馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

エレナの写真立て

2011年12月22日 15時57分36秒 | 日記
前回、エレナがもうあと数日ではという記事を書いた次の日、11月24日、彼女は逝ってしまいました。

23日の夜、今夜あたり危ないかもと思い、私は居間に布団を敷いてエレナと寝ることにしました。
23日の夕方まではまだ歩いて水を飲みに行ったりトイレに行ったりできていましたが、夜には歩けなくなり、
ご飯もほんの少しは食べられていたものが、何も食べられなくなり、水も自力では飲めなくなりました。
先のない注射器で水を口に少しずつ入れてやると飲み込んでくれました。
自力では立つこともできなくなり、ペットヒーターの上で寝返りも打てなくなりました。
ペースト状のご飯を口に入れてやりましたが、嫌がるので、どの道もう長くないならエレナが嫌がることはやめようと王子と話し合いました。


夜中一度目にトイレに連れて行ったときはなんとか頑張ってトイレをまたいで中でしたけれど、顔から砂にくずおれてしまいました。
その後夜中に二度連れて行ったけれど、もう立てなかった。

24日の朝9時ごろ、寝たままウンチを漏らし、きれいにしてあげて、その後10時過ぎに今度はおしっこを漏らしたので、
ふいてあげていたら両手両足を突っ張ってきて、ああ、もうダメなんだ、と思いました。
名前を呼びながら抱きしめる・・・
痙攣するような感じで、結構長い間体を硬直させていましたが、
一度だけうーっとうなり、そして力尽きて逝ってしまった。

本当にダメになってからがあっという間だった。
最後の時、抱いてあげれてよかった。
私が家にいても気づかないうちに逝ってしまうことも可能性としてあったし。

昨夜、大好きだったブリを煮たものをほぐしてあげたら、食べたそうにして口にしたけど、
もう飲み込めませんでした。
大好きなケーキは生クリームだけおいしそうになめました。
いつもみたいにたくさん食べれなかったけど。
最後に大好きな生クリームを食べさせてあげれてよかった。

歴代ペットたちの中で、私が一番愛していたエレナ。
ずっと一緒だった。
子猫の時はやんちゃだったけど、大人になってからはインディに遠慮していつも控えめで、
甘えん坊で、まるで犬のように私の行くところすべてについてきました。
愛らしかったエレナ。おばあちゃん猫になってもきれいでかわいらしい顔立ちでした。

大好きだったエレナが逝ってしまったことはとてもつらくてさびしいです。
たくさん泣いたけど、十分長生きだったと思えることや、
インディの時みたいに私がパニックになって無駄に病院に連れて行って入院させて辛い思いをさせたりせず、
ずっと家で最後の介護をすることができたので、精神的にはかなり救われました。

年寄だったし最後はすごく痩せていたし、骨が薄くなっててぼろぼろで拾えないんじゃないかと心配でしたが、
戻ってきた骨壺を開けるときれいな頭の形の骨が見えました。
できる限り拾ってくれたようで、小さな壺いっぱいに白い骨が入っていました。

この一か月、骨壺の前にエレナの写真を飾ろうと、いろんなお店を回ってきれいな写真立てを探していました。
なかなかイメージに合うようなきれいなものが見つからず、いつまでも写真を飾ることができなかったのですが、
やっと一昨日、美しい写真立てを買うことができました。
19年前、当時は珍しくてペットショップではもちろん見たこともなかったしブリーダーも国内にあまりいなかったソマリの子猫を、
私はやっと見つけたブリーダーに生まれる前から予約を入れました。
血統書の名前は通常ブリーダーが決めますが、生まれる前から予約していたせいか、血統書名の希望を聞いてくれたので
プリンセス・レイアとつけてもらいました。
名前にプリンセスを冠するエレナ。
彼女にぴったりの美しい写真立てです。

これで気持ちに一区切りついた気がします。

長い間ありがとう、エレナ。
これからもずっと愛しているよ。


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