馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

雪に願うこと

2006年12月15日 00時29分24秒 | 映画
雪に願うことを見ました。
映画館でやってる時に見に行きたかったのですが、田舎なのでうちのそばではやってなくてレンタル待ちしてました。
夢駆ける馬ドリーマーや、サイレントヒル、デスノートでさえやってないぐらいだから、(全部見に行きたかった映画)こんなマイナーな映画やってるはずもございません。

ばんえい競馬の調教師の兄(佐藤浩一)の所に13年前故郷を捨てて上京し、事業に失敗したダメ弟(伊勢谷友介)が会いに来る。
ばん馬の厩務をやらせてもらい、担当させてもらった「うんりゅう」と言う馬に自分のこれからの夢をかぶらせる。
賞金の額が伸びずに肉にされそうな「うんりゅう」と彼の再生の物語。

ばんえい競馬の名前は知っていても、実際に見たことは一度も有りませんでした。
この映画はまさに競馬と、その馬たちを調教する人たちがメインなので最初から最後まで、がっしりした美しい馬たちの姿を見ることができ、ばんえいのレースや裏方の世界も見ることができます。
重馬たちが重りを載せたそりを引き速さを競うことは知っていましたが、あんな障害(坂)が有るとは・・・・
とても過酷なレースです。
もう少し重りを軽くしたほうがスピード感も楽しめるし、馬も楽なのでは・・・と思ってしまいました・・・
パドックを回るときは、普通の競馬のように騎手が馬上に乗るので、そのまま走ってもいいのになあと思ったり・・・
でも、すごい迫力です。
きっとそばで見たら、ものすごい迫力だと思います。
普通の競馬と違って、あっというまに駆け抜けていかないので写真もいっぱい撮れそう。
いつか本物を見に行ってみたいです!

映画にはそんなエピソードは有りませんが、実際の世界ではばんえい競馬の廃止が決まり、そして今日の朝刊では一転して存続決定の文字が!
馬たちにとっては過酷なレースだけれど、存続することで生きながらえる馬たちがいることも事実。

映画の中でも、「年間100万に満たない賞金の馬は肉にされる。」と言っていました。
馬はわかってはいないでしょうが、毎年命がけなのだと思うと・・・辛いですね。
あれだけの大きな馬なのだから、維持するのもかなりの金額がかかるでしょうし・・・・きれいごとだけではすまない世界です・・・

戻ってきた弟が世話することになる「うんりゅう」とてもかわいらしい顔をしています。
身体も美しい。
ばんえいの馬は種類はなんなんでしょう?
クライスデールとか、いろいろ重馬がかけ合わさっているのでしょうか?
本当に美しい馬たちです。
スタッフ達が、馬場を移動する時など裸馬に乗って歩いていましたが、すごく乗りたいです~~~

馬の話ばかりで映画の内容には触れてませんが・・・(汗)
内容は地味な話です。
まあ、地味ながらもちょっと切なかったり、なんとなくいい味わいの映画です。
主役の兄弟も、乱暴ですぐ手や足が飛んで来るような兄と、線が細くていかにも都会っ子のような弟のギャップもよく書けてます。
それから周りのスタッフがとてもいいです!
なんとも暖かくて、皆いい人たちです。
でも若い女の子の騎手もメインの登場人物ですが、仕事を投げ出して消えちゃったり、若いから仕方ないんだろうけどなんか見てて許せなかったです。
彼女の成長も描かれていて、ちゃんと大筋にからんでるんですけど、好きになれないです~。

でも彼女が消えてみんなあわてて探してるからてっきりレース当日なのかと思ってみていたらそうじゃなかったので、じゃあそんな大騒ぎすることないじゃん(笑)。

弟をやっている伊勢谷友介、ハンサムです。
で、映画のラストぐらいになってやっと気づいたんですが、彼、キャシャーンじゃないですか~
あの時は本当にかっこよくて、もっと若い子なのかと思っていましたが、結構年いってたんですね(笑)。
まあ、でもハンサムに変わりはないです。

雪で真っ白の中、走る馬たち。
馬たちの息が真っ白で、蹴り上げる雪が真っ白で・・・
映像的にもとても美しいシーンがいっぱいです。
とにかく馬好きには最初から最後まで目が釘づけになる映画です。
この映画のDVD欲しいです~。
超おすすめ!





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