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ポーランド鉄道の車内(電車編)

2020-08-28 21:25:33 | 日記

みなさん、こんにちは。今日は「ポーランドの113系」ともいえるベテラン電車、EN57形を紹介します。ポーランドに行くと1度は見る電車だと思います。

2015年 カトヴィツェ→ズバルドン

直近でEN57形に乗車したのは2015年9月のこと。ポーランド南部にある主要都市、カトヴィツェからスロバキアの国境駅であるズバルドンまで乗りました。当時、カトヴィツェ~ズバルドン間は普通列車しかありませんでしたが、現在ではスロバキア・ジリナからTLK(急行列車)が運行されています。

こちらがオリジナルのEN57形です。EN57形は1960年代前半~1990年代前半まで製造されました。この中にはユーゴスラビアに輸出された車両もあります(残念ながら見たことはありませんが)。2006年頃から近代化工事が施されており、前面窓を1枚にした「魔改造」とも思えるタイプもあります。

2015年当時、ワルシャワではオリジナルタイプはあまり走っておらず、地方都市でも「何とか」見られる程度でした。そのためオリジナルタイプが入線したときは感動しましたね。

前面は行先表示機がLED化された以外は変わっていません。2000年以降に製造された電車にはない「野武士的」な雰囲気を醸し出す電車です。

車内は4人掛けのボックスシートです。化粧板は阪急電鉄のような木目調となっており、阪急沿線に住む私にとっては愛着が持てる内装です。

さてEN57形は一部を除き吊りかけ駆動のため「グォー」という迫力サウンドが楽しめます。そしてドアが閉まる前に「ジー」という音が鳴ります。この重々しい「ジー」が萌えるんですよね。

@Paweł Okrzesik

ところで1990年代前半にはED72形というEN57形の後継車といえる電車がデビューしましたが、20編成あまりの製造にとどまりました。もともと快速列車にあたる「IR」で使用されるはずでしたが、快適性で不合格になった模様です。いずれにせよ、ポーランドのローカル電車、なかなか渋いです。

 



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