昔は、池袋駅西口と言えば「危険な地帯」のイメージが強かったものだ。ところが、東京芸術劇場ができて以来急速に文化色の濃い街へ変身をとげた。
特に、東京芸術劇場の付近は彫像やオブジェが至る所に設置されている。今回ご紹介するのもそのうちの一つ。
人気彫刻家、朝倉響子氏の作品
「マリとシェリー」。
まず彫刻モデルの写真を撮って制作するのが彼女のスタイル。1977年、三宅一生のファッションショーでモデルのツキーと出合ったことが、その始まりだったという。
父には「写実派」の彫刻家朝倉文夫氏。彼女は、女性二人の像をここのほかにも多数制作している。
作品はスタイリッシュ。二人の会話が聞こえてきそうな錯覚に陥る。