日付がぐぐっと戻ってしまうが、入院中のお話。
私が入院した皮膚科病棟は12階建ての10階。
熊本市内で考えれば、そこそこ「高層階」でもある。
そして案内された部屋は北向きに窓のある部屋。
その瞬間、私は心の中でガッツポーズ。
だって、窓の外は…。
なんで写真に撮ると遠く感じてしまうのだろう。
実際にはもっと存在感があるのに。
はい、熊本城の天守閣がバッチリ見える。
遮るビルもないし。
手前にある焦げ茶の壁のビル=市役所がちょい邪魔なくらいか。
残念ながら、私のベッドからだと市役所のビルに遮られて見えなかったのだが、窓に近寄ればいつでも見ることは出来た。
向かいのベッドの方は、ライトアップされた夜の熊本城に毎夜癒やされていたそうだ。
入院中に一度、どこかで花火大会があっていて、夜空に咲く大輪の花を見ることが出来た。
窓越しとはいえ、カメラのレンズを通さない花火はここ数年見ていなかったので嬉しかった。
10階の恩恵は十分に受けられたと思う。
これがもう少し下の階になるとビルしか見えないので、いい階に皮膚科の病棟があって良かった。
病室の雰囲気も良かったし、8泊9日の入院生活もさほど苦にはならなくて助かった。
同室の方との交流や、スタッフの皆さんの優しさ、そして勇壮な天守閣が見守ってくれたおかげだと思う。
ありがとう!!