瑞原唯子のひとりごと

ブルースチール


1990年のアメリカのサスペンス映画。新任女性警察官が強盗を射殺し、その強盗の拳銃を拾った男が無差別連続殺人犯になる話。タイトルの「ブルースチール」は拳銃を指す隠語だそうです。映画内では特にこのあたりの説明はなかったのですが、この映画を放送したシネマクラッシュの解説で言っていました。

映画としての完成度は高くないかな。話が不自然だったりチグハグだったり意味が見いだせなかったり疑問なところが多い。でも、だからこそというか予定調和ではない展開でけっこう楽しめた。ツッコミながら見る分には面白かったという感じですかね。おすすめはしないけど(笑)。

犯人はまぎれもなくやべーやつだけど、主人公もかなりやべーやつですね…警察官になってはいけないひとだったんじゃないかという気も。反撃されないように撃ち込みまくったのか、そこに快感を見出していたのか、それは彼女にしかわからないということですかね。

個人的には犯人の正体がわかるまでもっとハラハラドキドキする描き方をしてほしかった。あと正体がわかったあとの心理的な駆け引きがもっとあったらよかった。犯人が実家に来たところなんかは面白かったんだけど、すこし物足りない感じがして…。

先輩刑事は良き理解者になってくれるのかと思ったら、あっさり寝て、あっさり撃たれて、そのまま何のフォローもなく終わってしまった(笑)。

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