夢の中で、ものすごい雨の音がしていた。
1月17日 ベッドの中で目覚めると3日目にしての極上の天気にびっくりした。
この日は、即朝食をとり、初めてホテルのプライベートビーチへと向かった。
部屋で水着に着替えるとホテルが用意してくれた籐製の籠にバスタオル等をつめていざ出発。
水着のまま部屋と海を往復できるのが、なんとも便利である。
プライベートビーチは、メインプールの真ん前にあり、海とプールの両方がいっぺんに堪能できる。
まずは、プールサイドのビーチベッドを確保した。しかし太陽が差し込んできたため、砂浜のビーチベッドへと移動した。しばらくするとホテルの従業員が冷たいお茶とおしぼりを持ってきてくれた。冷たいおしぼりは、火照った身体を癒してくれた。
パラソルの下で波の音を聞きながら目を閉じていると意識が薄れていくのを感じた。
心地よい波の音を聞きながら夢うつつになっているとフットマッサージのおばさんの声に目が覚めてしまった。どうやらフットマッサージをしないかと言っているようだ。せっかくいい気分で寝ていたのに起こされたということもあり、いらないと断った。すると片方の足のかかとをサービスで角質除去してくれるとのことで試しにやってもらった。痛気持ちいいのとくすぐったいと言う感覚の中で角質除去が終わった。かかとを見てみるとなんと角質が全く無くすべすべふわふわの赤ちゃんの足の裏のようになっていた。信じられない自分の足の裏に驚き思わず、もう片方もやってもらう事に。もちろん有料ではあるが、かなりの価値はあった。おばさんなかなかの商売上手である。
かなり遠浅の海の為、どこまで行っても膝上ぐらいの深さだ。どこから深くなるのか試してみようと思ったが恐くなって途中でやめた。
ホテルのメインプールで泳いだ後もう一カ所あるホテルのプールへと向かった。
もう一カ所のプールへは、一旦ロービーまでもどり道路にまたがっている渡り廊下を渡ったところにある。
途中思いがけない光景に目を丸くしてしまった。道路の反対側に行ったところで今まで見た事の無いような植物の藤棚のようなものがあらわれた。細長い紐のようなものが何本も垂れ下がっている。下の方は赤く色がついていた。見知らぬ外人さんが言うには、このホテルの名物らしい。盛んにoh! beautiful!と叫んでいた。
植物の下を通り過ぎたところで、プールがあらわれた。しかし誰も泳いでおらず貸し切り状態であった。プールの全長は約50mくらい。こんなに長いプールを独り占めして泳ぐなんて、なんと贅沢な事。
お昼抜きで夕方近くまで泳いだ為、お腹の減りようが半端じゃなかった。
部屋に戻ると直ぐさまシャワーを浴び、晩ご飯を食べるところを探した。ふと頭に、再びチュラスコステーキハウスの文字がよぎった。昨日は、バイクに乗りながら探して見つからなかったので、今回はレストラン特集の本を片手に探した。ページをめくっていく。1ページ、2ページ、どんどんめくっていくが、見つからない。ふと一カ所目に止まったところがあった。シュラスコ料理と書いてあった。チュラスコとシュラスコ…なんか似ている。ひょっとすると教えてくれた友達が間違ってシュラスコをチュラスコと言ったのでは?と思い始めると同時に場所を探した。
やはりチャウエンビーチ沿いであった。間違いない!このお店だ!人気のお店らしく予約をしないと入れない場合が多いと書かれていた。すぐにバイクにまたがり出発した。
お店に着くや否や受付カウンターに行った。まだ、店の準備ができていないらしく、敷地内のBarで待っていてほしいとの事。
ソファーに腰掛け、ドリンクをたのんだ。改めて店内を見ると中庭のようになっていておしゃれである。
20分程たって準備ができたため店の中に案内された。
店内は緑色の照明に照らされており、席に着くと係の人がやってきた。店の人が言うには、ウェイターがテーブル毎に、色々な種類のお肉を串刺しで持ってきてくれるので、ほしい肉があれば、好きなだけ切り分けてもらうというものだ。その他のサラダ、スープは中央のテーブルで取り放題である。
また、お腹いっぱいになれば、テーブルの上に置いてある丸いカードを裏返せば、お肉は持ってこなくなると言うものだ。
さっそくテーブルにお肉が来た。ラム肉である。その後、ビーフ、ポーク、チキン、シャーク、ソーセージ、とにかく、ありとあらゆるお肉がテーブルに来た。引っ切り無しに持ってくるお肉を調子に乗って切り分けてもらっていると、あっという間にお皿はお肉でいっぱいになる。
お腹が満たされたところで、カードを裏がえした。途端にテーブルにはお肉が来なくなった。
勘定を済ませホテルへとバイクを走らせた。
お腹はいっぱいだが、何か物足りない。そうだ、デザート。バイクはホテルを通り過ぎ、ラマイビーチへと向かった。
ラマイビーチは、白人達で賑わっていた。いたるBarで白人達が肩を寄せ合い、楽しそうにお酒を飲んでいる姿が見かけられた。不思議な事に、お店の人以外でアジア系の人は殆どいなく、ここはアメリカかヨーロッパかと思いたくもなった。
すぐ近くで打ち上げ花火の大きな音がした。バイクを止め花火の場所を確かめたが、既に終わっていた。しかたなしに、バイクにまたがろうとした時、屋台でパンケーキを売っているのを発見した。おばさんが、手で生地をこね、それを鉄板の上で焼き、中にココナッツや蜂蜜などをくるんで売っている。車やバイクの多い道沿いである為、パンケーキを焼きながら、サイドカーのようにくっついている屋台を、バイクで移動させている。
パンケーキのメニューは豊富であるが、無難な蜂蜜バターを注文した。
あざやかな手つきであっと言うまにパンケーキが焼き上がった。
衛生的な事を考えなければ、表面がパリパリして本当においしいパンケーキだった。
『カノムクロックといい、このパンケーキといい、日本で売ったら大ヒット間違い無しや』とひとりニヤニヤ考えながら、その夜は眠りについたのであった。
1月17日 ベッドの中で目覚めると3日目にしての極上の天気にびっくりした。
この日は、即朝食をとり、初めてホテルのプライベートビーチへと向かった。
部屋で水着に着替えるとホテルが用意してくれた籐製の籠にバスタオル等をつめていざ出発。
水着のまま部屋と海を往復できるのが、なんとも便利である。
プライベートビーチは、メインプールの真ん前にあり、海とプールの両方がいっぺんに堪能できる。
まずは、プールサイドのビーチベッドを確保した。しかし太陽が差し込んできたため、砂浜のビーチベッドへと移動した。しばらくするとホテルの従業員が冷たいお茶とおしぼりを持ってきてくれた。冷たいおしぼりは、火照った身体を癒してくれた。
パラソルの下で波の音を聞きながら目を閉じていると意識が薄れていくのを感じた。
心地よい波の音を聞きながら夢うつつになっているとフットマッサージのおばさんの声に目が覚めてしまった。どうやらフットマッサージをしないかと言っているようだ。せっかくいい気分で寝ていたのに起こされたということもあり、いらないと断った。すると片方の足のかかとをサービスで角質除去してくれるとのことで試しにやってもらった。痛気持ちいいのとくすぐったいと言う感覚の中で角質除去が終わった。かかとを見てみるとなんと角質が全く無くすべすべふわふわの赤ちゃんの足の裏のようになっていた。信じられない自分の足の裏に驚き思わず、もう片方もやってもらう事に。もちろん有料ではあるが、かなりの価値はあった。おばさんなかなかの商売上手である。
かなり遠浅の海の為、どこまで行っても膝上ぐらいの深さだ。どこから深くなるのか試してみようと思ったが恐くなって途中でやめた。
ホテルのメインプールで泳いだ後もう一カ所あるホテルのプールへと向かった。
もう一カ所のプールへは、一旦ロービーまでもどり道路にまたがっている渡り廊下を渡ったところにある。
途中思いがけない光景に目を丸くしてしまった。道路の反対側に行ったところで今まで見た事の無いような植物の藤棚のようなものがあらわれた。細長い紐のようなものが何本も垂れ下がっている。下の方は赤く色がついていた。見知らぬ外人さんが言うには、このホテルの名物らしい。盛んにoh! beautiful!と叫んでいた。
植物の下を通り過ぎたところで、プールがあらわれた。しかし誰も泳いでおらず貸し切り状態であった。プールの全長は約50mくらい。こんなに長いプールを独り占めして泳ぐなんて、なんと贅沢な事。
お昼抜きで夕方近くまで泳いだ為、お腹の減りようが半端じゃなかった。
部屋に戻ると直ぐさまシャワーを浴び、晩ご飯を食べるところを探した。ふと頭に、再びチュラスコステーキハウスの文字がよぎった。昨日は、バイクに乗りながら探して見つからなかったので、今回はレストラン特集の本を片手に探した。ページをめくっていく。1ページ、2ページ、どんどんめくっていくが、見つからない。ふと一カ所目に止まったところがあった。シュラスコ料理と書いてあった。チュラスコとシュラスコ…なんか似ている。ひょっとすると教えてくれた友達が間違ってシュラスコをチュラスコと言ったのでは?と思い始めると同時に場所を探した。
やはりチャウエンビーチ沿いであった。間違いない!このお店だ!人気のお店らしく予約をしないと入れない場合が多いと書かれていた。すぐにバイクにまたがり出発した。
お店に着くや否や受付カウンターに行った。まだ、店の準備ができていないらしく、敷地内のBarで待っていてほしいとの事。
ソファーに腰掛け、ドリンクをたのんだ。改めて店内を見ると中庭のようになっていておしゃれである。
20分程たって準備ができたため店の中に案内された。
店内は緑色の照明に照らされており、席に着くと係の人がやってきた。店の人が言うには、ウェイターがテーブル毎に、色々な種類のお肉を串刺しで持ってきてくれるので、ほしい肉があれば、好きなだけ切り分けてもらうというものだ。その他のサラダ、スープは中央のテーブルで取り放題である。
また、お腹いっぱいになれば、テーブルの上に置いてある丸いカードを裏返せば、お肉は持ってこなくなると言うものだ。
さっそくテーブルにお肉が来た。ラム肉である。その後、ビーフ、ポーク、チキン、シャーク、ソーセージ、とにかく、ありとあらゆるお肉がテーブルに来た。引っ切り無しに持ってくるお肉を調子に乗って切り分けてもらっていると、あっという間にお皿はお肉でいっぱいになる。
お腹が満たされたところで、カードを裏がえした。途端にテーブルにはお肉が来なくなった。
勘定を済ませホテルへとバイクを走らせた。
お腹はいっぱいだが、何か物足りない。そうだ、デザート。バイクはホテルを通り過ぎ、ラマイビーチへと向かった。
ラマイビーチは、白人達で賑わっていた。いたるBarで白人達が肩を寄せ合い、楽しそうにお酒を飲んでいる姿が見かけられた。不思議な事に、お店の人以外でアジア系の人は殆どいなく、ここはアメリカかヨーロッパかと思いたくもなった。
すぐ近くで打ち上げ花火の大きな音がした。バイクを止め花火の場所を確かめたが、既に終わっていた。しかたなしに、バイクにまたがろうとした時、屋台でパンケーキを売っているのを発見した。おばさんが、手で生地をこね、それを鉄板の上で焼き、中にココナッツや蜂蜜などをくるんで売っている。車やバイクの多い道沿いである為、パンケーキを焼きながら、サイドカーのようにくっついている屋台を、バイクで移動させている。
パンケーキのメニューは豊富であるが、無難な蜂蜜バターを注文した。
あざやかな手つきであっと言うまにパンケーキが焼き上がった。
衛生的な事を考えなければ、表面がパリパリして本当においしいパンケーキだった。
『カノムクロックといい、このパンケーキといい、日本で売ったら大ヒット間違い無しや』とひとりニヤニヤ考えながら、その夜は眠りについたのであった。
にしても一日の動きが手に取るようにしてわかる楽しい旅行記でござるなあ~ やっぱり南の島はよいでござる!
レースクイーンみたい!
そのとおり、こっそり載せてみました。
見すぎると目の毒なのであまり見ないように。