【がんサポート】2014年3月号 乳がん最新特集
(がんサポートのサイトより転載)
■2014年3月号 内容 |
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2 | 再発・転移乳がんの治療 |
再発・転移が分かったら、サブタイプの再確認を! 再発・転移のサブタイプ別治療 |
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監修●向井博文 国立がん研究センター東病院乳腺・腫瘍内科医長 取材・文●半沢裕子 |
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乳がんの初期治療は、がん細胞の特性を反映したサブタイプを基にされた薬物療法が標準的な治療法となっている。しかし、再発・転移治療の場合、考えなければならない要素が多くある。自分に適した治療法について伺った。 |
3 | 若年性乳がんの基礎 |
若年性であることは再発リスク因子ではない QOLを重視した治療の選択を! |
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監修●梶浦由香 聖路加国際病院乳腺外科 取材・文●がんサポート編集部 |
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年間約6万人が罹患すると言われている乳がん。そのうち、いわゆる若年性乳がんの割合は2・7%程度とされる。全体から見れば、罹患者の少ない若年性乳がんではあるが、結婚・出産など女性としてのライフイベントとどう向き合うかなど、QOL(生活の質)を重視した治療の提供が求められる。ここでは、若年者への考察を交えながら、乳がんの基礎をつかんでいく。 |
4 | 若年性乳がんの実態 |
若年性でも予後は悪くない 的確な治療選択で将来を考える 定期的な健診で、早期発見を目指す |
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監修●梶浦由香 聖路加国際病院乳腺外科 取材・文●西条 泰 |
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治療後の生活や人生への配慮も重要視される若年性乳がん。遺伝子診断や子供に対するケアなど、若年性乳がんならではの取り組みをまとめた。 |
5 | 妊孕性保持と薬物治療 |
将来、子どもを産みたいか 薬物治療前に考えておきたいこと 卵子や受精卵の凍結など、卵巣機能の低下に備える方法 |
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監修●清水千佳子 国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科病棟・外来医長 取材・文●柄川昭彦 |
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抗がん薬治療を受けると、卵巣は10歳ほど年をとる。そのため、30代で乳がんの治療を受けた人が、治療後に妊娠・出産が難しくなる可能性も高い。自分は将来出産したいのか、また、出産する可能性を残す方法をとるのかどうか、治療に臨む前に一度考えておきたい。 |
6 | 放射線治療とインプラント再建 |
放射線照射をしてもインプラント再建ができる方法 保湿・マッサージと熱意があれば、7割は再建できる |
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監修●岩平佳子 ブレストサージャリークリニック院長 取材・文●町口 充 |
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シリコンなどのインプラント(人工物)による乳房再建に保険が適用されるようになり、再建を望む患者さんにとって朗報となっている。一方で、手術後に再発予防のため放射線治療を行うケースが増えていて、その場合、合併症の危険が増すことを理由に再建を断念することもある。放射線照射すると、果たして本当にインプラントによる再建は難しいのか? |