進撃の巨人 (33) (2021/01/08)。確かにエレン自身が望んだことではあるんだろうけど、最初から決まっていたようでもあって。大いなる意思に導かれているというか。本当に未来を変えることはできないんだろうか。エレンは地鳴らしのあとの未来も見ているのだろうか。すべてをわかったうえで行動しているのだろうか。完結まで読めばエレンの選択の理由が理解できるのだろうか。いまはただただつらい。
アルミンとアニのシーンが何かすごくよかった。世界中で何千何億の人が踏みつぶされてる最中に…私達…何やってんだろうね…というのに思わずちょっと笑っちゃったけど、せつなくて。
そしてとうとうハンジが…もう誰が死んでもおかしくない状況だし、本人も死ぬつもりで向かっていったから、ショックとかそういうのは少ないんだけど…。最後までハンジらしくてよかった。一瞬、落ちたあとに何が起こったのかわからなかったけど…これはずるいわ…。残酷な現実をさんざん見せられたあとに、いきなりこんなものをもってくるんだもの。これはハンジの願いだったのかなと思ってる。
世界の地鳴らしは地獄絵図。巨人のスケール感もあって本当に人がゴミのよう。絶望感がすごいけど、赤ん坊は希望の象徴なのかな。
要塞の兵士へ向けた演説には何とも言えない気持ちになった。こんな状況だからこそ嘘偽りない心からの言葉だと信じられるし、胸に迫るものがあったけど、ここまで追いつめられないと気付かない(あるいは認められない)のかと…それでもここで言えただけよかったのか…。
最後アルミンが諦めてなかったのがうれしかった。「君のどこが自由なのか」って本当にそう…!