今日は乗馬を始めたきっかけを書こうと思います。
小さいころから動物が大好きだったけれど、乗馬を自分がするということは頭の片隅にも登りませんでした。
私の大学には馬術部というのはなかったし、周りに馬に乗っている人もいなかったし、何より乗馬というのはお金持ちのやることであり、私には縁のないものと思っていたからです。
だから知り合いの女性に体験乗馬に誘われた時も、その後に乗馬を続ける気なんかなく、記念になるから行ってみよう、と、カメラとビデオ持参で出かけました。
この、私を体験乗馬に誘ってくれた人は当時私の憧れの人でした。
男性ではありません。
私よりいくつか年上の女性で、背が高く足が長く抜群のスタイルで、以前はヨウジ・ヤマモトのショーモデルをしていた人なので、もちろんとてもおしゃれで、その場にいるだけでオーラが違うというか、道を歩けば誰もが振り返るような素敵な人でした。
彼女は宝石商をしており、店舗を構えず宝石やアクセサリーを接待しながら個人に営業することで収入を得ていました。
私も最初2回ほど接待してもらいました。
彼女の持ってくる指輪やネックレスはどれも趣味のいいもので、大柄なアクセサリーが好きな私にはでかい石がごろごろついた指輪はとても魅力的でした。
でも値段もとても高かった。
もっと違う場所で買えば、同じ大きさの石がついた指輪がもっと安く買えるとも思いました。
それに私の価値観では、アクセサリーに何十万もかける気にはなりませんでした。
でも、彼女はとても魅力的で、私はとりこになりました。
ここで毎回アクセサリーを買えば、もっと親密になれる。
一緒に遊びに行く機会も増えるはず。
でもそれでは、彼女にとってはただの常連客に過ぎない。
私は客ではなく、彼女と友達になりたいと思ったのでした。
だから彼女の持ってくる商品を私は一度も買いませんでした。
何度会っても指輪の一つも買わない私は、誘われなくなりました。
彼女は毎日の接待をハードスケジュールでこなしていたので、見込みのない客に割く時間はないのです。
私もさすがにお呼びでないのに、電話をかけたりする勇気はなかったので、半年ほど音信不通の日が続きました。
彼女が友達と思ってくれるほど、私自身に魅力がないのもわかっていましたから、あきらめていました。
そんなある日、彼女のプライベートな情報が他の筋から入ってきて、私は心配して半年振りに電話をかけたのです。
彼女は電話をかけたことを喜んでくれ、半年前から乗馬クラブに通い始めたので、体験乗馬に来ないかと誘ってくれました。
私が舞い上がったのは言うまでもございません(笑)。
大喜びでいそいそと、カメラとビデオを持って行きました。
乗馬クラブというものに足を踏み入れたのはそのときが初めてで、動物が大好きな私は大きな馬たちに感動しながら、彼女がクラブから借りてくれたチャップスをつけてもらい、あちこち案内してもらいました。
乗馬に対する私の知識は、スーパーマンのクリストファー・リーブが落馬して首から下が動かせない身体になったということぐらいで、むちゃくちゃ危険と紙一重の印象しかありませんでした。
乗る前は緊張してトイレに何度も行き、落ちたら死ぬかもしれないから何があっても手を離さないでいようと心に誓いました(笑)。
あまりに余裕がなかったので、自分が乗った馬の名前も聞くのを忘れたぐらいです。
手綱と一緒に鞍の前に着いたサークルを持つように言われ、まずは調馬策で常歩。
歩いている間は良かったけれど、すぐ軽速歩になりました。
考えていたよりずっと速いスピードで調馬策で回る馬。
立って、座って、と言われるけれど、なかなかうまく合わせられません。
でも何かのタイミングで、軽速歩の立つ座るがちょうど合った時、あ!馬と一体になって走ってる!!とわかりものすごくうれしくなりました。
タイミングが合っていなかったときは、がくがくしているのに、合ったとたん、ものすごくスムーズに走れたから。
そこからはずっと合わせることが出来ました。
回してくれたコーチの人も褒めてくれ、2階の観覧席から見ていた彼女の褒める声も聞こえて、すごくうれしくてたまりませんでした。
それまで怖くて緊張していたのに、タイミングが合ってからは気持ちよくて、どんどん走りたいと思えたのでした。
20分の体験乗馬が終わり、コーチにお礼を言って待っていてくれた彼女の所へ。
彼女は室内馬場の2階のレストランでアイスミルクティーを頼んでくれて、筋が良いととても褒めてくれました。
コーチたちや会員さんたちが乗っているのを2階から見ながら、今後どうするか聞かれました。
体験乗馬は一回だけしか使えません。
当時彼女のお姉さんが、その乗馬クラブの営業として勤務していました。
お姉さんもやってきて、私にクラブの料金システムを説明してくれました。
入会金と言うのは無し。
普通会員は1年会員と3年会員があり、一年なら一年の会費を払うことで一年間会員になれ、月会費というのはありません。
また、平日のみの会員と言うのもそれぞれあって、多少年会費が安くなります。
一年たってから、その時点で3年会員に差額を払って変更することも出来るし、また一年会員で更新することも出来ます。
平日の一年会員で、会費は約24万円でした。
乗るときはそのつど、一鞍につき約2900円ほどかかります。
一気に24万払うと聞いて、かなり躊躇したのはいうまでもありません(笑)。
どうしよう・・・
悩んでいると、ビジターと言う制度も有るとお姉さんが説明してくれました。
ただし、クラブとしてはビジター客と言うものはうれしいものではない。
やはり会員として通って欲しいので、ビジター料金はかなり高めに設定されており、しかも一回ずつと言うのは不可。
最低でも30回分の券を前払いで一括で買わなくてはならない。
ビジター料金は一鞍約10000円。
それを30回分前払い???
無理無理~~
すると彼女は、「あなたは私の友達だし、私の姉もここで働いているのだから融通がきく。あなただけ特別に15回分で売ってくれると言ってるの。どう?本当なら30回分まとめ買いしか出来ないけれど、特別よ。」と言うオファーをしてくれました。
15回分でも15万円。
それに私にはもう一つ心配なことがありました。
私は車が運転できなかったので、郊外にあるこのクラブまでどうやってやって来ればいいのかということでした。
それを話すと彼女はにっこり笑って、「一緒に通おうか?」
通いた~~~い
彼女と同じ趣味を持てば、彼女の友達になれる!!
接待に忙しい彼女も、ハードスケジュールの合間をぬってこのクラブに通っている。
私は時間にかなり融通がきくから彼女の都合に合わせられる。
一緒にクラブに通えれば、親しくなれるし、乗馬のことでいっぱいお話もできるし、彼女と一緒の時間が増える
「15回分で売ってください!!」
かくして、15回分のビジター回数券を15万で買い、翌週から彼女とクラブに通うことになったのでした。
その後の話はまた徐々に書いて行こうと思います。
ここで断わっておきたいのが、私には女性に恋愛感情を持つ、と言う趣味はありません(笑)。
彼女は憧れの的であり、本当に素敵な人なのです。
私は純粋に彼女と友達になりたい、誰もが振り返る彼女と一緒に道を歩きたい(これは純粋じゃないか?)と思っていただけです、念のため(笑)。
小さいころから動物が大好きだったけれど、乗馬を自分がするということは頭の片隅にも登りませんでした。
私の大学には馬術部というのはなかったし、周りに馬に乗っている人もいなかったし、何より乗馬というのはお金持ちのやることであり、私には縁のないものと思っていたからです。
だから知り合いの女性に体験乗馬に誘われた時も、その後に乗馬を続ける気なんかなく、記念になるから行ってみよう、と、カメラとビデオ持参で出かけました。
この、私を体験乗馬に誘ってくれた人は当時私の憧れの人でした。
男性ではありません。
私よりいくつか年上の女性で、背が高く足が長く抜群のスタイルで、以前はヨウジ・ヤマモトのショーモデルをしていた人なので、もちろんとてもおしゃれで、その場にいるだけでオーラが違うというか、道を歩けば誰もが振り返るような素敵な人でした。
彼女は宝石商をしており、店舗を構えず宝石やアクセサリーを接待しながら個人に営業することで収入を得ていました。
私も最初2回ほど接待してもらいました。
彼女の持ってくる指輪やネックレスはどれも趣味のいいもので、大柄なアクセサリーが好きな私にはでかい石がごろごろついた指輪はとても魅力的でした。
でも値段もとても高かった。
もっと違う場所で買えば、同じ大きさの石がついた指輪がもっと安く買えるとも思いました。
それに私の価値観では、アクセサリーに何十万もかける気にはなりませんでした。
でも、彼女はとても魅力的で、私はとりこになりました。
ここで毎回アクセサリーを買えば、もっと親密になれる。
一緒に遊びに行く機会も増えるはず。
でもそれでは、彼女にとってはただの常連客に過ぎない。
私は客ではなく、彼女と友達になりたいと思ったのでした。
だから彼女の持ってくる商品を私は一度も買いませんでした。
何度会っても指輪の一つも買わない私は、誘われなくなりました。
彼女は毎日の接待をハードスケジュールでこなしていたので、見込みのない客に割く時間はないのです。
私もさすがにお呼びでないのに、電話をかけたりする勇気はなかったので、半年ほど音信不通の日が続きました。
彼女が友達と思ってくれるほど、私自身に魅力がないのもわかっていましたから、あきらめていました。
そんなある日、彼女のプライベートな情報が他の筋から入ってきて、私は心配して半年振りに電話をかけたのです。
彼女は電話をかけたことを喜んでくれ、半年前から乗馬クラブに通い始めたので、体験乗馬に来ないかと誘ってくれました。
私が舞い上がったのは言うまでもございません(笑)。
大喜びでいそいそと、カメラとビデオを持って行きました。
乗馬クラブというものに足を踏み入れたのはそのときが初めてで、動物が大好きな私は大きな馬たちに感動しながら、彼女がクラブから借りてくれたチャップスをつけてもらい、あちこち案内してもらいました。
乗馬に対する私の知識は、スーパーマンのクリストファー・リーブが落馬して首から下が動かせない身体になったということぐらいで、むちゃくちゃ危険と紙一重の印象しかありませんでした。
乗る前は緊張してトイレに何度も行き、落ちたら死ぬかもしれないから何があっても手を離さないでいようと心に誓いました(笑)。
あまりに余裕がなかったので、自分が乗った馬の名前も聞くのを忘れたぐらいです。
手綱と一緒に鞍の前に着いたサークルを持つように言われ、まずは調馬策で常歩。
歩いている間は良かったけれど、すぐ軽速歩になりました。
考えていたよりずっと速いスピードで調馬策で回る馬。
立って、座って、と言われるけれど、なかなかうまく合わせられません。
でも何かのタイミングで、軽速歩の立つ座るがちょうど合った時、あ!馬と一体になって走ってる!!とわかりものすごくうれしくなりました。
タイミングが合っていなかったときは、がくがくしているのに、合ったとたん、ものすごくスムーズに走れたから。
そこからはずっと合わせることが出来ました。
回してくれたコーチの人も褒めてくれ、2階の観覧席から見ていた彼女の褒める声も聞こえて、すごくうれしくてたまりませんでした。
それまで怖くて緊張していたのに、タイミングが合ってからは気持ちよくて、どんどん走りたいと思えたのでした。
20分の体験乗馬が終わり、コーチにお礼を言って待っていてくれた彼女の所へ。
彼女は室内馬場の2階のレストランでアイスミルクティーを頼んでくれて、筋が良いととても褒めてくれました。
コーチたちや会員さんたちが乗っているのを2階から見ながら、今後どうするか聞かれました。
体験乗馬は一回だけしか使えません。
当時彼女のお姉さんが、その乗馬クラブの営業として勤務していました。
お姉さんもやってきて、私にクラブの料金システムを説明してくれました。
入会金と言うのは無し。
普通会員は1年会員と3年会員があり、一年なら一年の会費を払うことで一年間会員になれ、月会費というのはありません。
また、平日のみの会員と言うのもそれぞれあって、多少年会費が安くなります。
一年たってから、その時点で3年会員に差額を払って変更することも出来るし、また一年会員で更新することも出来ます。
平日の一年会員で、会費は約24万円でした。
乗るときはそのつど、一鞍につき約2900円ほどかかります。
一気に24万払うと聞いて、かなり躊躇したのはいうまでもありません(笑)。
どうしよう・・・
悩んでいると、ビジターと言う制度も有るとお姉さんが説明してくれました。
ただし、クラブとしてはビジター客と言うものはうれしいものではない。
やはり会員として通って欲しいので、ビジター料金はかなり高めに設定されており、しかも一回ずつと言うのは不可。
最低でも30回分の券を前払いで一括で買わなくてはならない。
ビジター料金は一鞍約10000円。
それを30回分前払い???
無理無理~~
すると彼女は、「あなたは私の友達だし、私の姉もここで働いているのだから融通がきく。あなただけ特別に15回分で売ってくれると言ってるの。どう?本当なら30回分まとめ買いしか出来ないけれど、特別よ。」と言うオファーをしてくれました。
15回分でも15万円。
それに私にはもう一つ心配なことがありました。
私は車が運転できなかったので、郊外にあるこのクラブまでどうやってやって来ればいいのかということでした。
それを話すと彼女はにっこり笑って、「一緒に通おうか?」
通いた~~~い
彼女と同じ趣味を持てば、彼女の友達になれる!!
接待に忙しい彼女も、ハードスケジュールの合間をぬってこのクラブに通っている。
私は時間にかなり融通がきくから彼女の都合に合わせられる。
一緒にクラブに通えれば、親しくなれるし、乗馬のことでいっぱいお話もできるし、彼女と一緒の時間が増える
「15回分で売ってください!!」
かくして、15回分のビジター回数券を15万で買い、翌週から彼女とクラブに通うことになったのでした。
その後の話はまた徐々に書いて行こうと思います。
ここで断わっておきたいのが、私には女性に恋愛感情を持つ、と言う趣味はありません(笑)。
彼女は憧れの的であり、本当に素敵な人なのです。
私は純粋に彼女と友達になりたい、誰もが振り返る彼女と一緒に道を歩きたい(これは純粋じゃないか?)と思っていただけです、念のため(笑)。
テンプレートをクリスマスバージョンにしたんですね。ページを開いた時、少し驚きました。
この記事を読むまで、ティティさんは大学の乗馬部かなにかで乗馬を始めたのかなと思っていました。
すてきな人に憧れて乗馬を始めたのですね。
これからも、ブログの更新を楽しみにしています。
では。
そうなんです。
2ヶ月同じのを使っていたので変えようかなあと探していたら、クリスマスのがあったので、今しか使えないから(笑)変えちゃいました。
全然違う感じになりましたけど、季節物なので(笑)。
明日は久々に乗馬です。
寒いみたいだけど、がんばりま~す。