瑞原唯子のひとりごと

相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿

観てきましたー。原作の小説はだいぶ前に読んでいました。だいぶ前なので細かいことは忘れてますが…。この地味な話をどうやって映画化するのかな? と思っていたのですが、テンポ良く進めてくれて、見せ場的なものもいくつか作られていて、ちゃんと映画として成立していました。知子の勤める団体とか、知子のほくろの位置とか、ちょっとずつ違ってるなー…と最初は思っていたんですが、ちょっとどころではなくストーリー自体も違っていました。「エッ……?!」とビックリしてしまいましたよ。

右京さんと薫ちゃんはカメオ的な出演で、事件に絡んではきません。何度かちらちらすれ違ったり、ちょっと会話したりするくらいですかね。それよりも、どちらかというと伊丹の方と絡んでます。伊丹はいつものごとく特命係を意識しすぎるくらいに意識していて可愛いです(笑)。

エンディングの米沢さんと知子のほのぼの仲睦まじいシーンが微笑ましくも切なかったなぁ。こんなに仲が良かったときもあったんですね。細かいのがいくつも並んでいたので全部は見られませんでしたが。じっくり見たかった気もします。ていうか、これだけのためにわざわざ撮ったんですかね、このシーン。

エンディング後に特報がありますー。新相棒の神戸君と右京さんの掛け合いみたいなもの。この前の本編では何となく微妙な感じでしたが、この特報ではコミカルだったせいか何かいい感じに見えました。どうやら次シーズンも作られるようですね。たぶん皆さん当然のようにそう思っていたと思いますが(笑)。


以下ネタバレありです。


何気に米沢さんのピザ脱出シーンがお気に入りです。米沢さんは顔が広いので、いざというときにこういう助けてくれる人がいるんだな。見張りのふたりには、怪しめよ! 気付けよ! とツッコミたかったですが(笑)。しかし、協力してくれたピザのお兄さん、あのあとどうなったのかが気になります…。

犯人が変わっていたのには驚きました。本当に「エッ……?!」と絶句状態でしたよ。最初は米沢さんたちと打ち合わせて、犯人をあぶり出すための芝居でもしているのかと思ったけど…本当にオマエかよ!

でも、あのおばさんが犯人って無理があるような気がして、ちょっと納得がいかなかったです。横領はわかるんですよ。でも、あそこまで用意周到に、冷酷に、人を殺してしまうというのはちょっと…。あのおばさんにそこまでの頭があるようには見えないし、そういう綿密な計画を立てる性格でもないように思えるし。いや、人はわからないっていうけどさ。最後まで見てもそこらへんの説得力がなかったように思えたのです。動機も弱い…というか、やっぱり説得力がなかったのかな。原作の方では犯人の心理や葛藤が詳しく書かれていて、納得できたのですけども。映画ではさらっと流されちゃいましたからね。

でも、映画の方はきれいにまとめてはありました。知子を弔うところまで描かれていたのが良かったかな。知子の日記を変えてちょっと切ない感じにしてましたね。ただ、横領のことは相談しないつもりだったのかな、と少し気にはなりましたが。

といろいろ書きましたが、基本的には面白かったです。原作を読んでいても楽しめると思いますー。

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相棒@SKY BLUE

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