瑞原唯子のひとりごと

スター・トレック


1979年製作のアメリカSF映画。エンタープライズ号が地球に向かうエイリアンを迎撃しようとする話。

さすがに多少のレトロ感はあるものの、40年近く経ったいまでも十分鑑賞に堪えうる作品。正統派SF。あたりまえのように多様性が描かれているなど、いま見ても先進的に感じる部分もあり。ただ、舞台設定などの説明がほとんどないし、見せ方がやや不親切でわかりづらいし、全体的に地味だし、スタートレックを知らない一般のひとには面白く思えないかも。一般受けするように作り直したのが2009年のスター・トレックですね。

ビジャーがヴォイジャーだったというのにテンションが上がった。機械の惑星にたどり着いて情報を得て自我を持つまでになったというのが、いかにもSF的で面白い。カークたちは生きる機械だとか何とか言ってたものの、厳密に生命体と言えるのかどうか。確か生命体の定義のひとつが自己複製だと聞いた覚えがある。最後にデッカーと合体してようやく新しい生命体になったということかな。どんな生命体か見たかった。放置しておいて大丈夫なのかも気になるところ。

感情を捨てようとしているスポックと、感情を求めているビジャーで対比になってたんだろうけど、ここらへんもうちょっと深く描いてもよかったんじゃないかな。さらっと流されていてちょっともったいない気がした。

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