「カーグラ」2月号にとんでもない記事が!
それは、LONG TERM TEST 内のプリウス号の記事
03年10月納車のプリウス号が初回車検ということで、
3年間のまとめっぽい記事になっているのだが、
そこでディーラーの『とんでも接客』が暴露されています。
7月頃からリアビューモニターに不具合があり、パワーウィンドーからかすかな異音もあったので、ディーラーに持ち込んだ。
数日後引取りに向かうと、部品交換修理で87,717円請求される。
「初回車検前なのに無料じゃない?」聞くと、
一般保証が3年未満・走行距離6万キロまでということで、走行距離の方で切れていた(7万キロ)
言えよ。
天下のトヨタといえどもディーラー選びは慎重になったほうがよい、
という教訓である。
その後ほどなくして受けた車検の合計費用は144,800円(リサイクル料12,490円含む)だった。
交換部品はエアコンフィルター、エンジンオイル・フィルター、ワイパーゴム、冷却水
ここで紹介されたのが、「保証がつくしプラン」である。
これは、トヨタで車検を受けた車に5,250円払えば、一般保証を5年・10万キロまで延長してくれるというもの
言えよ。
じゃあ、「保証がつくしプラン」に加入して、車検後にこの前の修理を頼めば、保証範囲でタダになったということでしょ。
簡単にまとめるとこういう内容でした。
ポイントは2つ。
勝手に部品交換をしておいて修理代を請求するという詐欺
そして、それが無料に出来る方法があるにもかかわらず言わないという悪徳
「カーグラ」という有名車雑誌(媒体か、TVや動画もやっているから)
のテストカーでさえこの「とんでも接客」
ということは、一般の顧客には当たり前のように
企業利益を優先した接客が行われていることは想像に難くない。
メーカーからすれば、保証で修理(=4万円くらいの損?)になるはずが、
ディーラーの賢い接客によって8万ちょっとの売り上げGETになるのだから、
「ディーラーのメカニックよ、よくやった!」となるのだろうが、いいのか?いや、よくない
一つ、勘違いしないでいただきたいのですが、
僕のスタンスは、いつも書いているように「車は壊れるものです。」
「過剰な反応(またリコールか。なんで壊れるの。タダで直せ。など)は控えましょう。」です。
3年でも7万キロ走り、色んな人が取材などで使っている社用車なので、
電装関係で不具合が出てもしょうがないと思うのです。
が、それを車検が(新車販売以外の売り上げが)欲しいからと、
「保証がつくし」とか言っているのなら、
ちゃんと担当営業が全ユーザーにお伝えをして、それでも
「有料でもいいので、車検前に替えてください。」と言ってもらえれば作業に入ればいいし、
そうでないなら車検を受けて「保証がつくし」を付けてから作業すればいいでしょ。
というか、いつも書いているように「ディーラーは新車だけ売ってください。」
車検は、整備工場という専門業者さんが全国8万箇所以上ありますから。
そもそもが、大企業の弱いものいじめ「保証がつくし」なんていう
整備・車検顧客集客をやるからいけないのだ。
(この保証を付けるために、初回車検にしてはちょっとお高めの車検代でも
ディーラーで車検を受けるようになる。
=チラシをまかないでも、新聞広告を入れないでも車検集客が出来てしまう。)
こんなことされたら、整備工場というほとんどの企業が零細という業界は太刀打できないさ。
汚いなメーカー・ディーラー。
「保証がつくし」が魅力的だと思われた方は、トヨタディーラーで車検を受けて付けてください。
そうでない方は、整備工場さんを使ってやってください。
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