先日の、認定こども園の送迎バスに幼児を置き去りにしてしまったニュース。
あの手のニュースを見ると思い出すのが、10年以上前になると思う出来事。
まだ20代後半か30代前半の頃だったと思う。
車で家に帰ってきたら、倉庫の前に一台の車が駐まっていた。
我が家の車の出し入れに支障がなかったので、それ自体は問題ではない。
問題だったのは、その車に3歳くらいの子どもが一人で乗っていたこと。
それに気づいたときはギョッとした。
汗びっしょりになっていたので、季節としては初夏~晩夏のどこかだと思う。
エンジンは止まっているし、窓は手首までが辛うじて入るかな?くらいしにしか開いていない。
どのくらいの時間そこに駐まっているのかが分からない。
運転手がどこにいるのかも分からない。少なくとも我が家の客ではない。
もう少し窓が開いていて、せめて肘くらいまでは余裕で入るくらいだったら、
水を子どもに飲ませようと思ったのだが、それも叶わない。
しばらく様子を見て、運転手が帰ってこなければ、警察に通報しようと家の中から見守っていた。
家の中で片付けものをしているうちに、いつの間にかその車はいなくなっていた。
通報してすぐに運転手が来たら気まずいな、とか”世間体”の方に頭が向いていたような気がする。
その点は反省すべき点かな。
子どもが汗びっしょりになっている時点で、結構な時間が経っているはず。
とっとと通報しておくべきだったなと今になっては思う。
「家の敷地に見知らぬ車が駐まっていて、その中に3歳くらいの子がいて、汗びっしょりかいてます」
くらい言えば、近くの交番からおまわりさんが来てくれるでしょう、多分。
つくづく思うのは、あのとき大事にならなかったのは運が良かっただけなんだということ。
昨今の「車に置き去り」事件を見ると、改めて周りにいる大人としての認識を持たなきゃいけないな、と痛感する。
次に似たような状況を目撃したら、とっとと通報しようと肝に銘じている。
あれ以降、私の周りではそのようなことが起きていないのは幸いなこと。
ああいう場面に出くわすことが今後もないことを願う。