NHK大河ドラマ「光る君へ」に関連して、昨年3月に撮った岩手県奥州市の「えさし藤原の郷(さと)」を紹介したい。建設のきっかけとなったのは、奥州藤原氏の興亡を描いた1993年度の大河ドラマ「炎立つ」。そのロケ地に選定されたこと。約36億円を投じて平安建築が本格的に再現された。
施設の核となるのは政治を司る「政庁」。中国の影響を色濃く受けた建築。朱塗りや太い柱は格式の高いことを示しているという。
緩やかな勾配のある屋根。
政庁の建物の中には、奥州藤原氏とゆかりの深い1051年源頼義の陸奥守着任の場面。
政庁には回廊がついている。
「光る君へ」第1話では夜のシーンでここが登場。政庁の前にステージが取り付けられていた。
南門。
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ここからは平安の寝殿造り。「御所」。奥が政庁で手前が「御所」。
手前が北対、真ん中が寝殿、奥が東対。
北対(左)と寝殿(右)。
東対
庭園には池が設けられていて、池からは遣水(やりみず)が流れている。
宇治平等院を模した無量光院。
明日の大河ドラマ第4話にもここが登場するはず。
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なお、大谷選手も岩手県奥州市の出身。新幹線水沢江刺駅にて。
2023年3月17日 撮影