昨日は午前中に大学病院受診。
予想よりも空いていて、拍子抜けした。
担当医によると、コロナの新規感染者が1000人を超えているので受診控えが起きているとのこと。
まさか大学病院の診療を受診控えするという人が多数いるとは思わなかったので驚いた。
おかげで11時頃には家に着けたのだけど。
そして11時半過ぎ。
何かのアプリが通知音を出した。
ニュース速報？それとも別の何か？
そう思いながらスマホを取り上げてみると、ポップアップ画面に映っていたのは、
「安倍元首相、倒れる。」との文字。
え？病気？現職の首相ならともかく、元首相の体調不良を速報するのか？と思った。
それも1秒ほど。すぐに続きの文字列があることに気づいたので、残りの部分を開いてみた。
「出血」だの「銃声」だの、物騒な言葉が並んでいるのを見て、これは安倍元首相でなくても速報だわ…と印象が変わった。
しばらくテレビをつけていたが、同じことの繰り返しで辛くなってきたので消した。
昼食をとってしばらくしたら、自治会長の叔母が訪ねてきた。
これから近所の公園で街頭演説があるから参加して欲しいというお願い（に化けた命令）だった。
こういう事件の後に、候補者がどんなことを言うのか興味が湧いたので、叔母と一緒に公園に行った。
公園に駐まっていたのは、選挙カーではなく普通の車が数台。
そしてこのあたりを選挙区とする衆議院議員、県議会議員、メッチャ地元の市議会議員が揃っていた。
拡声器も用意はされていたが、それは一切使うことなく、安倍元首相の事件のことに触れ、
「こういう状態なので、演説会は中止させてください。」
と謝っていた。
平静を装っていたようだが、動揺しているのは手に取るように分かった。
「安倍総理」を繰り返していた。一度だけ「安倍元総理」と言い直していたが、ほぼ全て「安倍総理」だった。
2007年に長崎市で現職市長がやはり選挙中に銃撃された。
あのときの記憶がすぐに蘇った（時期はうろ覚えだったので調べた）。
あのときもショックだったし、今回もショックだった。
「またかよ！」と思ったのも正直なところ。
今朝の新聞には、遊説も街頭演説も中止した候補がいたということを報じていた。
こういう状況で明日の選挙は行えるのだろうか？とも思うのだが、やるしかないだろうな。
