金田一37歳の事件簿 (9) (2021/04/23)。騒霊館殺人事件。犯人は白鳥麗桜でした。どちらかというと黒原太が怪しいような気がしてたけど違った。白鳥麗桜がはじめに爪を切るよう言ったのは、犯行準備のためだったのか。あのときの迫力は切羽詰まってたからなんですかね。
しかしオカルトチックな話になってきて何とも微妙な気持ちに。妹が埋められている壁を触っただけで当時のことがわかった? しかもほぼ合ってた? それが本当だとしたらオカルトとしか言いようのない話では…。妹との一人二役のほうはまだわからないでもないけど。多重人格とかもあるし、妹の人格を自分の中に作ってしまうということもあり得るのかなと。わたし的には霊よりそっちのほうがまだ納得できる。
壁に埋めるのは学園七不思議殺人事件でもあったけど、こっちは生き埋めというさらに恐ろしいことに…。四人もいたのに誰も止めなかったんだろうか。四人もいたから実行しちゃったんだろうか。赤信号みんなで渡れば怖くないというやつ? それとも違法ドラッグを使ってたから理性がふっとんでたんだろうか。
ところで花塚衣舞の背中の傷はいったい何だったんだ? 今回の事件には何の関係もなかったってこと? ただ思わせぶりだっただけ?
あやせ連続殺人事件。前巻の予告を見て、とうとう美雪が登場するのかとめっちゃ楽しみにしていたのに、フミだったんかーい! はじめちゃんとか言うなや! いつもはじめって呼び捨てなのに! しかしフミ 29歳には衝撃を受けた…うん、はじめが37歳なんだからフミは29歳で当然なんだけど…。小学生の子がいつのまにかアラサーになってたというのはビビる。でも意外と違和感はない。ちゃんと昔の面影が残しつつきれいになってるのがイイネ。髪型もすごく似合ってる。それにしても探偵社に勤めながらミステリ小説を書いていたなんて。しかも大手出版社の佳作を受賞。そのうえベストセラーを書いたミステリ作家の彼氏までいるとは…。なかなか活動的。彼氏は優しそうないいひとっぽいけど何も裏がないといいな。
真壁先輩は本当にまともになったよね…鼻につく感じもなく、わりかし柔軟で話せるひとになってる感。
はじめが謎を解きたくないのはやっぱり速水玲香が関係していると。うーん、何があったのかめちゃくちゃ気になるけど、いつかちゃんと描いてくれるんだよね? いろいろ妄想しながら待ってる…!