さえないオタクが仲間とハッカー集団を作ったが、事件に関わったことで追われる身となり、証人保護を求めて出頭する話。
終盤が二転三転して面白かった。しかし精神障害を持ち出されると何を信じていいのかわからなくなる。ラストは彼の妄想とか脳内とかそういうわけではなく、そのまま素直に受け取っていいのかな。
だとしたらマリはいつどういうつもりで仲間になったんだろう。映画内でのマリの描写は、ラストを除いて主人公が捜査官に語ったことなので、どこまで事実なのかもわからないんですよねぇ…。このあたりモヤモヤする。
主人公たちのハッカー集団はこれといった信念もなく、ただ自己顕示欲と承認欲求だけで騒ぎを起こしていて、とてもじゃないけどかっこいいとは思えなかった。クソガキ感がすごい。他のハッカーも多かれ少なかれそんなものなのかな。
ダークウェブでのやりとりを地下鉄を使って可視化したあたりは面白かった。何かちょっとマトリックスを思い出した。