇。
仕事のゴタゴタからの
コロナのゴタゴタ
後のゴタゴタはきっと暫くの共存。
いろんなクラスターとやらを耳にはするし、
もはや先は見えないけども、
どうにか思考停止しないために
必要なモノであると判断。
2004年に観た「赤鬼」と全く違う印象なのは、
きっと今の状況にハマリ過ぎるからだろう。
野田さんの舞台は往々にして大きな事象と合致する。
東日本大震災のときに上演していた『南へ』もソレだ。
自粛の暴発が他者へ向かう。
今の政治が何を言っても聞かないかもしれないが、
この舞台を観ればきっと何かを気づくかもしれない。
「劇場の火を消すな」と言って
自ら炎上した野田さんは
きっとワザと火を点けたんじゃないかと。