瑞原唯子のひとりごと

地球へ…「それぞれの場所」

「レクイエムを捧げにな……」ってかっこつけすぎだ、キース!!

フィシスはブルーがすべて。力を失っても、ブルーとの記憶がよみがえるなら構わないと。フィシスにとって、ブルーの存在ってどういうものだったのだろう。しかし、記憶を抱きながら生きていこうなんで、不健康で不謹慎なような気がする。みんな地球へ向かおうと頑張っているのに。償いたいと思うなら、他にやることがあるだろう。

トォニィ、フィシスに毒づく。ジョミーの近いところにいる女だから、気に食わないってのもあるのかも。しかし、なかなかきっついなぁ。でも、そう思われても仕方ないことをフィシスはしたわけだしな。しかし、本当にフィシスの力はブルーに与えられたものだったのだろうか。フィシスの過去の記憶にも、それっぽいものがあったけど…。

トォニィ、大声でジョミーへの思いをぶちかます(笑)。ジョミーが振り向いてくれないので、なかなかもどかしいようです。本人にぶつけるわけにもいかないしな。本当にジョミーが大好きなんですね。ジョミー以外はどうでもよさそうだ。同じ力を持った子供たちさえも、眼中にない感じ。おさげの女の子はトォニィ大好きらしいけど、完全に片思いです。

ミュウがトォニィたちを忌み嫌う図は、人間がミュウを忌み嫌う図とまったく同じです。未知の力を持つものを怖れるってわけですね。本質はどちらも変わらない。ミュウだから人間だからってわけではなく、どちらにも様々な人がいる。優しい人もいれば、冷たい人もいると思う。数が増えれば幅も広がるわけで。

「僕たちは人間だ」というジョミーの言葉は、なかなか深い。だから、ジョミーはシステムを壊すと言ったわけですね。しかし、目的のためには手段を選ばない…というのが、今のジョミーの考え。殲滅しろって、本当にためらいなく言うなぁ…。もともとこういう人だったらいいんですが、変わる前のジョミーを知っているだけに、なんだかやりきれない思いです。ジョミーも望んでこう変化したわけではないわけですし。

スウェナによれば、12年前のあのときに精神汚染された生徒たちは、処分されてしまったらしい。簡単に処分とかしちゃうんですよね。これもシステム。ジョミーは何を考えて思念波を送ったのか、いいわけはしませんでしたね。言ったところで何ともならないけど…でも、なんか悲しい。

スウェナが「娘」と言ったとき、そうじゃないかと思ったけど、やっぱりレティシアだったんだ。娘といっても、実の子供ではないでしょうけど。そして、レティシアの新しい両親は、ジョミーの両親。だからスウェナは会わせようとジョミーを連れてきたようです。ジョミーも気づいていたみたいですね。だから、あそこまでついてきながら、突然、帰っちゃったわけか。会える立場にないと思っているのか、気持ちが揺らぐのが怖かったのか…。

マザー・イライザは、すっとぼけるか、妨害するか…かと思ったけど、素直にキースに道を開けました。何を企んでいるのだ…と思ったけど、どうやらキースが喜んで受け入れてくれると思っちゃってたようですね。キースはそんなに甘くない。破壊しまくりです。マザー・イライザもおしまいです。人の心がわからないから、そういうことになるんだよ。

キースとフィシスは同じところで作られていた。まあ、予想してましたけどね。いま残っているのは、研究の途中で放棄されたもの。ずいぶん長いこと廃棄しないで置いておくんですね。維持するのも大変じゃないかと思うんだけど…。しかし、フィシスが失敗作だとは思わなかったな。ブルーが助け出さなければ処分されていたのでしょうか。それとも、サンプルってやつ? しかし、ブルーはなぜ助けたのだろうか。一目惚れとかいわないでくださいよ(笑)。いや、近いものかもしれませんが…。

キースがマザー・イライザの元へ向かったのは、キース自身の意思かと思っていたけど、グランドマザーとやらの命令だったようです。でも、キースの意思でもあったよね。ピーターパンの本をわざわざ持っていったわけですし。感情のないただの機械だったら、そんなことはしないでしょう。

グランドマザーは、マザー・イライザを切り捨てたらしい。用済みだからってことで。で、グランパ(ジョミー)とグランマの対決って構図になるのかな(笑)。

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