三鷹で開催中の「ラウル・デュフィ展」にいってきました。
油彩でも、水彩画のように透明感のある表現をするフランスの画家。
洋服のテキスタイルでも有名です。
(うさぎの洋服の柄は、デュフィのテキスタイルを拝借しました)
デュフィの絵は、線が極端に少なく、
定規を使ったような真っ直ぐな線が、1本もありません。
また、色も少ないので、人と建物が同じ色で表現されていたりします。
私は良い意味でも悪い意味でも真面目なので、
例えばオーケストラを描くのに、楽器にしか色の変化をつけなかったり、
ティンパニ奏者と指揮者以外の人を描かなかったり…という表現は出来ません。
全部色を塗るし、全部人を描いてしまう。
それでも納得してしまう、デュフィの絵。
【尊敬】というよりは、【無いものねだり】なのかしら。
絵と一緒に飾られていた、デュフィの言葉。
『青は、どの階調でも固有の個性を保つ、唯一の色である』
黄色は、暗くなると黒ずみ、明るくなれば見えなくなる。
赤色は、暗くなると茶色くなり、明るくなると薔薇色になってしまう。
青色だけは、暗くなっても明るくなっても、青なのだ。
なるほど。
「ラウル・デュフィ展 ~くり返す日々の悦び~」は、
三鷹駅駅前の三鷹市美術ギャラリーにて、今月28日まで開催中です。
詳しくは → コチラをクリック!