馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

エジプト 憧れのナイル紀行 5日目ー2

2009年05月23日 16時55分06秒 | 旅行
午前中からばてていたので、午後は王子を船に残すなら自分も残るので大丈夫ですと添乗員さんが言ってくれていたのですが、快適な船に戻るととたんに元気になってランチもパクパク食べていたので一応午後も連れて行くことに。

しか~し・・・
午後のルクソール東岸遺跡観光第一弾のカルナック神殿に着いてバスを降りたとたん激しく後悔・・・
半端じゃないです・・・この暑さ・・・
今迄だって暑かった。
でもこんなにすごくなかった・・・今思えばだけど。
ただでさえ暑いルクソール。
午後の一番暑い時間帯、しかも日陰があまりなく、照りつける日光だけでなく下からの照り返しがきつくて上下からあぶられる感じ・・・
気温はなんと47.2度。



王子、倒れたらどうしよう・・・置いてくればよかったよ~~(涙)。

水のボトルと日傘を持たせ、おでこと首筋には冷えピタ。
でもすぐお顔はゆでだこ。
それでも思ったよりずっと元気でホッとしました。
午前中の観光より気温も高くてきつかったんですけど???

歴代の王が増築を重ね、エジプト最大の神殿となったカルナック神殿。
敷地も広大です。
神殿へと続く参道にはスフィンクスが多数並んでいますが、ここのスフィンクスは顔が羊でかわいいです(一枚目の写真)



ここにはスカラベ(フンころがし)の像があり、この周りを時計回りと反対に7回回ると願いがかなうそうです。
白人観光客に不思議がられながら、くそ暑い中、回っときました(笑)。

大きな池にはほとんど水がなく、よけい暑く感じます。
二つの巨大なオベリスクは下から見るとたいして高さに差がないように見えますが、実は10倍くらい差が有るとか・・・!???
でも絶対そんなに差があるとは思えません。
遠くから離れてみると(別の場所からという意味)差がわかるというので後日空港へ向かう道から遠くに見える二つのオベリスクを見ましたが、確かにかなり差はあったものの10倍も違うようには見えませんでした。
本当はどうなんだろう??



神殿にいた犬も暑くてへろってました。
白人観光客の女性が自分のペットボトルから水を飲ませてあげていました。



さて、トイレ休憩をかねてツアーに組み込まれた貴金属のお店へ連れて行かれました。
このお店は小さくて観光客が来る時間以外はお店の電気まで消しているようなところでした(汗)。
いかにも怪しげなお店(笑)で、純金製のカルトゥーシュにヒエログリフで自分の名前を入れてくれるというのですが、ツアーで連れて行かれるお店ですからお値段もガイドブックで見るよりかなり高め設定です。
たくさんの売り子がわらわらと出てきて、紙に自分の名前を書けと迫ります。
名前を書くとヒエログリフで書き直してくれるわけですが、名前を入れる前のカルトゥーシュの重さは何グラムなのかと親しくなったお客さんのひとりが何度も聞いたにもかかわらずごまかして教えようとしません。
まじで怪しいです。
吹っかけてるのが見え見えです。
なので早々にトイレへ行って店を後に。
これまで連れて行かれたお店は皆飲み物をサービスしてくれましたがここは何も出してくれませんでしたし。

今度はルクソール神殿です。
ルクソール神殿は船が停泊している目の前。
他のお客さんでもう観光せずに船に戻りたいという人がいたので、添乗員さんに頼んで王子も一緒に戻してもらうことにしました。

この灼熱の中、馬車を引く馬たちは本当に大変です。
道の端で客待ちをしている間も炎天下ですし、下はアスファルト、照り返しも半端じゃないです。
早朝にはもうスタンバイしているし、夜も遅くまでずっと道にいます。
一体何時間労働なんだろう・・・
それに慣れているとは言ってもこの暑さの中での重労働。
バリ島でも思いましたが、働く馬たちの過酷さは日本の乗馬達からはかけ離れています。



ルクソール神殿はあまり印象にありません。
暑かったからな~(笑)。
ツタンカーメン王の肩を抱くアンケセナーメン王妃の像があり、優しく肩に回した手を現地ガイドのRさんが、「きっと買い物に行く一時間前の像でしょう。」と茶化したことくらいしか覚えてないです(笑)。
まだ独身のRさんはことあるごとに女性を揶揄し、結婚したら人生終わりのような考えを持っていて、それが言葉の端々に出るのでツアー中何度も苦笑せずにはいられませんでした。
彼は今までよっぽど女運が悪かったのでしょう(笑)。

エジプトの女性はやきもち焼きで、だんなさんを束縛し、常に一緒にいて欲しがるのだそうです。
そして専業主婦がほとんどなので、Rさんは共働きを嫌がらない日本女性と結婚したいのだとか・・・
でも現代の日本女性は強いので、きっと優しいRさんはあっというまに尻に敷かれてしまうでしょう(笑)。



ルクソール神殿の自由時間後の集合場所はエリア内に有るカフェだったので、マンゴのフレッシュジュースを飲みたいと思ったのですが、最初に添乗員さんにジューススタンドとかで飲むと下痢するといわれたので思い切れませんでした。
普通に家族だけで来ていたら絶対飲んだはずなんですが、今回初めて添乗員付きでツアーに参加して思ったのは、楽だけどなんとなく依存しすぎて臆病になってしまうということでした。
今まであちこち旅行して、現地のものなんでもたいてい食べてきたし勝手にどんなお店にも入って交渉もしてきたのに、なんとなく守られている身だとそれに精神的に従属しちゃうって言うか、一人で何かするのが不安になってしまうんですよね。
私だけなのかなあ、そんなの。
不思議・・・

船に戻るとちょうどアフタヌーンティーの時間。
部屋でコロコロしていた王子を連れてサンデッキへ出ましたが、白人の人たちがまだツアーから戻っていないせいかほとんど誰もいませんでした。
ケーキよりもプール!という王子に、浅い所で遊ぶように言ってパパと二人でお茶と焼き菓子を頂きました。
カフェからプールは近いので、何かあったら走っていけるので。
アフタヌーンティーのあと、パパも着替えて来て王子とプールに入ったので後は任せて私はお部屋で荷造り。
快適だった船旅も明日の朝にはチェックアウトなのです。
3泊もあったのに本当にあっという間。
とても気にいっていたのでもう終わりなのがさびしいです。

これまでは乾燥していることもあって気温は高くても日本のように汗がだらだらということもなく、化粧が崩れることもなかったのですが、今日は暑さが半端じゃなかったのでもう化粧はぼろぼろ・・・
めんどくさいのでちょっと迷いましたがあまりに見苦しいので、一旦化粧を落として顔を洗いリカバーしました。

今夜のディナーはシェフお勧めのコースディナーなのでまたちょっとおしゃれしてワンピース。



お料理はまあまあでしたが残念ながら一番楽しみなデザートが・・・まずかったです(涙)。
しかも、夕食後にカルナック神殿の音と光のショーに行く予定だったのであまりゆっくり食べられなかったし。

船を下りると目の前にあるルクソール神殿がきれいにライトアップされていました。



ルクソール神殿の美しさに、これから向かうカルナック神殿は音と光のショーというくらいだからもっとすごいんだろうなあといやがおうにも期待が高まります。
しかししかし・・・
かなり最悪でした・・・

山のような観光客。
人が多すぎてもう暗いというのに蒸し暑く、しかも広大な神殿エリアを使って客を誘導しながら行われるので歩かされる距離も長いです。
肝心のショーはどんなのかというと、神殿や巨大な柱に映し出される絵や光を見ながらえんえんナレーションやセリフを聞くという、規模の大きな紙芝居といった感じ・・・
勘弁して・・・もう帰りたい・・・
と思っても、帰れないのがツアーです。
ラストは観客席に誘導されて座ることが出来たので、終わりまですっかり寝てしまいました。
で、かなり歩いてエリアの奥まで来ているので終わってからバスまで戻るのが遠いこと・・・
人も多いしね。
たいしてきれいでもなかったし、こんなお粗末だとわかっていたら来ませんでした。
ツアーにインクルードされていたのでいいようなものですが、このショーはなんと100ポンド。
お一人様1800円くらいです。
高いよっ!!
ここに限らず、どこも観光地の入場料は結構高め設定です。
連日何万人も観光客が来るのですから、国が観光で得ているお金は莫大。
古代エジプト人たちが残した遺産はものすごいです。



疲れて船に戻ると、なんとなんと・・・!
大ショックなことに楽しみにしていたベリーダンスが終わってしまっていました。
今夜は船でベリーダンスのショーがあったのです。
カルナック神殿のショーを見て帰ってきて、ぎりぎり間に合うといわれていたので何も考えずに行ったのですが、神殿のショーの開始が遅れたそうで間に合わなかったのです。
こんなことなら残ってベリーダンスを見たかったよ~~
最悪・・・(涙)



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