自転車、登山旅日記

 いまから10年以上前、日本各地を自転車旅していました。その時の内容を少しずつ更新していこうかと思います。
 

三重県、脱出しました

2023-06-25 19:00:07 | 日記

2008.11.29

尾鷲市・大曽根公園→(県778)→尾鷲市・九鬼→(R311)→熊野市→(R42)→新宮市・黒潮公園(自転車)

 みなさん、こんばんは。今日は快晴でした!海岸線に快晴、よく合います。

 今朝は尾鷲からスタートしました。まずは熊野を目指し、ひたすら海岸沿いを走りました。県778は尾鷲市街から九鬼に向かう道でクネクネ道が続きました。このような道も旅の楽しみです。

 R311の海岸線はとても美しく、ただただ感激するのみでした。所々で道幅1.5車線、アップダウンの連続でした。この国道も、一部分は酷道と言ってもよいのでは?と思うほどでした。途中で反対側から荷物満載の自転車が走ってきました。向こうは下り坂だったので、スーっと下りましたが、こちらが振り返ると、相手もこちらを振り返っていました。おそらく、両者とも同じことを考えていたはずだと信じたい。「日本一周中なのかな?」と。話をしてみたかったなぁ。残念です。

 途中で立ち寄った盾ヶ崎。高さ100m、周囲600mの柱状節理の大岩壁で景勝地とされています。R311からアップダウンの道を1.9km歩きました。盾ヶ崎ではNHKカメラマンが1名で撮影しており、私が大岩壁を見ている後ろ姿を撮影させて欲しいと頼まれました。これでNHKデビューしたか・・・どうか分かりませんが、よい記念になりました。

 さらに進み、昼食に新鹿海岸で民宿食堂「かめや」に入りました。ブリの焼き魚定食は美味しかった!小鉢も2品ついていたし、ご飯は大盛りにしてくれたり、サービス満点でした。値段は1000円と高額でしたが、たまには贅沢してもいいかな…と。ここの女将さんに「日本一周中の自転車旅人は、この食堂に寄った中であなたで4人目だよ」と言われました。何だか嬉しくなりました。そんなことを言ってもらえる店は初めてでした。

 

 新鹿海岸で盾ヶ崎で一緒になったカメラマンの方と偶然にも会い、海岸にミニスイカが出来ていると教えて頂きました。夏に誰かがスイカを食べたときに散らばった種から生育したのでしょうか。

 熊野に到着し新宮に向かいました。熊野からR42に入ってからは、平坦な道が続きました。なんて楽なんだ~。紀伊半島に入って初めての平坦な道でした!

 新宮では、一昨日、瀞峡付近で会った方と再開しました。夕飯をごちそうになり、シャワー、洗濯までさせて頂きました。その後は、結構離れた…公園を紹介して頂きテント泊となりました。

 


甘くない、紀伊半島!

2023-06-25 18:12:46 | 日記

 みなさん、こんばんは。昨日、今日と天気がぐつついていました。

2008.11.27

本宮町・川湯野営場→(R168、県780)→熊野川町・紀和→(R311、R169)→北山村・おくとろ公園キャンプ場(自転車)

 さて、昨日から。川湯温泉からスタートしました。朝から共同浴場に入浴していました。大人250円。

 その後、山奥に位置する布引滝を見に行きました。途中まで余裕で到着出来る…と思いきや、残り2kmから上り急坂が待ち受けていました。道路沿いから見られる滝といえど、自転車で行くとなると辛いのです。

 続いて、瀞峡に行きました。本来ならば高速船に乗り、北山川の景観を楽しむのですが、かなり高額になると思ったので、道路から見てみようと思いました。R311、R169を走りましたが、川沿いだから比較的平坦だろう…と思ったのが間違いでした。ひたすらアップダウン(山越え数回)の連続で、道幅1.5車線、まさに酷道でした。肝心の瀞峡はほとんど見えませんでした。そして、ようやく目的地・北山村に到着しました。

 

2008.11.28

北山村・おくとろ公園キャンプ場→(R169、その他)→下北山村・不動七重滝→(その他、R169、R425、県778)→尾鷲市・大曽根公園(自転車)

 そして今日です。まずは不動七重滝に向かいました。こちらも山奥に位置します。ひたすら山間部を走り、滝に近付いて行きました。

 途中で虹が出現しました。

 滝入口から散策道があり滝まで行けそうでした。入口から歩いて行くと、まず吊橋がありましたが…、土台・ワイヤーだけ残り、破壊されていました。台風で流されたそうです。

 対岸まで30m程度、仕方ないので川を横切りました。膝までの水位で、水は冷たく…。夏ならば良いでしょう。しかし今は11月です。気を取り直して先に進みましたが、道が分からなくなりました。踏み跡、ペイント、印しが全くありませんでした。雨も降ってきて滑り始めたので撤退しました。仕方ないので、道路沿いから見るしかありませんでした…。大迫力!近くから見たかったですね。

 その後、R425に挑戦しました。日本の三大酷道らしいです。今回の区間の距離は40km程度でした。まず、車の交通量が少ないどころか一台しかすれ違いませんでした。もちろん民家はほぼ無く(一軒のみあり)、道沿いの岩壁からいくつも滝が流れており、噂通りの酷道でした。

 終点は尾鷲市で、久しぶりに街に来たという感じでした。ジャスコがある!興奮せずにはいられませんでした。6日ぶりにコンビニも見られました。100km以上も信号を見ていなかったなぁ(北海道みたい…)。紀伊半島は見所多いので、なかなか進みません。

 


悲鳴をあげています…

2023-02-26 22:17:53 | 日記

2008.11.26

十津川村→(R425、R168)→田辺市・本宮→(R311)→田辺市・本宮 湯の峰温泉→(R311、その他)→田辺市・本宮 川湯野営場(自転車)

 みなさん、こんばんは。今日は一日中、快晴でした。心は土砂降りでしたが…。

 さて、今日は十津川温泉からスタートしました。まずは十津川名物・野猿を体験しに行きました。これは一人用の木製箱に滑車が付いていて、川の両端にワイヤーが渡されたものと組み合わされています。自分でロープを引くと前に進む仕組みです。高さ10m、長さ50m程度でした。結構、迫力があり楽しめます。これで十津川村は終了しました。

 R168に戻り南下している途中の道路沿いから、大きな滝「十二滝」を望みました。虹が出ていました。

 続いて和歌山県に突入し、本宮町に入りました。熊野本宮大社が有名です。また温泉地でもあり、とても楽しみにしていた地です。

 そんなウキウキ気分で走っていたら後輪のスポークが折れました…。2本折れて、後輪ホイールがかなり振れてしまいました。近くにいた地元の方が、知り合いの方を引き合わせてくれて車に自転車を載せて4km程度、移動しました。そして自転車店へ。きちんとフレトリして欲しかっただけに、とても助かりました(自転車店なのにスプロケットを外す工具がなかった…、一体…)。

 その後、熊野本宮大社に行ったら、自転車で旅をしている方と出会いました。仙台から来ており、輪行と走りを組み合わせて旅をしているそうです。様々な話を聞かせて頂きましたが、中でも「同じ地域を何度も旅する。課題を考えて、次回の宿題にするから、同じ地域を旅するのが楽しい。」との話は印象的でした。なるほど、と思いました。そんなところに、通りがかりの方が「TOEIのフレームいいな~」といいながら写真を撮っていました。今までに数人、同様にTOEIフレーム、ランドナーを懐かしむ姿を見てきました。

 途中で自転車旅をしている方と別れ、湯の峰温泉に向かいました。湯の峰温泉「共同浴場」、入浴料250円に入浴しました。大阪から来ている方と話をさせて頂き、温泉から出たら温泉卵を頂きました。ありがとうございました。おいしかったです。

 湯の峰温泉といえば「つぼ湯」が有名ですが、今回は入浴しませんでした。

 続いて川湯温泉、特に仙人風呂を楽しみにしていました。そんな時、またしてもパンクでした…。それを修理していた時、数人の方から話かけて頂き、応援して頂きました。嬉しい限りです!修理完了し、ようやく仙人風呂へ入浴できました。気分は最高、10年ぶりのリベンジを果たしました。というのも、この風呂は川の一部をせき止めた露天風呂で、川底から温泉が湧き出しています。期間は毎年11-2月の期間限定です。10年前の2月下旬に行った時、たどり着く2日前に川の増水で決壊していました。その時から、いつか入浴すると思い続けて、念願叶いました。そんな素晴らしい露天風呂、入浴料は無料です!

 それにしても、人間より自転車が悲鳴をあげています…。この先、大丈夫か不安です。

 


日本一広い村

2023-02-26 19:00:29 | 日記

2008.11.25

五条市・猿谷ダム→(R168)→十津川村・風屋→笹の滝→十津川村・風屋→(R168、R425)→十津川村(自転車)

 みなさん、こんばんは。今日は精神的に疲れた一日でした…。

 さて、今日は五條市大塔からスタートしました。天気は曇りでしたが晴れ間もありました。R168をひたすら南下し、十津川村へ向かいました。この村は日本一広い村として知られています。実際に走ってみると…、やはり広かったです!実際、まだ十津川村にいます。

 十津川村の名物巡りをしていました。まずは「谷瀬の吊橋」に行きました。長さ297.7m、高さ54mを誇り、生活で使われている吊橋としては日本一の大きさみたいです。吊橋を歩いてみましたが、さほど怖くなく、むしろ楽しかったです。

 続いて「笹の滝」に行きました。落差32m、日本の滝百選にも選定されています。R168から12kmほど山に入った所にある滝でした。アプローチに手間取りました。

 滝を堪能し、R168に引き返す途中で自転車後輪がパンクしました。道路が荒れており、タイヤが鋭い石に当たったらしく、タイヤサイドが3cm程度切れていました…。タイヤ内側にもパッチを張り応急処置しました。パンク修理が終わり走り出したら…、またパンクしました。次はスネークバースト(リム打ち)でした。空気圧が低かったためか、段差などでリム打ちしたのでしょう。これも修理し、ようやく出発できました。大幅な時間ロスに加え、精神的に疲れました。

 ようやく湯泉地温泉に到着しました。楽しみにしていた温泉。2軒ある共同浴場ですが、泉湯は火曜日休みなので、滝の湯に行くつもりでした。しかし、改装工事中のため休業…。がっかりです。単純硫黄泉を楽しめませんでした。ここは諦めて、十津川温泉に行きました。狙っていた「わらびお湯」は開いていました。一安心。浴槽は4人入ればいっぱいの大きさでしたが、鄙びた生活感ある雰囲気が良かったです。地元の方に、今後のルートについて尋ね、情報収集しました。こんなアットホームな温泉の入浴料は300円でした。

 


再び天川村へ

2023-02-26 18:06:50 | 日記

2008.11.24

黒滝村→(R309)→天川村→(県53)→五条市・阪本→(R168)→五条市・猿谷ダム(自転車)

 今日は黒滝村からスタートしました。昨日まで一緒だった友人と別れ、その友人は温泉巡りをしながら帰路につきました。こちらは道の駅「吉野路黒滝」にて串こんにゃくを食していました。これが激ウマで味が染み込んでいました。1本100円でした。

 R309を走り天川村に向かいました。地図上だと新笠木トンネル、新川合トンネルの長いそれを抜けていくルートだったためパスしたいと考えていました。そこでR309の旧道を走ることを選択しました。道幅は1.5~2車線路と広く、路面もきれいで、自動車は走っておらず、自転車で走るには快適でした。旧道の笠木トンネルから左折し、さらに旧道と思われる笠木峠を目指しましたが、途中からダートになり、車両通行止の看板が設置されていました。

 そこから先に進むと道路上に大木が横たわっており、自転車(旅車)では進めなかったため引き返し、笠木トンネルを抜けました。

 さらに緩やかな上り坂が続き、切抜峠トンネルがピークでした。

 そこからは下り坂になり、天川村の中心街・川合集落まで下りました。ちょうどお昼前だったので、早めの昼食にしました。ツーリングマップル(地図)には「かどや食堂」がオススメと記載されていたため、そこに行きました。仮店舗(旧・郵便局)で営業中で、元気よいご主人に出迎えて頂きました。からあげ定食を食しましたがおいしかったです(料金840円、ご飯大盛でも同料金)。帰り際に天川村パンフレット、「だらにすけ丸」を頂きました。「だらにすけ丸」とは胃腸薬のことで、信州・木曽地方の「日野百草丸」みたいなものなのか…、と思いました。

 天川村から県道53を下り、R168に合流しました。先日20日は、ここから北上して大阪市を目指しましたが、今日は南下して十津川村を目指しました。途中の経路で、つい数日前までR168沿いの小代集落でがけ崩れのため通行止めになっていましたが、現在は時間帯で通行可否になっており、ちょうど通行できる時間帯で通行しました。

 途中で雨が降ってきたので猿谷ダム入口の屋根付き休憩所に駆け込みました。そんな時、自動車でやってきた方に、さんま寿司、バナナ、ドーナツ、ホッカイロを頂きました。いろいろ頂き、本当にありがとうございました。夕方には雨は止んできました。