瑞原唯子のひとりごと

告発の行方

2018年1月21日
告発の行方。1988年のアメリカ映画。性犯罪被害者への配慮のなさにびっくりした。映画だから? 昔だから? アメリカだから? 被害にあった直後だっていうのに、検査の医師の対応があまりにも雑だし、検査自体にも配慮が全然ない。普通の検診のほうがよっぽど配慮があるぞ。相談員が心のケアをするのかと思いきや、むしろ邪魔というか…何も検査をそんな見てなくてもよくない? 被害者がビッチ系だからまだマシだったけど、もっと年若くて繊細な子だったら泣き出してる。そして裁判で本名も顔も公表されて晒し者みたいになって、マスコミも容赦なく本名も顔も報道してるという。怖い。これじゃあ泣き寝入りするひとが多くなるだろうね。女性検事の所行が最初ひどかった。被害者の同意も得ずに勝手に取引。まともに戦っても勝ち目がないから、という言い分はわかるけど、だからといって被害者の意思を無視するなんてなぁ。そりゃ怒るしショックを受けるよ。でも執行猶予もつかずスピーディに収監されたのはすごいと思った。アメリカではこれが普通なんでしょうか。で、教唆のほうはいいとして、取引した三人のほうはどうなるんだろう? 日本だったら一事不再理があるけど、アメリカではどうなんだっけ。

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