馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

ケアンズツアー4日目

2008年09月16日 15時28分27秒 | 旅行
今日は朝から曇りで風も吹いていて肌寒い・・・
昨日まで真夏日だったのがうそのようなお天気。
どうしよう・・・今日はもう一つの世界遺産、グレートバリアリーフの予定なのに~。

一番最初に予定を立てていた時は、有名なグリーン島に行きたいと思っていました。
でもいろいろネットで口コミ情報を読んでいると、グリーン島はやってくる観光客も多いうえ島自体にもリゾートがあるのでビーチはいも洗い状態だとか・・・
人でいっぱいのビーチなんて・・・

絶対いや!!!

なので選んだのはフランクランド島です。
国立公園内の島のひとつで、自然の美しさを保つため一日に100人までしか訪れることの出来ない島なので、ごった返す心配がございません。
それにグレートバリアリーフといえど本来は外海まで行かなくては海もたいしたことはないはず。
おそらくケアンズ近隣の島でシュノーケリングしたところでそれほどのことはないでしょう。
でもダイビングするわけでもないのにアウターリーフまで行くのは大変。
王子が潜れるようになるまではしかたありません。
で、この島を選んだのはここが海がめの産卵地になっており島の周囲に多数のカメがいるからなのです。
サンゴ礁も魚もたいしたことなくても、海がめが見られればかなり救われます(笑)。
私達は何度も見ていますが王子は野生の海がめを海で見たことがないので。
本当は昔モルディブに行った時も王子のすぐ真下(7メートルほど下)に海がめがいたんですが、そのとき王子はまだ小さくてちゃんとマスクをつけてシュノーケリングできなかったので(笑)連れていた私だけが見て、「王子、今下にいるよ!見れる?」「見れな~い。」というまの抜けた会話がなされたのでした(笑)。

今にも雨が降りそうな最悪の天気の中迎えに来た大型バスに乗り込むと、100人以上の客の全てが日本人だった昨日のキュランダとはうって変わって、3分の2くらいが白人。
白人が大の苦手の私は初手からビビります。
私の白人に対する劣等感はもちろん見た目に劣ることも大きいのですが、なんといっても英語が話せないことが一番の要因です。
もし英語がペラペラだったらきっと相手が白人であってももう少し自信が持てるはず・・・
ああ・・・もっときちんと勉強しておけば・・・

バスで一時間ぐらい走って郊外の桟橋に着く頃にはだんだん空が明るくなってきました。
途中、「ケアンズ・ジョッキー・クラブ」なるものがあり、モンキー乗りで馬を走らせているのが見えました。
ジョッキーってことは競馬だよね?
ケアンズに競馬場って有るのかしらん???

ここから2階建ての船に乗ってリバークルーズです。
このフランクランドのツアーは他の島と違い、最初の30分を熱帯雨林の中を流れるマルグレーブ川をクルーズし、そのまま海に出るというのも魅力です。
船の中ではコーヒー、紅茶とクッキーが振舞われます。

シュノーケリングのセットは無料で貸してもらえますが、ウエットスーツは有料レンタルなのでちょっと迷いました。
ガイドさんに水温を聞いたところ、24度ぐらいとのこと。
ゴールデンウイークの石垣島なんかと同じくらいの水温です。
ウエットスーツを着ていれば深く潜るわけでなし、それほど寒くはないでしょう。
でも水着だけ、もしくはラッシュガードのみではおそらくかなり寒くなってくる。
と言うことで3人ともウエットスーツを借りました。




借りるものを借り、甲板へ。
広い川の両横に青々と広がる熱帯雨林の美しさは息を呑むほどです。
風もそれほど冷たくなく、王子と二人でじっと見とれていました。
そして左右の熱帯雨林が開け、海が広がる光景の美しいこと!
後は晴れてくれれば!

海に出てからは船が揺れるので気分が悪くなってきた王子を連れて揺れの少ない船の最後尾へ移動。
ぐったりしてそろそろやばいか・・・と心配した頃到着しました~。
よかった~。

無人島なので桟橋がなく、乗って来た大きい船ではそのままつけられないので小さいボートに乗り換えて島へ上陸します。
ビーチにはほとんど木陰になるスペースがありません。
適当に陣取ってさっきまでぐったりしていたのがうそのように大張り切りの王子にせっつかれ、海へ。

王子はウエットスーツももちろん一人では着れません。
水の中で着せてやり、マスクをつけてやり、フィンを履かせてやり・・・めっちゃめんどくせ~~(笑)。
準備が整いどんどん海に入っていく。
すぐ足がつかなくなるのでちょっと不安そうな王子の手を握って進んでいくと、すぐカメが見つかりました。
うわさにたがわず海がめが多数生息しているようです。
やはり思っていた通り、サンゴ礁もたいしたことないし魚の数も種類も少なくおもしろい海ではありませんが、海がめがあちこちにごろごろいるのがとても価値があります(笑)。
午前中のシュノーケリングで4匹、午後には3匹のカメと会いました。
しかもここのカメは人を恐れません。
潜って行ってすぐそばを泳いでも、甲羅に軽くタッチしても平気で珊瑚を食べています。
ここまで人間に無防備なカメは、私が今まで行った各地のダイビング天国(笑)の中ではボルネオのシパダンのカメに匹敵します。
これはうれしい驚きでした~。

もう少し水温が高ければウエットを着ずにラッシュガードだけで十分でした。
ウエットスーツを着ていなければ王子に素潜りを教えてあげたかったんですが、着ている以上ウエイトがなければ初心者の王子はスーツの浮力に邪魔されて潜ってはいけないでしょう。
シュノーケリングツアーではウエイトまでは貸し出していないので今回は残念ですが教えられませんでした。
パパと私はノーウエイトでも潜れるので、カメの真横まで行けますが王子はちょっと不満そう・・・
でもカメが息継ぎに上がってきてくれたので王子も一緒に泳ぐことができました



島に着いたときには晴れてきてくれれば・・・と願いましたが、実際にどんどん晴れてきてピーカンになったらなったでまた大変(笑)。
日陰がほとんどないので直射日光浴びまくりです。
持ってきた日傘を差してみる(笑)。
でも晴れたのでどんどん気温も上がってきていい海水浴日和となりました。

お昼はスタッフが張ってくれた大きなテントの下でトロピカルビュッフェ。
チキンやエビやサラダやフルーツがてんこもりでした。
グレートバリアリーフのたくさんの島々に行くツアーでは皆お昼ごはんは船で持ってきた出来合いのものとなるようですが、唯一ミコマスケイという島に行くツアーだけはなんとシェフを同伴で行くらしく、その場で作られた出来立ての温かいお料理が食べられるそうです。
それは魅力ですが、お値段も「シェフ代」が入っててけっこうします(笑)。
私たちに出されたお料理は出来合いのものですが、チキンが冷たかったのだけが残念でしたが十分満足でした。

午後も一緒にシュノーケリングをした後、王子は一人で浮き輪代わりの大きなスティックに乗って泳いでいました。
そろそろ島を離れる時間なので呼び寄せて着替えさせたら、足が砂まみれなので波打ち際で洗ってくるとのこと・・・
私はそのまま荷物をバッグにつめていたら・・・

「ママ~~!!!水浸しになった~~!!!」

あわてて振り返ると着替えたばかりのショートパンツもTシャツもびしょびしょになってるではありませんか!
急に大きな波が来たとか・・・
あのな~!海なんだよ!プールじゃないんだよ!
何時間海で遊んでるのよ!波が来ることなんかわかってるでしょうに!
思わずぶち切れる私。

Tシャツの替えはありますがショートパンツは一枚きり・・・
さあ・・・どうする・・・?

とりあえずTシャツを着替えさせ、下は脱がせて私の大きいパレオを半分に折って巻いてあげました。
変と言えば変だけど、エスニックと言えばエスニック(笑)。
後は帰るだけだし、いいや。



帰りの船では王子は甲板にでることなく船内の椅子で寝てしまいました。
ティータイムでバナナケーキとチョコレートケーキが出たのですが、食べることなく寝ていました。
私はケーキを楽しみにしていたのでもちろんいただきました~
しっとりしててとってもおいしかったです

ホテルに戻ってお風呂に入ったあと、スーパーに買いだしに行きましたがなんと土曜日は5:30まで(日曜日は6時まで)らしく既にクローズ(涙)。
早いよ~~。
水は他の場所で買うととても高いのでウールワース頼みなのに~。

まだ行ったことのない通りをぶらぶらすると小さな置物をいろいろ売っているお店を見つけました。
小さな馬のフィギュアと馬の顔のついた小物入れ、そしてオカメインコのかわいい置物を買うことに。
店内に二つ同じものがあり、塗りがきれいでお顔のかわいいオカメインコを選びました。
店員のお姉さんはとても気さくで、英語でいろいろと話しかけてくれます。
英語は超がつくほど苦手ですが、王子の手前なるべく情けない所を見せたくないのでがんばって話をしていましたが、プチプチをまく前にレジ打ちをするためインコのおなかに貼ってあった値札を見たお姉さん、容赦ない勢いでカウンターにインコを置きました。

ゲゲッ!!!
置物だよ!?壊れ物だよ!?
わかってないの???
と思った時にはすでに遅し・・・
ぺきっとかすかな音を立ててインコの爪が折れました。

で~~~!!!信じられね~~~!!!

「ねえ、今壊れたよ。」とお姉さんに言うと、気づいてもいなかった彼女はあわててインコを持ち上げました。
今更あわててももうおそいっちゅうの。
「ああ~~、ごめんなさい。
もう一つ同じ物があったはずよ、ちょっと待って。」と店内に探しに行って、さっき私が二つを見比べて選ばなかった方のインコを持ってきました。
「これはあまり良くないの。
外のショーウインドーに同じのがもう一つでてるでしょ。
あれを持って来て。」と頼むとすぐ持って来てくれましたが、それが一番塗りが悪かったのでしかたなくさっき選ばなかったものを買うしかなくなりました。
アバウトなオージーのお姉さんにとっては同じ置物なのだからどれであっても一緒だと思うことでしょう。
でも細かい日本人であり、さらに細かいコレクターの私にとっては塗りの良し悪しや型どりの良し悪しはとても大事なのです。
しかし国民性の違いも価値観の違いもあることですし、何より旅行先なのですから怒っても仕方ありません。
日本でこんなことがあったら許せませんが、ニコニコとかわいらしい白人のお姉さん相手なので、私もにっこり「これにするわ。」と・・・
でも・・・悲しいんですけど・・・

夕ご飯はナイトマーケットの前にあるGood Foodというステーキやさん。
ここはレストランとはいえない店構えで、どっちかと言うとペッパーランチレベルのお店ですがそれでもお値段はきっちりしています(今までのお店よりは安いけど)。
私とパパは今日はステーキではなくナイトマーケットのフードコートの中にある中華料理の取り放題が食べたかったのですが、王子が「ステーキ、ステーキ!」とうるさい。



で、お店のお姉さんに頼んでみたところ、ステーキやさんの席に中華のプレートを持ち込んでもいいと言ってくれたので、御言葉に甘えて王子に巨大なTボーンステーキと飲み物をオーダーし、私達は中華のお店へ買いだしに。
ここではお皿のサイズによって値段が決まっており、買ったお皿に何種類でも乗るだけいろんな料理を盛ることができるのです。
4つのサイズのお皿の中で2番目に大きいサイズのお皿をパパと一枚ずつ買い、とんでもない量のお料理を盛ってステーキやさんに戻りました(笑)。



このステーキやさん、この三日間の中で食べた夕食のステーキのお店の中では一番お値段がお安かった(それでも高いけど)けれど一番柔らかくて美味でした。
ボリュームも一番大きかったし。
ミックスフルーツジュースもとってもおいしかったです
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