「最近の客は極端すぎて参る。」ディーラーの営業マンをしている友人の話(愚痴?)。
自動車専門誌を読みあさり、営業マン以上に詳しい人と、
全くクルマに興味を持たない人と両極端。
「値引き情報を書いたぶ厚い雑誌を抱えてくる人が居ると思えば、
うちの店でどんなクルマが取り扱われているかも知らない人がいる。
マニアックな話になって5~6時間かかる、
違う日には何にも分からないで来ているから
一から説明しないといけないので5~6時間かかる。
どちらにしても今は長い商談になることがほとんど。」と嘆く。
しかも、「男のほうがクルマに興味を示さない。」らしい。
車の購入といえば『男が主役』というのも過去の話だ・・・。
ある記事によると、自動車評論家さんが、
よく「息子がクルマに興味を示さない。」と嘆いているらしい。
プロドライバーの世界では二代目が活躍しているが、これからはそういうこともなくなるかも。
業界にどっぷり漬かっている家庭でそうなのだから、
家の車がミニバンという一般家庭の子供はさらに車に無関心だろう。
そういえば、僕の学生時代は車の絵を描いたり、
車の名前を知っていることが自慢になったりしたが、今はないのだろうな・・・。
ある研究機関では業界の動向を
「クルマはなぜ売れなくなったのか?」ということでくくっている。
それによると、少子高齢化・人口減少、所得減少、人口の都市集中以外に、
ユーザーのクルマへの関心や購入目的も一昔前とはだいぶ内容が変化してきているようだ。
アンケートによると、4割以上の人にとって「車は単なる移動手段」となっており、
「車の買い替えを検討するタイミングは?」という質問には
「古くなったと感じた時」(46.6%)や「車が故障したとき」(31.4%)など
クルマの 家電化傾向が見られたのだとか。
さあ、ディーラーさんどうします?大変ですよ。
こういう時代を予測した会社経営をされてましたか?
メーカーは、いつまでも面倒見てくれませんよ。
(実際にディーラーが潰れていますし。)
大体、営業のノルマが40台/年ってどういう計算ですか?
給料払ったらほとんど利益残らないじゃないですか。
ま、昨日の記事じゃないですが、「年に3回は、何もなくても顔を出せ。」とか、
「もちろん点検・車検は、車を引き取り納車しろよ。」とか言われたら、
それくらいしか売れませんけどね。
その慣習を作ったのはあなたたちです。
営業は営業に特化する。
一人3倍売れば利益が出て健全な会社経営が出来るようになるんじゃないですか?
車はずいぶん丈夫になりました。
(僕が小さかったころは、ボディがサビサビの車をよく見ましたが、今では稀。)
壊れにくくなって、整備工場は大変らしい。
だから、昔みたいにちょくちょく顔を出して「車の調子はいかがですか?」なんて要らないでしょ。
(二十年前とかは必要だったかも。
だから、その頃から車に乗っていた団塊の世代の方達にとっては、
「車屋の営業マンはそういうものだ」というのが抜けていないかもしれない。)
ニッサンやホンダの看板をかけているのに、
「その車種は当店では扱えません。」っていうのは一般消費者からしたら、おかしな話。
やっと気付いたのか、全車種取り扱いになったけど。
一般消費者のほとんどがディーラーで買った=メーカーで買った と思っている。
ディーラーは、ただの販売店でメーカーの子会社ではない。
(大体、都道府県ごとで販売会社がある。)なんて、知らないのだ。
だから、販売店以外のディーラーに行くと明らかに対応が悪いが、
そうすると「メーカーのイメージダウン」になるのに、そんなことも分かっていない。
というか、販売店の利益が薄いから、買ってくれたお客にしかいい顔を見せない
という仕組みを作ったのはメーカー。
自社ブランドを愛してくれているユーザーなのだから、きちんと対応しなさい。
さあ、いよいよ弊社の時代です。
全メーカー取り扱いで、何でもご相談いただけます。
一般消費者の感覚が「車は道具。家電感覚」になっているなら、
売り方も家電感覚の家電量販店みたいなのがいいでしょ。
弊社は車の量販店です。
家電の専門店(街の電器屋さん)は今、苦戦してますよ。
でもやめられない(他の経営方法は出来ない)んですよね、
何十年もその売り方しかしたことがない人がトップにいるから。
女性のお客様の相手が出来ない(下手な)んですよね。
今まで男の人しか相手をしてこなかった人が役職者だから。
ま、消えてください半分くらいに。
全国3万店以上あるのは多すぎですから。
ちなみに、わかりやすく3万店というと、
全国の売場面積70坪以上、もしくは年商1億円以上の店舗で、GMS、食品スーパー、生協・農協、ドラッグストア、ディスカウントストア、 ホームセンター、衣料スーパーなど、1,443企業の店舗を合計したよりも多いんです!
ありえません。
弊社は、そのディーラーと、中古車販売店(全国6万店以上)を半分にする運動をしています。
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