瑞原唯子のひとりごと

スチームボーイ

冒険活劇と思って観に行くと、ちょっと違和感を覚えるかもしれません。違うとも言い切れないのですが。ハリウッド並みに派手に壊れまくりますよ(笑)。絵の見せ方はさすがに上手いなと感心。スケール感や高さ、落ちる感じなど、アングルやカメラ移動で見事に表現されていて、本当にすごかった。これを見られただけでも良かったなと思います。ロンドンの街並みとか機械類なども良かった。

話もわかりやすいけれど、いろいろ考えると奥が深いですね。スカーレットの変化とか親子関係とか科学に対する姿勢の相違とか。わりとあっさりしているのですけど、私はけっこう好きですよ。泣かせようと演出過剰だったりすると、かえってさめたかもしれません。ラストはエンドロールのバックの絵まできちんと見ないといけませんね。ここまで見ると「夢をあきらめない」というキャッチコピーも生きてくるかなと。というか、ここらへんの話が見たい。続編決定とかニュースが出ていましたが、この辺の話をやってくれるのかな。

スチーム城を見たとき「ラピュタ」とか「ハウルの動く城」(直前で予告をやっていたので)を思い出してしまいました。「ラピュタ」とは近いものがあるかもしれませんね。両方とも科学が絡んできますし。

鈴木杏ちゃんの声はレイに合っているのか不安でしたが、ばっちり良かったですよ。ポスターだとレイはけっこうたくましそうに見えるのですが、実際に映画を見てみるともうちょっと幼い少年っぽい感じでしたし。スカーレットの小西真奈美さんも良かったと思います。わがままお嬢さまのこにくたらしい感じ(でも憎めない)がよく出ていました。

キャラクター的にはやっぱりスカーレットが好き。わがままだったり、ひどいことを平気で言ったりするのですが、それは幼さゆえという感じがします。あるいみ純粋。あんな状況にあっても平然としているあたりもね。

映画 主張板

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