阪神大震災から28年。
あれからもう28年も経ったのか。
月日が経つのは早いなぁ。
我が家では非常食の類いはローリングストック方式で食べては追加、食べては追加、を繰り返している。
最近炊飯器の調子がおかしく(炊飯中に蓋が開く)、上手く炊けなかったときに、
パックご飯を利用しているので、パックご飯がやや心許ない状況になってしまった。
この機会に備蓄物を点検して、必要と思われるものは買い足しておかなくては。
改めて思うのは、阪神大震災があったからこそ、その後に起きた各種災害における対応のあり方が変わったということ。
一番大きいのは、知事による自衛隊への災害派遣要請が可能になった、ということだろうか。
状況を把握出来るのは、現地にいる人間。
そんな当たり前のことがないがしろにされていたということが、今となっては信じられない。
被災者へのインタビューで、「今必要なもの(主に生活物資で)は?」と聞いていたテレビ局があった。
それを見た父は「今、そんなこと聞いてどうする!」と憤っていたが、私は今でも大切な質問だと思う。
当事者でなければ分からない物資というものはある。
答えたくない人に食い下がるのはもってのほかだけど、答えてくれる人にはどんどん訊ねるべきだと思う。
実際間もなく8年になる熊本地震で被災者となって、実感したのは、子どもたちをまとめて遊ばせるための道具。
何でも良いから絵を描くための紙、色を塗るクレヨン、時間つぶしにいい折り紙等、当時2歳児、6歳児と暮らして、切実に欲しいと思った。
新聞は配達されても、折り込み広告がないというのが当時の現実。
あっても両面広告で思い切り絵が描けるようなものではなかった。
子どもたちの遊び道具なんて、贅沢品呼ばわりされがちだけど、それがあれば、親たちはある程度動ける。
しっかりした支援物資に組み込んで良いものだと考えている。