昨日までは暖かめだったのに、今朝は冷え込みました。
だんだん秋になって寒くなってくるのかな。
それでも朝ごはんの頃には日も高くなって暖かくなってきました。
朝食は、甘いライススープ、フレンチトースト、スパムみたいなハム、後はいつものメニュー。
フレンチトーストは甘くないので、ハムをはさんで食べるとサンドウィッチになっておいしいです。
また昨夜遅くに到着したお客さんがいっぱいで、結構すごい人数になってました。
朝食の後、キャンプのそばまで放牧されているヤギや牛達(キャンプの家畜)が大挙してやってきてすごい光景でした
写真を撮ろうと近づくと、歩いて避けようとするもの、その場にしゃがんでこっちをガン見したまま「めえええええ!」と怒るものなど反応も様々。
あまり刺激しない程度の距離感でたくさん写真を撮りました。
まだ馬たちも放牧されている時間なので、ヤギ達をバックに走る馬とか(笑)。
羊達を馬で追う馬係も憧れです。
羊、追ってみたい~~~!!
以前王子が持っていたトワイライトプリンセスと言うゲームで、馬に乗って羊を追って小屋に入れると言うのがあったんですが、実際にやってみたいとずっと憧れてるんですよね~~。
乗馬のために着替えようとキュロットを見てみると、後ろポケットに入っている刺繍がぼろぼろに・・・(涙)
ローライズなキュロットなので、お尻のポケットの刺繍の部分がほつれてきている鞍の革の合わせ目の所に触ったのかもしれません。
超お気に入りだったのに・・・悲しすぎ・・・
もう一枚同じものを買いたいけど、もう売り切れてるだろうな(涙)。
とにかくこれ以上ひどくならないように、そっとスーツケースに片付けました。
もう一枚持ってきたキュロットも同様に後ろポケットに刺繍があるので、もうこれは最初から履かずに持って帰ることに。
王子のキュロットもぼろぼろになると困るので、今後は寒い日用に持ってきたデニムやカーゴパンツで乗ることにしました。
さて、鞍を持って囲いに集まってきた客の体格や年齢などを見て馬を捕まえて振り分けるので、時間がかかる馬装ですが、この日は昨夜到着した新しいお客さんがたくさんいるにもかかわらず、テント泊の出発日でもあり、馬装もできる「乗れるガイド」と馬係の一人がテント泊のお客さんと先に出発してしまったので残ったのは、馬を捕まえることはおろか馬装もできない「乗れないガイド」達多数と馬係2人のみ。
つまりたった二人で大量のお客とそれに付いているガイドの馬を用意しなくてはならず、囲いの周りで一時間以上待たされました(涙)。
暑いのに炎天下でず~~~っと待ってるだけ。
せめて馬装だけ手伝ってからテント泊に出発すればいいのに・・・
実はこの日、白人のお客さんも珍しく馬の用意をして二人囲いの所に来ていたのですが、馬が足りなくて待っていたにもかかわらず時間をずらすことになって(先に言ってやれよ・・・)とぼとぼ帰って行ってました。
ガイドも一人乗り切れずに自分のお客を他のガイドに頼んでお留守番になりました。
って言うか、速歩しかできないガイドがぞろぞろと外乗に来る必要あるのかしら???
通訳だったら何人かグループの中にいればいいのでは。
馬はまだ囲いの中に残っていましたが、「おとなしくない馬」なのだそうです。
ここのキャンプの馬たちは、たてがみがきれいにカットされているものと超ロングのままのものがいます。
客や「乗れない」ガイドに配馬されるのはきれいにカットされた馬たち。
たてがみが長いままの馬には「乗れる」ガイドや馬係しか乗りません。
残っていたのは全部たてがみが長い子達でした。
新しい人達が増えたので、私たち三人の馬も総入れ替えになりました。
パパはやはり一番大きい部類のサイズの美しいパロミノ。
この馬がパパの所に来たときには私も王子もうらやましくて「いいな~、いいな~。」の嵐(笑)。
だって、パロミノってきれいなんだも~~ん
名前はパロちゃんに(笑)。
私の馬は同じく大きいサイズでグレーの子になりました。
ここの馬たちはみんなお尻にいろいろなマークが焼き印されてるんですが、このグレーの子のお尻にはアルファベットのSのマーク(モンゴルはロシア文字を使っているのでアルファベットとは言わないかも)が有ったので、ソーゴという名前にしました。
「銀魂」読んでる人はわかるよね(笑)?
そして王子の馬は昨日までパパが乗っていた大きなノンちゃんになりました。
軽いノンちゃんをずっとうらやましがっていたので、王子大喜び(笑)。
一時間以上暑い所で立ったまま待っていて、やっと馬に乗って出発。
モグちゃんのことがわかってきたのにまた新しい馬になったのでちょっと残念。
でもサイズが大きい馬なので、ちょっと期待(笑)。
しかし・・・重い・・・
モグちゃんより重いんですけど・・・
しかもモグちゃんより脚が効かない・・・
軽い馬がいいよ~~~(涙)。
初めての人ばかりたくさんになったのでまったく走れず歩くだけ。
速歩さえもできません。
しかも出発が一時間以上押したので時間がなくて途中休憩も取れず、ただ暑い中団子状態になったままだらだら歩いて戻ってきただけ・・・
今回の旅行の中でこの回が一番最悪の外乗でした(涙)。
何で分けてくれないんだろう・・・
人手が足りないのはわかるけどさ。
分けると馬係が二回働かなきゃならなくなって嫌なんだろうけどさ。
馬係をもっと雇って欲しいけど、バイトが多いガイドと違って馬係はキャンプに常駐のようなので(放牧しているヤギや牛などの家畜の管理もかねているようだし)そうもいかないんだろうな。
お客が多いのは夏場だけだと言っていたし。
「乗れるガイド」が付いたら良かったのに・・・
と思いもしたけれど、よくよく思い出してみると、一日目の午前も午後も、走っていた時は「走れるガイド」が先導してはいたけれど必ず一人馬係が一緒に来ていたのでした。
つまりたとえ「乗れるガイド」が付いたとしても、やはりグループを離れる時は必ず一人は馬係がついていなければならないようです。
家畜は大切な財産ですから、もし客が落馬して放馬してしまったりした時など、ちゃんと馬を連れて戻れる馬係がいなくては最悪の場合馬を失ってしまうこともあるからでしょう。
なら「乗れないガイド」でも同じことか?
でも、そうであるなら「乗れるガイド」であろうと「乗れないガイド」であろうと、走れるか否かはどれだけそのガイドが馬係に影響力があるか、頼んでくれるか、もしくは仲良しか、と言うことではないのかしら。
私達のAさんは夏休みだけのバイトの大学生ガイド。
モンゴルの夏休みは6月1日からだそうですが、今年だけやっていたとしたら約2ヶ月。
2ヶ月でどれだけここの馬係と親交を深めているか(頼みを聞いてくれる仲か)によるということか???
どうだろう・・・頼むよ・・・Aさん
自然とテンション下がりまくりのお昼ご飯。
しかしやっぱりいつも一緒にいるわけですから、Aさんにも気を使わなくてはならないし・・・
でも午前中のだらだら歩きは本当に最悪だったので、一応希望を言ってみる。
「午後、グループを分けてもらったりは無理かしら?」
「人手が足りないので分けるのは無理なんです、すみません。
テントに行ってしまったので・・・
明日にはもう一人馬の先生(馬係)が戻るので大丈夫だと思いますけど・・・」
やっぱりなあ・・・
午後も走れないと聞いてすっかりブル~。
ここの外乗の制度がまずいんだよなあ・・・
でもレベル別にグループ分けするには人手が足りないわけだし・・・
昼食は、トマトサラダ、小さなボースと羊肉の入ったスープ、ライスと鶏肉の串焼き、干しぶどうのジュース。
羊肉以外の肉が出たのは初めて。
もう暑いだけだから午後は行かない、と言うパパを、「もったいないよ!外乗って歩くだけでも日本だとすごく高いんだよ!それにここに一人で残ってても暇でしょ!」となだめすかして何とか囲いの所まで連れて行きました。
午前中の外乗の後はいつも馬たちは腹帯だけ緩められて馬装のまま囲いにつながれて午後の出発を待っていて、客たちは自分の馬に乗るだけでいいので出発にあまり時間はかかりません。
それに午前中は二人しかいなかった馬係が、3人に増えていたので、腹帯を締めなおすのも早く済みました。
暑くなったので午前中より更に重いソーゴ。
朝よりちょっとバラけたので、たまに速歩をしながら私達は常に先頭グループにいました。
先導しているのは午後から加わった馬係。
先頭グループにいるのは私達とAさん、それに今日から加わった一人旅の女性(彼女はキュロットを履いていたので走れるはず)ともう一人の女性だけ。
後方グループとはかなり離れていました。
ふと、ガイドのAさんが馬を止めたので、ここで休憩かと思って止まると、「ティティさん、走って下さい!」
「え???走っていいの?」驚いて聞き返す私。
返事も聞かずに走り出す王子とパパ。
ソーゴは重いから、置いていかれたら追いつかないかも!
やっぱり駈足の扶助では出ない。
手綱を右手に持ち替えて、左手でソーゴのお尻を思いっきりバンバンたたくと、5回目に駆け出しました!
そこからは走る走る!
今まで重かったのが嘘のよう!
サイズが大きいのでモグちゃんよりずっと足が速いソーゴ。
あっという間に王子に追いつき、パパに追いつき、先頭を走っていた馬係に追いつき、ひじが当たるような近さで4頭横並びでがんがん草競馬状態。
それからまた4頭バラけてどんどん走っていく。
これだけ走ってしまっていては私達には馬を止められないと思われたのか、馬係がひゅっと口笛を吹いて私達を呼び、なだらかな上り坂がずっと続いている方角へ誘導しました。
そっちへ走って行き、また4頭で横並びにどんどん駆け上がり、坂の上でゆっくり歩いてUターン。
下り坂なのでゆっくり歩いて降りていって皆に合流しました。
馬係の人達は英語も日本語も話せないと思っていたけれど、若い彼だけは少し日本語が話せるようで、一緒に坂を下りながら日本語で王子にいろいろ質問していました。
彼は日本人のような名前でY君。
Y君のおかげで思いがけずたくさん走らせてもらえました。
そしてもちろん、頼んでくれたAさんのおかげです、ありがとう。
夕食の前に王子がやりたがっていたモンゴル弓を、Aさんに教えてもらうことに。
でも実はAさんはやったことがなくて(笑)、他のお客さんのガイドが教えてくれました。
かなり大きい弓で、矢をつがえて引くにはかなり力がいります。
何度も何度もやったけど、一度も的に当たらず・・・
むずかしいです・・・
夕食はにんじんサラダ、羊肉のハンバーグ、マッシュポテト、クッキー。
クッキーは一日目の夜のデザートと同じもの。
4日目にして早くもデザートのレパートリーが一周してしまったのか???
昼も既に一度出ている干しぶどうのジュースだったし・・・
ご飯の後、散歩がてら放牧された馬たちを見に行きました。
涼しくて気持ちいい・・・
広大な草原を、放牧された馬たちを見ながらゆっくりお散歩・・・と言うとすごく気持ちよさげですが、実は草原には馬や牛、ヤギ、羊それに野うさぎ達のウンチがあちこちに落ちていて、実際歩く時は景色を見ながら歩くと言うよりウンチを踏まないように足元ばっかり見て歩かねばなりません(笑)。
なので、しばらく歩いては止まって景色を楽しみ写真を撮って、また歩く、と言う感じです。
おなかが痛くて夜早めに寝ていた私をよそに、パパと王子はまたも虫退治で大騒ぎ。
虫を追いかけてせったを振り回した時に、天井の電球をたたいてしまいゲルが真っ暗に・・・
新しい電球をもらいに二人が出て行った後、たった一人で真っ暗なゲルのベッドの中で、虫が這いよってきそうで怖かったです。
だんだん秋になって寒くなってくるのかな。
それでも朝ごはんの頃には日も高くなって暖かくなってきました。
朝食は、甘いライススープ、フレンチトースト、スパムみたいなハム、後はいつものメニュー。
フレンチトーストは甘くないので、ハムをはさんで食べるとサンドウィッチになっておいしいです。
また昨夜遅くに到着したお客さんがいっぱいで、結構すごい人数になってました。
朝食の後、キャンプのそばまで放牧されているヤギや牛達(キャンプの家畜)が大挙してやってきてすごい光景でした
写真を撮ろうと近づくと、歩いて避けようとするもの、その場にしゃがんでこっちをガン見したまま「めえええええ!」と怒るものなど反応も様々。
あまり刺激しない程度の距離感でたくさん写真を撮りました。
まだ馬たちも放牧されている時間なので、ヤギ達をバックに走る馬とか(笑)。
羊達を馬で追う馬係も憧れです。
羊、追ってみたい~~~!!
以前王子が持っていたトワイライトプリンセスと言うゲームで、馬に乗って羊を追って小屋に入れると言うのがあったんですが、実際にやってみたいとずっと憧れてるんですよね~~。
乗馬のために着替えようとキュロットを見てみると、後ろポケットに入っている刺繍がぼろぼろに・・・(涙)
ローライズなキュロットなので、お尻のポケットの刺繍の部分がほつれてきている鞍の革の合わせ目の所に触ったのかもしれません。
超お気に入りだったのに・・・悲しすぎ・・・
もう一枚同じものを買いたいけど、もう売り切れてるだろうな(涙)。
とにかくこれ以上ひどくならないように、そっとスーツケースに片付けました。
もう一枚持ってきたキュロットも同様に後ろポケットに刺繍があるので、もうこれは最初から履かずに持って帰ることに。
王子のキュロットもぼろぼろになると困るので、今後は寒い日用に持ってきたデニムやカーゴパンツで乗ることにしました。
さて、鞍を持って囲いに集まってきた客の体格や年齢などを見て馬を捕まえて振り分けるので、時間がかかる馬装ですが、この日は昨夜到着した新しいお客さんがたくさんいるにもかかわらず、テント泊の出発日でもあり、馬装もできる「乗れるガイド」と馬係の一人がテント泊のお客さんと先に出発してしまったので残ったのは、馬を捕まえることはおろか馬装もできない「乗れないガイド」達多数と馬係2人のみ。
つまりたった二人で大量のお客とそれに付いているガイドの馬を用意しなくてはならず、囲いの周りで一時間以上待たされました(涙)。
暑いのに炎天下でず~~~っと待ってるだけ。
せめて馬装だけ手伝ってからテント泊に出発すればいいのに・・・
実はこの日、白人のお客さんも珍しく馬の用意をして二人囲いの所に来ていたのですが、馬が足りなくて待っていたにもかかわらず時間をずらすことになって(先に言ってやれよ・・・)とぼとぼ帰って行ってました。
ガイドも一人乗り切れずに自分のお客を他のガイドに頼んでお留守番になりました。
って言うか、速歩しかできないガイドがぞろぞろと外乗に来る必要あるのかしら???
通訳だったら何人かグループの中にいればいいのでは。
馬はまだ囲いの中に残っていましたが、「おとなしくない馬」なのだそうです。
ここのキャンプの馬たちは、たてがみがきれいにカットされているものと超ロングのままのものがいます。
客や「乗れない」ガイドに配馬されるのはきれいにカットされた馬たち。
たてがみが長いままの馬には「乗れる」ガイドや馬係しか乗りません。
残っていたのは全部たてがみが長い子達でした。
新しい人達が増えたので、私たち三人の馬も総入れ替えになりました。
パパはやはり一番大きい部類のサイズの美しいパロミノ。
この馬がパパの所に来たときには私も王子もうらやましくて「いいな~、いいな~。」の嵐(笑)。
だって、パロミノってきれいなんだも~~ん
名前はパロちゃんに(笑)。
私の馬は同じく大きいサイズでグレーの子になりました。
ここの馬たちはみんなお尻にいろいろなマークが焼き印されてるんですが、このグレーの子のお尻にはアルファベットのSのマーク(モンゴルはロシア文字を使っているのでアルファベットとは言わないかも)が有ったので、ソーゴという名前にしました。
「銀魂」読んでる人はわかるよね(笑)?
そして王子の馬は昨日までパパが乗っていた大きなノンちゃんになりました。
軽いノンちゃんをずっとうらやましがっていたので、王子大喜び(笑)。
一時間以上暑い所で立ったまま待っていて、やっと馬に乗って出発。
モグちゃんのことがわかってきたのにまた新しい馬になったのでちょっと残念。
でもサイズが大きい馬なので、ちょっと期待(笑)。
しかし・・・重い・・・
モグちゃんより重いんですけど・・・
しかもモグちゃんより脚が効かない・・・
軽い馬がいいよ~~~(涙)。
初めての人ばかりたくさんになったのでまったく走れず歩くだけ。
速歩さえもできません。
しかも出発が一時間以上押したので時間がなくて途中休憩も取れず、ただ暑い中団子状態になったままだらだら歩いて戻ってきただけ・・・
今回の旅行の中でこの回が一番最悪の外乗でした(涙)。
何で分けてくれないんだろう・・・
人手が足りないのはわかるけどさ。
分けると馬係が二回働かなきゃならなくなって嫌なんだろうけどさ。
馬係をもっと雇って欲しいけど、バイトが多いガイドと違って馬係はキャンプに常駐のようなので(放牧しているヤギや牛などの家畜の管理もかねているようだし)そうもいかないんだろうな。
お客が多いのは夏場だけだと言っていたし。
「乗れるガイド」が付いたら良かったのに・・・
と思いもしたけれど、よくよく思い出してみると、一日目の午前も午後も、走っていた時は「走れるガイド」が先導してはいたけれど必ず一人馬係が一緒に来ていたのでした。
つまりたとえ「乗れるガイド」が付いたとしても、やはりグループを離れる時は必ず一人は馬係がついていなければならないようです。
家畜は大切な財産ですから、もし客が落馬して放馬してしまったりした時など、ちゃんと馬を連れて戻れる馬係がいなくては最悪の場合馬を失ってしまうこともあるからでしょう。
なら「乗れないガイド」でも同じことか?
でも、そうであるなら「乗れるガイド」であろうと「乗れないガイド」であろうと、走れるか否かはどれだけそのガイドが馬係に影響力があるか、頼んでくれるか、もしくは仲良しか、と言うことではないのかしら。
私達のAさんは夏休みだけのバイトの大学生ガイド。
モンゴルの夏休みは6月1日からだそうですが、今年だけやっていたとしたら約2ヶ月。
2ヶ月でどれだけここの馬係と親交を深めているか(頼みを聞いてくれる仲か)によるということか???
どうだろう・・・頼むよ・・・Aさん
自然とテンション下がりまくりのお昼ご飯。
しかしやっぱりいつも一緒にいるわけですから、Aさんにも気を使わなくてはならないし・・・
でも午前中のだらだら歩きは本当に最悪だったので、一応希望を言ってみる。
「午後、グループを分けてもらったりは無理かしら?」
「人手が足りないので分けるのは無理なんです、すみません。
テントに行ってしまったので・・・
明日にはもう一人馬の先生(馬係)が戻るので大丈夫だと思いますけど・・・」
やっぱりなあ・・・
午後も走れないと聞いてすっかりブル~。
ここの外乗の制度がまずいんだよなあ・・・
でもレベル別にグループ分けするには人手が足りないわけだし・・・
昼食は、トマトサラダ、小さなボースと羊肉の入ったスープ、ライスと鶏肉の串焼き、干しぶどうのジュース。
羊肉以外の肉が出たのは初めて。
もう暑いだけだから午後は行かない、と言うパパを、「もったいないよ!外乗って歩くだけでも日本だとすごく高いんだよ!それにここに一人で残ってても暇でしょ!」となだめすかして何とか囲いの所まで連れて行きました。
午前中の外乗の後はいつも馬たちは腹帯だけ緩められて馬装のまま囲いにつながれて午後の出発を待っていて、客たちは自分の馬に乗るだけでいいので出発にあまり時間はかかりません。
それに午前中は二人しかいなかった馬係が、3人に増えていたので、腹帯を締めなおすのも早く済みました。
暑くなったので午前中より更に重いソーゴ。
朝よりちょっとバラけたので、たまに速歩をしながら私達は常に先頭グループにいました。
先導しているのは午後から加わった馬係。
先頭グループにいるのは私達とAさん、それに今日から加わった一人旅の女性(彼女はキュロットを履いていたので走れるはず)ともう一人の女性だけ。
後方グループとはかなり離れていました。
ふと、ガイドのAさんが馬を止めたので、ここで休憩かと思って止まると、「ティティさん、走って下さい!」
「え???走っていいの?」驚いて聞き返す私。
返事も聞かずに走り出す王子とパパ。
ソーゴは重いから、置いていかれたら追いつかないかも!
やっぱり駈足の扶助では出ない。
手綱を右手に持ち替えて、左手でソーゴのお尻を思いっきりバンバンたたくと、5回目に駆け出しました!
そこからは走る走る!
今まで重かったのが嘘のよう!
サイズが大きいのでモグちゃんよりずっと足が速いソーゴ。
あっという間に王子に追いつき、パパに追いつき、先頭を走っていた馬係に追いつき、ひじが当たるような近さで4頭横並びでがんがん草競馬状態。
それからまた4頭バラけてどんどん走っていく。
これだけ走ってしまっていては私達には馬を止められないと思われたのか、馬係がひゅっと口笛を吹いて私達を呼び、なだらかな上り坂がずっと続いている方角へ誘導しました。
そっちへ走って行き、また4頭で横並びにどんどん駆け上がり、坂の上でゆっくり歩いてUターン。
下り坂なのでゆっくり歩いて降りていって皆に合流しました。
馬係の人達は英語も日本語も話せないと思っていたけれど、若い彼だけは少し日本語が話せるようで、一緒に坂を下りながら日本語で王子にいろいろ質問していました。
彼は日本人のような名前でY君。
Y君のおかげで思いがけずたくさん走らせてもらえました。
そしてもちろん、頼んでくれたAさんのおかげです、ありがとう。
夕食の前に王子がやりたがっていたモンゴル弓を、Aさんに教えてもらうことに。
でも実はAさんはやったことがなくて(笑)、他のお客さんのガイドが教えてくれました。
かなり大きい弓で、矢をつがえて引くにはかなり力がいります。
何度も何度もやったけど、一度も的に当たらず・・・
むずかしいです・・・
夕食はにんじんサラダ、羊肉のハンバーグ、マッシュポテト、クッキー。
クッキーは一日目の夜のデザートと同じもの。
4日目にして早くもデザートのレパートリーが一周してしまったのか???
昼も既に一度出ている干しぶどうのジュースだったし・・・
ご飯の後、散歩がてら放牧された馬たちを見に行きました。
涼しくて気持ちいい・・・
広大な草原を、放牧された馬たちを見ながらゆっくりお散歩・・・と言うとすごく気持ちよさげですが、実は草原には馬や牛、ヤギ、羊それに野うさぎ達のウンチがあちこちに落ちていて、実際歩く時は景色を見ながら歩くと言うよりウンチを踏まないように足元ばっかり見て歩かねばなりません(笑)。
なので、しばらく歩いては止まって景色を楽しみ写真を撮って、また歩く、と言う感じです。
おなかが痛くて夜早めに寝ていた私をよそに、パパと王子はまたも虫退治で大騒ぎ。
虫を追いかけてせったを振り回した時に、天井の電球をたたいてしまいゲルが真っ暗に・・・
新しい電球をもらいに二人が出て行った後、たった一人で真っ暗なゲルのベッドの中で、虫が這いよってきそうで怖かったです。
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