新エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

少しずつでもしっかり整備したい

2025年01月29日 | 安平山

安平山登山道整備

少しずつでもしっかり整備したい

【1月28日 (火) 】

ずっと気になっていた安平山の登山道。

今は冬期でも毎日のように訪れる地元の愛好者たちも多い。

私たち夫婦もその中の二人・・・。

小高い山の中に作られた登山道、いつ、誰が開削されたのかは不明だが、

少なくとも多くの方に親しまれている道であることに違いはない。

上の写真は、安平山縦走コースの途中にある場所

毎年木と木の間にあった「ツル」がドンドン伸びたりして一時登山道を跨ぐようになって

通行出来なくなってしまった。そんな中誰かが少しずつツルを切って道を開け、なんとか

通れるようになったが、折れ曲がった木が危険だったのでずっと気になっていた・・・。

そして、ようやくこの日に出向き「危険物」を撤去・・・。

絡まるツルを少しずつ細目に切って、最後に太い幹となる木を切った。

左右引っ張り合うツルを切り離すと反動でツルがへたっ~と垂れ下がる。

巻き付いていた太い木を切るとツルを伴って全体が地面に倒れて来た・・。

そんな作業を1時間ちょっと掛ったが、安全に広く道を開けられ整備終了。

整備中に山の師匠が偶然通り掛かり、作業を手伝ってくれた。

 

わが妻チーヤンも一応確認してくれた・・・

安平山頂上から望む「日高山脈」最高峰「幌尻岳」は枝に隠れて見にくい。左に戸蔦別岳とヌカビラ山など

 

 


冬期のシルバー業は除雪なのに・・・

2025年01月27日 | 定年後の生活

冬期のシルバー業は除雪なのに・・

シルバー業が開店休業状態となっている・・・。

12月は3回出場したのに、1月は未だに無い。除雪が無ければ収支ゼロ。損も得もない訳

だが、シルバーが潰れると言うことでは無い。しかし、除雪に登録している会員にとっては

収入源が無い訳でこのままだと1月の賃金 (配分金)はゼロが濃厚だ。

依頼主のお客様は、雪が降らないのは歓迎だと思うが、あまり降らな過ぎても後が怖いと思

っているかも知れない。

 

いずれにせよ、冬期のシルバー業のメインは「除雪」で、出動すれば、積雪に応じた収入と

り、それに伴う会計事務も忙しくなる。ただ儲かってしょうがないという事業ではなく、

字にならなければ御の字というだけである・・。また、通年で請け負う業務もあり、そこ

働く会員は決められた日、決められた時間に業務を熟している事も忘れてはいけない。こ

こでの収入は、役場との年間契約が多く会員への賃金の支払いには問題ない。

 

安平山 (166m) 頂上

★ 開店出来ない「安平山スキー場」は危機的・・・

天気が続き、雪が降ってもパラパラ・・・

先週大雪を当て込んでオープンの準備をしていたらしいが、結果降らずでオープン出来な

かった。1月オープンは例年の事だが、もしこのまま1月にオープン出来なければ、今シ

ーズンは「閉鎖」のままで終わる事も危惧されている。

元々雪の少ない街、特に今年は暖冬となれば・・・ちょっと心配だ。

 

安平山スキー場は、町営のスキー場。

ただ、運営管理は指定管理業務となり民間の業者に依頼して行われている。スキー場の役

割の一つとして学校授業の充実を図ることが大きい。小学校から高校までのスキー授業は

町としても大きな事業の一つだろう。更に近隣の自衛隊もスキー訓練場として毎年利用し

ているので大きな収入源である。

しかし、オープン出来ないまま閉鎖となれば、その影響は大きい。

 

スキー場の各施設の老朽化も進んでいるようで、その交換・修理には多額の費用が掛かる

と言う・・。現時点でもナイターをするための照明器具が老朽化し、昼間だけの営業にな

るらしく、リフトも修理が必要と言われている。

 

スキー場を守るか子供たちを守るか、多額の税金を投入する事業だけに「閉鎖」は簡単で

はない・・・

安平山頂上からスキー場を見下ろす。まだ一度も稼働していないリフトが寂しそう・・・

 

頂上から「夕張岳」がクッキリと見えた。空気が乾燥し青空の時に良く見える眺望である・・・

 

夕張岳の左側には、「芦別岳」も見える大絶景。日高の「幌尻岳」も見えるが木々が邪魔している・・

 


少し高い壁も乗り越えて・・・

2025年01月26日 | 定年後の生活

少し高い壁も乗り越えて・・・

昨日の25日、町内会の新年会に始めて参加して来た。

会場は町内会の会館だが、リニューアルしてきれいになった。

開始より30分以上早く会場入りしたが、すでに何人か席に付いていてカラオケの音楽が

ボリューム高く流れ、宴会の演出をしているようだったが、ちょっとうるさ過ぎ・・。

 

開始時間には予定者全員が席に座り、司会者より挨拶が始まった。

町内会長、町長のあいさつと続き、そして乾杯の音頭で新年会が進んでいく・・。

 

町長のあいさつ

余興では自慢の踊りを披露する奥様・・・カラオケも凄く旨かったOさんでした・・・

 

♪二人の大阪 をデュエットするKさんとNさん (右側) ・・・お二人とも普段から歌い込んでいる実力派

                                          総勢39名の参加があり、最後の集合写真

★ 終わり良ければ・・かな

なんとなくだが、自由席と言いながら座る席が決まっていたような気がする。

私は長老たちの席に座り、「始めての参加です・・・よろしくお願いします」と挨拶しながら

お名前を確認させて頂いた。私の右隣に座ったAさんは、シルバー人材センターの会員でもあ

が、今年88歳である。すると左隣に座っていたUさんも88歳と言うからビックリ!

更に隣のテーブルにはOさんと言う方が居て89歳だよと教えてくれた。皆さん、お元気な様

子で何よりだが、この先一緒にお酒も飲めるのかなぁ~と心配したが、及ばず飲んだ (笑)

 

会の進行上、役員の方々が上座にまとまって座る事はしょうがないと後で気が付いたが、最初

は違和感があった。私のように初参加で人も知らない初心者にはどなたか役員がそばに居て欲

しいなぁ~と思ったからだが、考えてみると知らないのは私だけで、ほとんどの方は皆さん顔

見知りなのでした。(メンゴです・・笑)

 

お酒が入ると少しずつ話も弾み、長老たちとの会話に耳を傾けた。

左に座っていた88歳のUさんは、「物作りの達人」のようで自作の作品を持込み希望者に差

し上げていた。私もティッシュ箱を頂いた。

 

難しく考える必要はなく、飲んで、歌って、語って最後まで楽しい時間をみんなで過ごす事が

この会の目的と感じた。お酒が進んで他のテーブルに移動し、何人かとお話する。

最近移住して来たご夫婦〇海さんは、まだ62歳だが、すでに現職は退き無職のよう・・。

シルバーの仕事をアピールして入会のお誘いをして見た。反応は良い・・。

 

2時間はあっという間に過ぎた・・。

大した飲んでいないのに昼酒は酔いが早い。

勢いで「二次会するぞー!」と言いたいのは私だけ。みなさんポツポツとお帰りの様子でした。

 

終わり良ければ・・で解散。

帰宅して頂いたお弁当を食べたら寝てしまった・・・。

 


移住30年目、初参加の新年会

2025年01月25日 | 定年後の生活

移住30年目、初参加の新年会

【1月25日 (土) 】

今日は町内会の新年会

この地に移住してちょうど30年目になるが、新年会に参加するのは始めてだった。

その30年前、移住を機に両親との二世帯同居生活が始まったが、私も妻もまだ30代。

娘も中学校に入学する年だったから、妻は子育てに忙しく、私も泊まりのシフト勤務で

札幌への通勤だった。また、その頃から趣味の登山に明け暮れて家に居ること自体少な

い時期でもあった。とても町内会の行事に参加する余裕も無く、正直そうしたお付合い

は親世代に任せておけばいいと思っていたかも知れない。

当時、父親は70歳、母は64歳だった事を思うと自分自身が既にその歳になっている

事がある意味不思議だった。

父は移住10年目の80歳で他界し、母も昨年90歳で父の元へ旅立った。

町内会の各行事を始め、老人会やパークゴルフクラブにも入っていたし、母は、カラオ

クラブにも入っていたからいつも歌を唄う声が下の部屋から聞こえていた。

 

定年退職して5年目、私は今年68歳となる。

退職してすぐに登録入会したシルバー人材センター。地元の高齢者と知合う機会が増え

知らなかったご近所の名前や各地区の町名も徐々に分かるようになった。そして今では

全町の住所と場所が頭に入り、シルバー業の依頼主である町民の名前と住む場所もすぐ

に分かる程街の様子が身近になっている。大都会札幌に行くのも年に数回となれば、地

元の事がメインとなり、住む町の出来事にも興味を持つものなんだと今に思う。

 

★ どこも高齢化が進む役員事情・・・

毎年開催している町内会の「総会」にも退職してからは出席するようになった。

それはある意味自然であり、抵抗なく出席するようになったかも知れない。総会には当

然ながら顔見知りのご近所さんも居るが、若い奥様や町内に移住されて来た見知らぬ顔

ぶれも居たりする。決まりごとの式次第に乗っ取り総会は進んでいくが、会長を始めと

する役員の多くは後期高齢者である。この地に住んで50年60年という主ばかりだが

地元や町内の活性化や環境美化、安全対策等々暮らしやすい街づくりにこれまでずっと

貢献してくれた方々である。

 

移住した30年前に一度だけ総会に出席した事があった。

まだ38歳の若僧だったが、あの時に感じた異様感とよそ者扱いは今でも忘れない。

手を挙げて意見でも言ったなら「何も知らないよそ者は黙っておれ」みたいな風潮が漂

い、白い眼の視線がとても印象を悪くしていた。

それが今ではその高齢者になり、私をよそ者の目で見る人はいない・・。

 

町内の住民の多くは高齢者であり、相方を失って他町へ移り空き家状態の住宅も増えて

来た。高齢者の一人住まいも多く、この時期の除雪依頼もこの町内は多い。

 

私自身まだ元気なら、あと10年位は何かのお役に立てるかも知れない。

山登りで人生を終えるのも悪くはないが、この地に骨を埋めるなら、少しくらい地域に

恩返ししなくは罰が当たるような気がする。

 

そんな思いが巡る一日になりそうだ・・・。


鹿の狩猟現場に同行初体験

2025年01月24日 | 定年後の生活

 鹿の狩猟現場に同行初体験

【1月23日 (木) 】

地元でハンターをしているOさんととあることで知り合う機会があった。

彼はまだ45歳と若いが、狩猟と解体、加工、販売を生業とし、道内で増えるエゾシカの

有効活用をこの地で広げたいと語っていた。そんなOさんと短い会話の中で互いに興味あ

る話題で盛り上がり、早々「狩猟現場」に連れて行ってくれる運びとなった。

 

8時前、待合わせのOさん宅へ

そしてOさんの車で狩猟現場となる苫小牧市へ向かった。

そこは、樽前山系の南側で大きな牧場と雑木林が点在する場所。国有林と私有地があり

私有地内が狩猟現場となるようだ。狩猟許可は限られたハンターのみ立入りが許可させ

れている。地主に挨拶してから改めて敷地内の広大な雑木林に立ち入る事になった。

 

歩き始めてすぐにメス鹿を発見したが、すぐに気付かれ離れてしまった。でもOさんは

ライフル銃を構えてスコープで鹿を追う。その姿にまず感動・・・。

雑木林にはうっすらと雪はあるが、解け始めている状態。笹はほぼ食い尽くされ、樹皮

も食われたものが目立っていた。Oさんとの距離を保ちながら狩猟の邪魔にならないよ

う付いて行くが、鹿には気付かれているのか足跡を追っても姿を見る事が出来なかった。

 

沢形の谷間を歩けば鹿は尾根の向こうに移動し、尾根に登れば下の谷間に逃げる。

鹿との騙し合いだが、出没の多い地区でもあり普段なら目の前に何頭も姿を現すと言う。

敷地内を大きく回り込む形で追っている途中、Oさんが立ち止まる。

樹皮を引っ掻いた跡を指差し「熊」だよ「足跡もある」と言い私に近くまで来いと呼び

寄せた。「普段より鹿が居ないのはこのせいだよ・・。」とまだ眠っていない熊が近く

に居る事を教えてくれた。

 

スタートからGPSを起動させて、もしもの時でも戻れるセットしていた。

Oさんの歩きが早いので、時に見失う事もあったが、そこは山登りの感も働き焦る事な

く自分の歩を進める。雑木林の中には鹿道らしき獣道が縦横無尽に付けられ急斜度のト

ラバースもそれを利用すれば歩き易かった。出来るだけ音を立てないよう慎重にそして

緊張しながら後を追う。Oさんの足が止まれば、私も足を止め、銃を構えると一気に緊

張が走る。こんな近くでハンターに同行し、狩猟現場に居る事が楽しかった。

 

「楽しい」の表現は不謹慎かも知れないが、もし射止めて倒した時はその現場ですぐに

解体し、肉を持ち帰る光景もあったと思う。場合によっては熊に襲われる事だって無い

とも限らない世界だから体験させてくれている事に感謝だった。

 

歩いた距離は、僅か3kmほどだったが、狩猟は出来なかった・・。

 

とても良い経験をさせて頂き、心が躍った。知らない世界にお邪魔した感じだ。

鹿公園で鹿の飼育係も経験はあるが、鹿を殺したり解体に立ち会う事は無く、専門の

業者を呼んで運んでもらうくらいが見られる光景だ。狩猟という世界・・ちょっと興味

が沸いて来た・・・

 

そんな一日でした。Oさん、ありがとうございました。