スタジオジブリ作品/原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/監督:宮崎吾朗。孤児院で育ってきた10歳の少女アーヤが魔女に引き取られる話。
3DCGの人物に違和感がすごかった。質感も動きもまったくリアリティがないというか、全部がつるっとしていてフィギュアみたいだし、質量も感じられなくてふよふよしているし。でも、こういうものだ、人形劇みたいなものだ、と自分を思い込ませているとまあ何とか見られるかな…。
ストーリーはこれといった波乱が起こることもなく、起承転結もなく、こぢんまりとした日常の話で終わってしまった。でも飽きずに最後まで見られました。アーヤが図太くてたくましくていい性格してるけど嫌いじゃない。でもうっかりやりすぎて死んじゃうタイプかもなと思ったり。
EARWIG三人のあいだに何があったのかとか、この二人はなぜ一緒に住んでるのかとか、アーヤの父親は誰なのかとか、母親は冒頭の魔女なのかとか、12人の魔女に追われてる理由とか、ベラ・ヤーガがアーヤを引き取った本当の理由(アーヤの出自に気付いてた?)とか、大人側の事情が描かれないまま終わったのが消化不良。あれはあれで想像の余地があっていいかもしれないけど、単純に気になってます…!
エンディングを見るかぎりずっと三人で暮らしてるっぽい。あの魔女はアーヤを迎えに来たんじゃないの? クリスマスパーティに来ただけ? あと、どうでもいいけどテレビでハウルの動く城を見てた? 原作者さん同じだからですかね。