昼下りの情事。私立探偵の娘が女たらしの富豪に恋をする話。オードリー・ヘップバーン主演。
娘のことを思う父親の対応はすごく好きでした。でもラストの展開でガッカリしてしまった。もしこのまま別れていたら若気の至りのほろ苦くせつない恋の話になっていたけど、急にあり得ないことが起こったというか、こんなの上手くいくわけないじゃん最悪だとしか思えなくて。
フラナガンにとって女性は楽しむための道具でしかないんだよ。アリアーネに関心を持ったのは、初めて思いどおりにならない女だったからであって、彼女を愛したとかそういうわけじゃない…はず。燃え上がったあとはすぐに飽きて他の女に走るんじゃないかな。そもそもこんな男のどこがよかったんだろう。
あと彼女がニューヨークに行ったら終身刑というのがよくわからない。重婚したのはフラナガンだから、罰せられるとしたらフラナガンであってアリアーネじゃないのでは…? 当時のニューヨークの法律がわからないので何とも言えないけど。これでアリアーネだけが罪に問われるのだとしたら納得がいかない。